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ウィズコロナ下のワークライフバランス、課題は4つ!具体的な対処法とは?

ウィズコロナ下のワークライフバランス、課題は4つ!具体的な対処法とは?

コロナ禍で激変した働き方について考える、連載「ウィズコロナ時代のワークライフバランス」。前回では、ウィズコロナ時代で働き方が変化し、在宅勤務や残業削減などで自宅時間が増えていることに触れました。
一見、ワークライフバランスが向上しているケースが多いようですが、働き方の変化にともない、不安や困難が表面化してくるケースもあるようです。

連載第2回の今回は、仕事とプライベートを両立させるうえでの課題と対処方法を、具体的に取り上げていきます。さっそく見ていきましょう!

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コロナ禍で直面した、仕事とプライベートの両立の難しさ

新型コロナウイルスの影響で、職場に長時間滞在し、同僚や上司と肩を並べて仕事する、というワークスタイルが変化しました。
在宅勤務をする人が増加し、仕事中心の日々が家庭寄りに傾き、ワークライフバランスが向上していると感じるビジネスパーソンは多いでしょう。

実際に、2020年6月に発表された内閣府の調査では、テレワークや勤務日制限などで働き方が変化した人は回答者全体の約6割で、そのうち7割以上が「家族との時間が増えた」と回答しています。
家庭で過ごす時間が増えたことは、ウィズコロナ時代の働き方の変化によるメリットといえるでしょう。

一方、働き方の変化により、困難を感じている人もいます。同調査によると、回答者全体の約45%ウィズコロナで「労働生産性が減少した」と回答しているのです。

この背景には、働き方の変化にともなうワークライフバランスの乱れも関係していると考えられます。どのようなポイントが課題となっているのか、考えていきましょう。

ワークライフバランスにはどのような課題がある?

在宅勤務や残業廃止などの働き方の変化や、自宅時間の増加に伴い、“ワークライフバランスが乱れている”と感じる人は多いでしょう。ウィズコロナ時代のワークライフバランスの課題について考えてみましょう。

ワークライフバランス上の課題
① オンオフの切り替えが難しい
② 家にいるパートナーとの意思疎通がうまくいかない
③ 家事や育児の負担増加
④ 見えない残業の増加がプライベートを圧迫

在宅勤務だとオンオフの切り替えが曖昧になり、いつまでも仕事を続けてしまうケースや、逆にテレビやゲームなどの誘惑が多くプライベートを引きずり、だらだらと過ごしてしまうケースがあります。

家庭がある人の場合、家にいると、仕事があるのに過剰に家事を分担させられる、育児を期待される、などでストレスがたまるケースもあるようです。

ほかにも、職場が残業廃止になったことにより自宅に仕事を持ち帰ることになり、ワークライフバランスが崩れたと感じる人も。

在宅勤務や残業廃止は一見すると、通勤時間や時間外業務が省かれ、仕事効率が上がるようですが、実態はそうでないどころか、ストレスになっているケースもあることがわかります。

今後についても、コロナが終息したからといって、コロナ流行前の働き方にすべてが戻るとは限りません。ウィズコロナで経験した働き方が続く可能性も考えられるので、うまく順応していく必要がありそうです。
では、その方法について考えていきましょう。

ワークライフバランスの課題にはこう対処する!

ウィズコロナで変化した働き方。先に挙げた、ワークライフバランスの課題4つについて、仕事とプライベートのバランスをとるための対処法を、それぞれ紹介します。

対象法① 自分の中でルーティーンを決めよう

在宅勤務でオンオフをうまく切り替えるには、仕事の開始・終了を区切るルーティーンを決めておくとスムーズです。

例えば、“コーヒーを淹れたら”仕事開始、“掃除機をかけ終わったら”仕事に集中、など。女性なら“メイクをしたら”、男性なら“髭を剃ったら”、などもいいですね。

他にも、部屋を片付けて誘惑をシャットダウンして区切りをつける、仕事バッグを準備して別部屋へ移動する(出社するイメージ)などもおすすめです。業務終了は、キッパリ時間で区切るのも1つの方法です。

対処法② パートナーとルールを決めよう

家事や育児の分担でパートナーとギクシャクするようなら、できること、できないことをパートナーと話し合い、あらかじめ譲歩できるラインを決めておくとよいでしょう。

ライターである筆者の場合、会社員の夫と同時に在宅勤務をする日の昼食は、各自好きなものを自分で用意するというルールを決めています。このルールにより、昼食準備の家事負担のモヤモヤが解消されました。

対処法③ 業務時間中は家事を潔くあきらめよう

余計なことに気を遣わず集中できるよう、仕事中に家事は一切気にしないと割り切ることも大切です。パートナーがいる場合は、その意思を伝えておきましょう。

育児については、パートナーと食事や送り迎えなどの役割を事前に決めておくとスムーズです。お互いに手が離せない日は、育児サポートの力を借りるという手段もあります。

対処法④ 業務が円滑に進められないときは上司に相談しよう

ワークライフバランスの向上には上司の理解が不可欠です。部下のプライベートやメンタルヘルスを考慮して仕事量を調節することは、上司の仕事といえるからです。すぐに事態が変わらなくても、伝えておくことで後々の布石となるでしょう。

在宅勤務は、自分が思っているより孤独やストレスを感じてしまっていることもあります。小さなことでもなるべく相談する癖をつけることも大切ではないでしょうか。

ウィズコロナ時代のワークライフバランス

今回は、ワークライフバランスの具体的な課題とその対処法について考えました。

課題 対処法
① オンオフの切り替えが難しい 仕事の開始/終了を区切るルーティーン(※)を決める
※例)部屋を片付ける、時間割を決める
② パートナーとの意思疎通がうまくいかない パートナーと事前にルールを決める
③ 家事や育児の負担増加 ・業務時間中の家事はあきらめる
・育児はパートナーと役割を決め、場合によっては外注も検討
④ 見えない残業の増加がプライベートを圧迫 上司へ働き方を相談する

ワークライフバランスの課題は、考え方や行動を変えることで解決できることもあります。もしあなたが、ウィズコロナによる働き方の変化でワークライフバランスの乱れを感じているなら、ぜひ今回紹介した対処法を試してみてくださいね。

さて次回では、ウィズコロナで増えた自宅時間の活用法を考えていきます。どうやら、自己啓発や学びを深める人が増えているようですよ。ぜひチェックしてくださいね。

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