様々な業界において、販売士(リテールマーケティング)の資格を取得するケースが増えています。今後受験を考えている人も多いのではないでしょうか。
販売士3級の試験は、2020年度まではペーパー方式で行われていましたが、2021年度からはCBT方式というネットでの受験になりました。
今回は2022年度に販売士3級を受験して合格した筆者が、実際に行った対策・要点を共有していきます。
そもそもCBT方式とは?事前にどんな手続きが必要?
2020年度まで販売士(リテールマーケティング)検定は、試験日に会場に行き、マークシートに解答するペーパー方式で実施されていましたが、2021年7月からは日本商工会議所が設置しているテストセンターでのネット方式(CBT方式:Computer Based Testing方式)でのテストになりました。
販売士3級試験の受験を決めたら、まずは日本商工会議所のホームページで会場の場所や日時を見つけて予約しましょう。
CBT方式で受験できるテストセンターは、2023年5月現在、全国に約200ヵ所設置されています。日程は平日や土日も関係なく複数用意されているので、予約しやすいでしょう。
会場によっては一日に10数回テストを実施しているため、自分の予定に合わせて場所や日時を決定できますよ。
さらに、申込み後に日時や場所の変更も可能です。大事な予定が受験日に入ってしまい、結局行けない…といった心配もありません。働きながら受験を検討している方でも安心です。
販売士検定試験申込み方法はインターネット受付のみで、申込み日から3日後以降の試験日程で予約が可能。
支払いは、販売士3級の場合は4,200円の受験料と事務手数料の550円を合わせた4,750円が必要です。(2023年5月現在)
実際に販売士3級CBT試験はどのように受けるの?
販売士3級資格試験当日は、前日に届くメールを確認して、30分前から遅くとも5分前までに時間厳守で会場に到着し、受付を済ませましょう。
- 当日の時間について
- 本人確認証等の持ち物について
- 注意事項
受付を済ませた後は携帯電話、テキスト、時計等、その他私物は持ち込めません。指定の鍵付きロッカーに預けるため、受付終了後は身一つになると考えておいてください。
筆者の場合は、受付で渡されたメモ用に使用が許可された1枚のA4用紙と鉛筆、あとは電卓だけが会場内に持ち込み可能でした。
販売士3級試験の制限時間は60分。
60分内に5科目(小売業の類型、マーチャンダイジング、ストアオペレーション、マーケティング、販売・経営管理)、合計100問の解答を行います。全問選択式です。
前へ:前の問題に戻る
次へ:次の問題に進む
選択肢:答えだと思う選択肢番号の横にあるボタンをクリックすることで、解答する
パソコンでの受験ということで、うまく作業できるかどうかは少し心配でした。
しかし、最低限のパソコンスキルがあれば問題なく対応できます。基本的な文字入力とマウスでの操作ができれば問題ないので、安心してくださいね。
事前に「CBT-Solutions」のサイトをチェックしておくのもおすすめです。販売士3級を受験する際の操作方法を動画で確認でき、試験時のイメージがしやすかったです。
また、さきほど時計は持ち込めないとお伝えしましたが、試験の際には先のイメージ図のように、モニターの画面上部に残り時間が表示されます。ここで時間を確認しながら試験を進めることができますよ。
販売士3級CBT方式の試験は、時間内であれば何度でも解き終わった問題へ戻れるので、選択肢に迷ったときはメモ用紙に問題番号を控えておくと振り返りができます。
私の場合は、梱包の名称や陳列方法などを残り時間でメモ用紙に書き、見直しをしました。メモ用紙の活用方法は様々ですが、自分なりに活用したのも合格の鍵だったと感じています。
そして販売士3級試験の結果は、制限時間が終わると同時に画面が切り替わり、合否が確認できるという驚きのスピード感!
試験終了後は使用したメモ用紙、鉛筆、電卓等を持って受付に戻ると、その場で結果用紙を渡されます。当日はそこで終了で、後日、販売士資格証が自宅に届くという流れです。
ズバリ!合格までにしておくべき対策は?
私が実感した有効な対策は、購入したテキストを仕事の休憩中や休日に確認しつつ、関連用語を日頃の仕事や生活の中で結び付けて覚えたことです。
皆さんが営業職や日頃から販売のお仕事をされている方なら、この方法で理解しやすいと思います。
試験ではすべての問題に選択肢はありますが、用語を理解してこそ意味があるので、しっかり覚えて対策していきましょう。
ずっと座学で勉強するより、実際に手や体を動かして包装や陳列の方法を覚えておくのもおすすめです。
上記のようにテキストと実践でもっと確実に覚えていたら、受験の際に、解答を迷う時間が減ったのではないかと思っています。
とはいえ、当日は迷ったら自分の直感を信じて進むしかありません。60分で100問の解答をしなければならないので、とにかく素早い判断で、受験日まで対策を行った自分自身を信じてあげましょう。
販売士3級試験で学ぶ内容は、日常生活における常識にも関係しています。仕事だけではなく、自分の生活にも役立つでしょう。
そして、CBT方式は全問選択式のためクリック1つで解答できます。マークシート方式で黒塗りしていた頃より、時間もかからずに済ませられるのは利点ですよね。
筆者は販売士3級の試験に合格して資格取得したことが、仕事をするうえでの自信につながりました。
皆さんもぜひ販売士3級のCBT方式試験に挑戦して、資格取得を目指してみてください。
参考URL
https://www.kentei.ne.jp/retailsales/class3
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