外国人と接する機会があった時、日本文化を英語でサラッと説明できたらかっこいいですよね。
本記事では、1年半でTOEIC300点UPさせた筆者が、日本文化を伝えるときに役立つ英語や、伝え方のポイント、すぐに使えるフレーズをご紹介します。
外国人と交流を深めたい方や、海外の人に日本文化をもっと知ってほしい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
日本文化を英語で説明したい!伝え方のポイント3つ
日本文化を英語で説明しようとすると、つい英語で話すことに集中してしまい、肝心のコミュニケーションを忘れてしまいがちです。
英語で説明をする時は、相手も楽しく話を聞けるように以下の3つの伝え方を意識してみてください。
① 自分が伝えたいことばかり説明しない
「外国人に日本文化を知ってほしい!」と思った時にやってしまいがちなミスが、自分の話したいことばかり話してしまうことです。
知ってほしい、伝えたいと思う気持ちは英語を話す上でとても大切ですが、英語はあくまでコミュニケーションだということを忘れてはなりません。自分の言いたいことばかり話す伝え方は、相手の気持ちを置き去りにしてしまいます。
相手が知りたい日本文化は何なのか、興味を持って聞いてくれているかを、よく観察するようにしましょう。
② 文化の背景情報も説明する
何かを説明しようと思うとついやりがちなのが、ただ情報を羅列してしまうという伝え方です。
例えば以下の説明を比べてみてください。
① 「京都では清水寺が有名です。約1200年前に建設され、世界遺産にも登録されています」
② 「京都で有名な清水寺は、約1200年前に建てられましたが、実は9回も火災を経験しています。度重なる火災にあっても、当時の将軍や信仰者によって再建され、その形を残し続けてきました」
①のようにただ情報を羅列するのではなく、②のように背景の歴史があるとグッと魅力が増しますよね。日本文化を解説する際は、ぜひ背景情報も説明して、深みのある伝え方を意識してみてください。
③ 自分のエピソードも交える
日本文化を英語で説明する時は、自分のエピソードも交えると、より興味をひく話ができます。
例えば先ほどの清水寺の話でも、
「私が以前行った時は本殿が改修中で、少し残念でした。あなたが行く時は改修情報も見てから行くといいかもしれませんね」
など、自分の経験に基づく話を入れてあげると、より具体的で役立ちやすいです。
「あなたに聞いて良かった」と思ってもらえるような話ができるので、ぜひ試してみてくださいね。
外国人に日本文化を説明する時に使える英語フレーズ集
それでは、実際に日本文化を説明するときに使える英語フレーズをご紹介していきます。
① 地理・人口
日本の基本情報を伝える時によく使うのが、地理や人口に関する英語です。いざという時、意外と口から出てこないことが多いので、しっかり覚えておきましょう。
- be located (位置している)
例)Hyogo is located next to Kyoto.(兵庫県は京都府の隣に位置しています)
- consist of (~からできている)
例)Nagasaki consists of 971 islands.(長崎県は971の島々からできています)
- increase/decrease (増える/減る)
例)The population of Tokyo is increasing really rapidly.(東京の人口は非常に速いスピードで増加しています)
② 宗教
日本人は普段あまり宗教を意識することはありませんが、多くの外国人にとって宗教は生き方のベースです。
会話の中でも頻繁に出てくる話題なので、ぜひ英語で伝えられるようにしておきましょう。
- believe in (~を信仰する)
例)I believe in Buddhism.(私は仏教を信仰しています)
- religious (信仰深い)
例)I am not religious so much.(私はあまり信仰深くありません)
- the way Japanese people view religion (日本人の宗教観)
例)The way Japanese people view religion is not like the way other countries’ people do.(日本人の宗教観は他の国の人達とは異なります)
③ 食べ物
日本は、世界的にも食べ物の種類が豊富な国です。最近では海外でも日本食レストランが増えていますが、日本食に関する誤った情報を持っている外国人も少なくありません。
外国人がまだ知らない食べ物はもちろん、正しい情報も伝えて、日本食の魅力を伝えましょう。
- called~ (~と呼ばれている)
例)This plate was originally made for kids, called Okosama-lunch.(このプレートは元々子供のために作られ、お子様ランチと呼ばれています)
- made from~ (~から作られている)
例)Dashi is Japanese soup stock made from kelp, bonito flakes, and so on.(だしは昆布やかつお節などから作られたスープストックのことです)
④ 伝統
日本の伝統は、世界と比べても非常にユニークです。外国人が最も興味がある部分なので、ぜひ説明できるようになっておきましょう。
- traditional (伝統的な)
例)Nebuta is a traditional festival in Aomori.(ねぶたは青森県の伝統的なお祭りです)
- custom (習慣)
例)We have a custom to eat soba on New Year's Eve wishing for living a long frugal life.(私たちは細く長く生きることを願って、大みそかにそばを食べる習慣がある)
- celebrate (~を祝う)
例)Hinamatsuri is the Japanese national holiday celebrating girls' health and well-being.(ひな祭りは女の子の健康や幸福をお祝いする日本の祝日です)
⑤ エンタメ
日本には、マンガ、アニメ、カラオケ、お笑いといった様々な娯楽があります。日本が誇るエンタメについても、英語で説明できるようになっておきましょう。
- famous (有名な)
例)Slam Dunk is a really famous basketball manga.(スラムダンクはとても有名なバスケ漫画です)
- popular (人気な)
例)The comedians is getting very popular among young people.(そのお笑い芸人は若い人の間でとても人気になっています)
- be into~ (~にハマる)
例)Japanese teenagers are really into that anime.(日本の10代の子たちはそのアニメにかなりハマっています)
⑥ マナー
世界にはその国特有のマナーがありますが、中でも日本は「空気を読む」といった独特なマナーを持っています。外国人が嫌な思いをしないように、予め説明してあげるととても親切です。
- have to~ (~しなくてはいけない)
例)You have to keep quiet when you are in a train or a bus.(電車やバスの中にいる間は静かにしていなくてはいけません)
- should not~ (~してはいけない)
例)You should not enter a room keeping your shoes on.(靴を履いたままで部屋に入ってはいけません)
- rude (失礼な)
例)It is rude to call someone without “san”, when you and the person don’t know each other.(知り合って間もない人を呼び捨てするのは失礼です)
日本文化を英語で説明するのに、おすすめの学びの方法は?
英語で日本文化を説明しようと思っても、普段英語を話す習慣がない方は、覚えた英語を口に出すだけで精一杯です。ましてや、コミュニケーションも意識するという余裕はほぼないでしょう。
相手を置いてきぼりにせず、楽しく日本文化を説明するには、日頃から英会話に慣れておくことが大切です。
今は対面式の英会話教室だけではなく、オンライン英会話講座や英会話カフェなど、英語を話せる機会はたくさんあります。
英語は実践すればするほどスラスラ話せるようになりますので、ぜひ英語が話せる場をフル活用して練習してみてくださいね。
まとめ:日本文化を英語で説明する時は、コミュニケーションも意識しよう!
日本文化は世界的にもユニークなので、多くの外国人が興味を持っています。
日本文化を説明する際はぜひ情報の羅列だけではなく、時代背景やご自身のエピソードも交えて、外国人とのコミュニケーションを楽しんでくださいね!
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