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初心者でも狙えるドローン国家資格。気になる取得時間と費用とは?

初心者でも狙えるドローン国家資格。気になる取得時間と費用とは?

こんにちは、ドローンインストラクターの天宮です。
連載「初心者でも狙える!ドローン国家資格とは?」今回は、初心者の皆さんに向けて、ドローン国家資格取得に必要な講習時間と費用について詳しく説明します。

その前に、国家資格を取得する流れについて軽く説明をしましょう。

ドローンの国家資格取得までには、大きく2つの流れがあります。

最初に、国土交通省が提供するWebサイトDIPS2.0で「技能証明申請者番号」を取得することが必要です。

その後、登録講習機関で講習を受けるか否かで取得の流れが変わります。
登録講習機関とは国家資格の講習を提供するスクールのことで、講習を受けた後、指定試験機関で受験する方法が1つです。
もう1つの方法は、登録講習機関を経由せず、最初から指定試験機関で受験をする方法です。

初心者からドローンの国家資格取得を狙うなら、登録講習機関を経由する流れをおすすめします。
国家資格取得までの詳しい流れは次回でお伝えしますので、まずは最も気になる講習時間や費用についての情報をご覧ください。

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ドローンの国家資格取得の流れと試験内容

ドローンの資格を取得したいと考えたら、まず多くの登録講習機関のWebサイトを訪れ、講習費用や時間を比較するでしょう。

そもそもドローン国家資格取得のためには、学科試験・実地試験・身体検査の3つの試験(下図、❶~❸参照)に合格しなければなりません。

出典:手続きの案内>無人航空機操縦士試験全体の流れ 出典:手続きの案内>無人航空機操縦士試験全体の流れ
※赤字コメントはオンスク運営事務局による

しかし、登録講習機関で講習を受ける場合、登録講習機関での修了審査に合格すると指定試験機関での実地試験が免除されます上図左側の流れ、赤字コメント参照)。これは、初心者に対しての国家資格取得のハードルを下げるためでもあります。

登録講習機関では、講習を受けることで知識とスキルを習得できますが、実地試験を行う指定試験機関(一般社団法人 日本海事協会)では、試験のみが実施されます。講習がないため、費用は受験費用のみで試験時間も数時間で終了です。

ただし、登録講習機関を経由せずに指定試験機関で受験する場合(上図右側の流れ)、独学で準備して挑むいわば一発勝負になるので、初心者にはかなり高いハードルとなるのです。

つまり、初心者には登録講習機関にてドローンを安全に運用する知識と技能を身に付けてもらってから、資格取得できるようにする(上図左側の流れ)ことが、このようなシステムをとっている背景にあると言えるでしょう。

筆者が指定試験機関で受験をした時は、指先が震え、ドローンの操作が安定せず、ふらふらと操縦しているドローンが目の前を飛び、かなり焦りました。

講習費用と時間はかかりますが、初心者の場合は通いやすい登録講習機関を見つけて知識と技術を身に付け、修了審査に臨むことをおすすめします。

登録講習機関の講習時間と費用はどのくらい?

次に、登録講習機関での講習時間と費用について詳しく見ていきましょう。初学者(初心者)と経験者は、受講に必要な最低時間に大きな違いがあります。

経験者の定義については、各登録講習機関でそれぞれ基準が定められており、多くの登録講習機関が「民間資格取得者」を経験者の条件としています。
具体的には、航空法や様々なドローンに運用に関する知識があり、10時間以上の飛行経験があることです。

●一等無人航空機【基本】
  初学者(初心者) 経験者
学科講習 18時間以上 9時間以上
実地講習 50時間以上 10時間以上
受講費用 70~110万円 40~70万円
●二等無人航空機【基本】
  初学者(初心者) 経験者
学科講習 10時間以上 4時間以上
実地講習 10時間以上 2時間以上
受講費用 20~40万円 10~20万円
※基本(昼間・目視内・25kg未満)の講習時間と費用の目安です。「限定変更」は別に講習時間と費用が発生します

ドローンの国家資格「一等・二等無人航空機操縦士」とは

一等と二等の講習には、大きな講習時間と費用の差があることがわかりますね。

いきなり一等を取得することも可能ですが、経験者でも十分な練習が必要になるため、初心者にとってはさらにハードな挑戦になります。

まずは民間資格を取得し、経験やスキルを積んだ後に経験者として国家資格を受講するのもひとつの方法かもしれません。

なお、実地試験は最初に「基本」(昼間・目視内・25kg未満)を受けます。基本合格後に「限定変更」といい、ドローン飛行で行えることを増やす試験を受けられます。
 
【限定変更で飛行可能になる項目】
  • 昼間:夜間飛行可能
  • 目視内:目視外飛行が可能
  • 25kg未満:25kgを超える大型のドローンの操作が可能

限定変更の試験は、基本と同時に申し込むことは可能ですが、基本が不合格になると受験できず、限定変更の試験も自動的に不合格扱いになります。
●指定試験機関での試験
  一等無人航空機操縦士 二等無人航空機操縦士
回転翼
(マルチローター)
22,200円 20,400円
※基本(昼間・目視内・25kg未満)の試験費用です。限定変更は別の試験費用が発生します
※引用元:国土交通省HP B.その他告示等について、PDF内の記載

登録講習機関での講習だけで修了審査は合格できる?

私は現在、ドローンスクールのインストラクターとして活動しており、所属するスクールは登録講習機関です。
この立場から、誤解を招かないようにお伝えしたいことがあります。それは、定められた講習時間を受講したからといって、修了審査に必ず合格できるわけではないということです。

講習では、合格のためのサポートを惜しみなく提供しますが、初心者にとって講習時間内の練習だけで修了審査を合格するのは、ちょっと難しいかなと感じる難易度です。

こういった難易度について、十分に説明しない登録講習機関があります。そのため、修了審査が合格するまでに、追加の補講や再試験が必要になり、費用が予想以上にかかることも考えられます。
登録講習機関を選ぶ時に、講習時間以外で練習場所の提供や、練習用のドローンを借りられるかなどを確認しておくことも重要なポイントです。

操作の上達は個人差がありますが、あきらめず練習を重ねることで必ず上達していきます。ドローンパイロットになると決めて動きだすことで、未来が開けるでしょう。

ドローンの民間資格と国家資格、どちらを取得すべき?

連載「初心者でも狙える!ドローン国家資格とは?」今回は、ドローンの国家資格取得に必要な講習時間と費用について詳しく解説しました。

国家資格を取得するにあたっては、講習時間や費用だけでなく、登録講習機関のサポートの質も重要になります。
ドローンは初心者でも少しの練習で飛ばせてしまいますが、修了審査で指示された内容で飛行させるには、しっかりとした練習があってこそです。

次回は、国家資格取得までの流れを詳しく解説していきます。複雑な流れなので困惑するかもしれませんが、丁寧に解説いたします。ぜひご覧ください。

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