手帳の活用って、できていますか?
手帳はスケジュール管理以外に使っていない、という人も多いですよね。
でも、手帳は自分の課題を可視化するのに適したツール。うまく活用することで、自分をもっと活かすことができるんです。
「自分を活かす」とはどういうことでしょう?例えば、やりたいこと、かなえたい夢など、誰にでもあるものです。“それを実現するためにやるべきこと”を見つけるのに、手帳はうってつけ!
連載「手帳を使いきれない人のための手帳入門」、今回は、予定以外で「手帳に書くこと」についてアイデアをご紹介します。
目次
① 仕事のスケジュール・タスク管理をしよう
「もうやっているよ」という声も聞こえそうですね。
納期やプロジェクトの工程管理あたりはスケジュールに書くことが多い人もいるでしょうが、どうせなら一歩進んで
- 上司、メンバーの休み
- シフト
なども書き留めて、職場全体の様子をつかんでおきましょう。
誰が休みなのか把握しておけば、その人がやるはずの仕事の割り振りもできます。上司の休みを把握しておけば、稟議も待たされずに済みますね。
特に勤務体系がシフト制なら、チームメンバーや上司の出勤状況の把握は重要ですよ。
また仕事関係のトラブルと、その原因や対策などを書くこともおすすめ。同じ轍は踏まないでおきましょう。
② 目標までのロードマップを作ろう
夢や目標があるなら、ぜひ手帳を活用しましょう。
目標があったとしても、目標をクリアするためには「自分にとって課題は何か」「次にすることは何か」を明らかにしなくてはなりませんよね。
「宅建に受かる」「TOEICで800点取る」という具体的な目標があるなら、手帳を使わずしてクリアするのは逆に難しいくらいです。手帳に書くことでモチベーションが向上することもあります。
最速で目標を達成したい場合、時間をかけてもいい場合などで対策もスケジュールも変わるので、自分の目標に応じたスケジュール管理は必須です。
こうした大きな夢でなくてもかまいません。例えば「次の連休は旅行に出かけたい」「ちょっと太ったので半年で5キロダイエットしたい」といった目標を書くこともおすすめ。
お出かけ先を決めたら、プランをいつまでに考え、いつまでに何を予約するなどのスケジュールをきちんと立てるのです。
「いつまでにこれをする」というタスクがはっきりしていれば、あとは行動を起こすだけで旅の準備がばっちり整います。
③ 日記を書くことで自己分析をしよう
自分の心の中というものは、自分でもよくわからないものです。
上司に怒られたり、クレーマーにつかまったりすると、いやな気持ち、理不尽に思う気持ち、悔しさ、悲しさ、いろんな感情がないまぜになって頭に血が上ることがあります。何かに八つ当たりしたり、何もかも放り出したい衝動に駆られたりすることもあるでしょう。
そんな、整理がつかない気持ちをあえて言葉に、手帳に書くことで、あら不思議、気持ちの整理がついてしまうのです。
これは心の中のもやもやに対し感情を表す言葉をあてはめてあげることで、もやもやの正体がすっきりするから。すっきりしてしまえば、あとは出来事だけが残ります。
冷静になって考えてみれば、怒られた理由には心当たりがあるし、クレーマーにからまれることも想定内。そんなふうに割り切ることができますよね。
- 心が沈みがち
- いつも心がもやもやしている
- ポジティブさを取り戻したい
こんな気持ちがあるなら、手帳に今日の出来事を書くことをおすすめします。心のもやもやの正体がはっきりすれば、対策も立てられます。
前向きになりたいなら、あえて「今日出会った、素敵なこと」を書くことがポイント。嫌なことばかりではない、ということに気付けるので、ほんのちょっと、心に優しさや余裕が取り戻せます。
④ 読んだものをメモに書くことで、知識を蓄積しよう
読書習慣がある人は、手帳に読書記録をつけましょう。
読書記録用のノートは存在しますが、いつも持ち歩く手帳に記録をつけたほうが1冊で済むので持ち運びがラクです。
また本ではなく新聞や雑誌、Webで目にした内容などは読書記録ノートにはつけにくいものです。気になる記事を手帳に書くことで、あとになって「どこかで〇〇について書いてある記事を見たはずだけど、媒体はなんだったかなあ」ということが起こらずに済みます。
私は月10冊以上の本に目を通すのですが、仕事柄、似たような内容の本ばかりになることも少なくありません。同じジャンルの本を読んでいると、「どの本にも共通している部分」と「その本にしか書いてない部分」が出てくるわけです。
必要なのは「その本にしか書いてない部分」なのですが、メモを残しておかないと「どの本に書いてあったんだっけ?」ということになります。
せっかく得た知識の出典を紛失しないためにも、読書記録はぜひ残しましょう。ちなみに私は無料のアプリに記録をつけていましたが、ある日突然アプリが終了して、データを紛失しました。
⑤ 体のデータを書くことで、体調管理
体調管理をしていくうえで、データを記録していくことはとても重要です。
ダイエットや体重管理が目的なら
- 体重、体脂肪
- 食べたもの
- 運動内容
あたりを記録しましょう。
血圧や血糖値をコントロールしたいなら、
- 血圧、血糖値
- 体重
- 薬
- 食べたもの
など。毎日計測することで体調が安定しているか、そうでないかが把握できますし、乱れてきている場合の対策も立てやすくなります。
今回は、予定以外に手帳に書くことについて、活用アイデアをご紹介しました。
もし手帳とは別に専用のノートを作っているなら、メモ欄の大きめな手帳に持ち替えて、スケジュール管理と一緒にアイデアを書き留めてみませんか?
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