あなたは新卒で営業部に配属されたばかり。はりきって外回りに出かけた先で、外国の方から英語で道を聞かれました!英語がニガテなあなた。さあ、どうしますか?
観光地や繁華街だけでなく、あらゆるところで目にするようになった外国の方。ニッポンのビジネスマンとしては、英語で道を聞かれたら何とか教えてあげてお役にたちたいところですね。
「単語で乗り切れ!新社会人向けビジネス英語」、第2回は「道案内編」をお届けします。
ジャパニーズイングリッシュと勢いで乗り切るために必要な単語をマスターしましょう!
単語で乗り切る!目的地が見えるときの言い方
外国の方に英語で道を聞かれたとき、目的地がすぐ近くなのに、何と言えばいいのか迷うことはありませんか?
一人前のビジネスパーソンならスマートに…とはいかなくても何とか対応したいもの。必携の単語をまずは覚えましょう。
最低限必要な単語:
over, there
It’s over there.(イッツ・オーバー・ゼアー)
「あちらです」という意味で、手で方向を指し示しながら言えばいいだけ。
もし残念ながら道がわからない場合は、こう伝えて去りましょう。
「すみませんがわかりません」
I’m sorry, I don’t know.(アイム・ソーリー・アイ・ドントゥ・ノー)
このようなシーンで必要な単語やフレーズをおさらいしておきましょう。
必要な単語&フレーズ
- あそこ:
- over there(オーバー・ゼアー)
- ~の右側:
- on the right side of ~(オン・ザ・ライト・サイド・オブ ~)
- ~の左側:
- on the left side of ~(オン・ザ・レフト・サイド・オブ ~)
- ~の前:
- in front of ~(イン・フロント・オブ ~)
- ~の後ろ:
- behind ~(ビハインド ~)
- ~のとなり:
- next to ~(ネクスト・トゥー ~)
- ~と~の間:
- between A and B(ビトウィーン・A・アンド・B)
- ~の中:
- inside ~(インサイド ~)
- ~の反対側:
- on the other side of ~(オン・ジ・アザー・サイド・オブ ~)
使用例
「あの白い建物がそうです(あなたの目的地です)!」(指で方向を示しながら)
That white building is where you want to go !
It’s the white building over there !
whiteをbigに変えれば「大きな建物」、tallに変えれば「高い建物」となります。
「銀行は駅の反対側です」
The bank is on the other side of the station.
単語で乗り切る!地図を活用するときの言い方
すぐ近くに目的地がないときには、英単語だけの説明では伝わりにくいので、地図を活用することをおすすめします。
まず、相手が地図を持っているか確認します。持っていない場合は、自分あるいは相手のスマホを使用するようにしましょう。
「地図を持っていますか?」
Do you have a map ?(ドゥー・ユー・ハブ・ア・マップ?)
「Googleで検索させて!」
Let me google it !(レット・ミー・グーグル・イット!)
最低限必要な単語:
here, you want to go
地図が手に入ったら、まず自分たちがいる場所、次に目的地を、相手に指し示すだけでOKです。
「あなたは今ここにいます」
You are here now.(ユー・アー・ヒヤー・ナウ)
「あなたの目的地はここです」
Here is where/ place you want to go.(ヒヤー・イズ・ホウェア/ プレイス・ユー・ウォントゥ・トゥー・ゴー)
Your destination is here.(ユアー・デスティネイション・イズ・ヒヤー)
覚えておきたい便利な単語・フレーズ
道案内に必要な以下の単語もあわせて確認しておきましょう。
必要な単語
- 角:
- corner(コーナー)
- 交差点:
- intersection(インターセクション)
- 信号機:
- traffic lights(トラフィック・ライツ)
- 橋:
- bridge(ブリッジ)
- 歩道橋:
- footbridge/ pedestrian overpass(フットブリッジ/ ペデストリアン・オーバーパス)
- ~通り:
- ~street(~ストリート)
- 階段:
- stairs(ステアーズ)
- 横断歩道:
- crossing(クロシング)
- 目的地:
- destination(デスティネイション)
続いて、英語での道案内に必要なフレーズをご紹介します。
必要なフレーズ
- 真っすぐ行く:
- go straight(ゴー・ストレート)
- ~を通り過ぎる:
- go past ~(ゴー・パスト ~)
- ~に沿って行く:
- go along ~(ゴー・アロング ~)
- ~を右に曲がる:
- turn right ~(ターン・ライト ~)
- ~を左に曲がる:
- turn left ~(ターン・レフト ~)
- ~(の下)をくぐる:
- go under ~(ゴー・アンダー ~)
- ~(の上)を越える:
- go over ~(ゴー・オーバー)
- 反対側へ渡る:
- cross ~(クロス ~)
使用例
「この道を真っすぐ行って、2つ目の角を左に曲がってください」
Go straight this way, and turn left at the second corner.
単に「まっすぐ行って、左に曲がってください」と言いたい場合は、“Go straight, and turn left.”で通じます。
「昭和通りと靖国通りの角にあります」
It’s on the corner of Showa street and Yasukuni street.
「道の反対側へ渡り、郵便局を通り過ぎてください」
Cross the street,and go past the post office.
「明治通りに沿って5分歩いてください」
Go along Meiji street for 5 minutes.
「あの橋を渡ってください」
Go over the bridge.
「あの橋をくぐってください」
Go under the bridge.
駅構内で道案内するときの言い方
最後に、電車を利用した道案内をご紹介します。
必要な単語&フレーズ
- ●●(電車)線:
- ●● line(●●ライン)
- 地下鉄:
- subway/ metro(サブウェイ/ メトロ)
- ~で電車に乗る:
- get on a train at ~/ take a train at ~(ゲット・オン・ア・トレイン/ テイク・ア・トレイン・アット ~)
- ~で降りる:
- get off at ~(ゲット・オフ・アット ~)
- 乗り換える:
- transfer to ~/ change to ~(トランスファー・トゥー ~/ チェンジ・トゥー ~)
- ●●駅方面行き:
- going toward ●● station(ゴーイング・トゥワード・●●ステーション)
- ●番線:
- platform ●(プラットフォーム●)
- 普通:
- local(ローカル)
- 急行:
- express(エクスプレス)
- 特急:
- limited express(リミテッド・エクスプレス)
- 新幹線:
- bullet train(ブレット・トレイン)
使用例
「新宿駅方面行きの山手線に乗ってください」
Take the Yamanote line going toward Shinjuku station.
「3番線ホームの電車に乗ってください」
Get on a train at platform 3.
「渋谷駅で降りてください」
Get off at Shibuya station.
「その電車は、渋谷に行きませんよ。次の駅で銀座線に乗り換えてください」
That train doesn’t go to Shibuya. Transfer to the Ginza line at the next station.
上記の単語やフレーズを知っていれば、外回りをしているときに英語で道を尋ねられても、ビジネスパーソンとしてスムーズに乗り切れるはずです。
道案内はビジネス英語のように難しい単語を使う必要はありません。シンプルに単語を並べてみてくださいね。
次回の「単語で乗り切れ!新社会人向けビジネス英語」は、飲食店編をお届けします!
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