2021/9/30posted

IT業界・業務で活躍したい人必見！独学できるおすすめ資格5選

バックナンバー：おすすめ資格〇選

皆さん、こんにちは！
この記事では、IT業界で活躍したい人、もしくは転職や就職を考えていて、何か資格を取りたいけれど、何がいいかわからないという人に向けて、独学でも取得できるおすすめ資格を5つご紹介します。

独学で取得できるといっても、合格のためには勉強に割く時間や努力が必要となります。せっかく時間と労力をかけて頑張るなら、きちんと将来に役立てられる資格を選びたいですよね。

今回は、おすすめする資格が、どんな職業でどのように役立つのかもあわせて解説しますので、資格選びの参考にしてみてください。

IT全般の基礎知識が身に付く「ITパスポート」
セキュリティ管理者やSEにおすすめの「情報セキュリティマネジメント」
特許や商標登録など知的財産部門で役立つ「知財検定3級」
Webデザイナーなら取得しておきたい「色彩検定」
社会人に必要な法律知識が学べる「ビジネス実務法務検定」

IT全般の基礎知識が身に付く「ITパスポート」

IT全般の基礎知識が身につく「ITパスポート」

ITパスポートは、情報処理技術者試験のひとつで、ITに関わる基礎的な知識を証明してくれる国家資格です。合格を目指して勉強すれば、経営や管理・技術といったさまざまな角度から、情報処理の基礎を学べます。

IT業界の専門的な資格というよりは、パソコンなどのITを使って働く人であれば、まず始めに取得しておきたい初心者向けの資格というイメージです。
そのため、“ITの知識に自信がないけれど、とりあえず何かIT系の資格を取っておきたい”という人におすすめの資格です。

資格を取得すれば、例えば事務系の仕事に就いている人は、コンピュータシステムやネットワークに関する知識が身に付くので仕事の効率が上がるでしょう。
また、セキュリティに関する知識も、会社の情報を守るために重要です。
マーケティングやプロジェクトの管理方法を学べば、別の部署で働いている周囲の人との連携も取りやすくなります。
ITパスポートは、円滑に仕事を行うためのファーストステップともいえるのです。

また、ITパスポートは、IT業界で働く人はもちろん、社会人なら持っていて損はない資格といえます。履歴書に書けば、「ITに関する基礎的な知識を持っている人だ」と一目で判断してもらえるため、就職や転職にも有利になるでしょう。

ITパスポート試験は、IT系の資格の中では難易度が比較的低めです。過去の出題傾向からしっかりと対策を取り、オンライン講座などを利用すれば、独学でも十分合格可能でしょう。

ITパスポート講座

セキュリティ管理者やSEにおすすめの「情報セキュリティマネジメント」

情報セキュリティマネジメントは、ITパスポートと同じく情報処理技術者試験の1つで、国家資格です。難易度としては、ITパスポートの上位資格という位置付けになります。

情報を管理する能力や、セキュリティトラブルに対応するスキルが身に付くため、セキュリティ管理者やSE（システムエンジニア）など、仕事で情報を扱う人は率先して取得しておきたい資格でしょう。

企業にシステムの見直しや最適化を提案するITコンサルタントも、情報セキュリティマネジメントの資格を持っていればお客様の信頼に繋がるので、有利になる資格といえます。

情報セキュリティマネジメントは、IT業界の知識が浅い人、つまり初心者から中級者の人に向いている資格です。
合格率は50％前後で比較的難易度が低く、独学でも取得できるという特徴があります。
情報セキュリティに関する知識を深めたい人や、すでにITパスポート試験に合格した人で、ステップアップを望んでいる人におすすめの資格です。

情報セキュリティマネジメント講座

特許や商標登録など知的財産部門で役立つ「知財検定3級」

知財検定は、正確には「知的財産管理技能検定」といいます。

知的財産という言葉が難しく聞こえるかもしれませんが、実は私たちには非常になじみ深いものなのです。例えば、本やゲームなどの「著作物」や、ブランドの「商標」、デザインの「意匠」など、人が作り出した財産をまとめて知的財産と呼びます。
この知的財産の守り方や活用方法など、全般的な基礎知識を学ぶのが知財検定です。

IT業界では、多くの情報をIT上で取り扱う機会が増えているため、気づかないうちに著作権を侵害していた…なんてこともあり得ます。
間違いを未然に防ぐために、知財の扱い方を学ぶことが、ひいては自分を守ることに繋がります。

知財検定には3級、2級、1級の3つがあり、知財検定3級は一番挑戦しやすい資格でしょう。
試験では主に、特許法や著作権法、商標法などが出題されます。
合格率は60％以上で比較的難易度が低いため、独学でも合格を目指せる資格です。

3級といっても国家資格なので、履歴書に書くだけで十分有利なアピール材料になるでしょう。
また、特許や商標登録など、会社の知的財産部門に関わる人にとっては、キャリアアップに繋がる資格でもあります。

知的財産管理技能検定3級講座

Webデザイナーなら取得しておきたい「色彩検定」

色彩検定では、色のはたらきや色彩心理などといった基礎知識が身に付きます。

どの級からも受験ができ、独学で取得を目指せる資格ですが、まずは3級で色彩に関する基礎知識を学んでから上位級へチャレンジするのがおすすめです。

上位級では、ユニバーサルデザインや景観色彩など、Webデザイナーをはじめとした、デザインに関わるすべての職種の人に有利な知識が身に付きます。これにより、どのようなイメージをもたれたいかというお客様の要望に、的確で理論的な説明ができるようになるでしょう。

また、色彩検定は、Webデザイナーだけでなく、様々な職種に活かせるのも特徴です。
たとえば、アパレル販売員や美容師では、色彩の知識を元に説得力のあるアドバイスができ、企画や広報などの職種では、商品や広告を有利にイメージコントロールできるでしょう。

色彩検定は仕事の幅を大きく広げてくれるので、IT業界に限らず、興味がある人にはぜひ取得してほしい資格です。

色彩検定3級講座色彩検定2級講座

社会人に必要な法律知識が学べる「ビジネス実務法務検定」

ビジネス実務法務検定は、コンプライアンス能力を身に付けるため、ビジネス上の法律を学ぶ資格です。

法律を守るのは当たり前だと思うかもしれませんが、知識が無ければ知らない間にコンプライアンス違反をしていた、なんてこともあり得ます。
IT業界においても、お客様と契約書を交わすときに、法律に違反する可能性がないかなど、いち早く気づいて対応することが重要です。

法律に関しては、独学の知識だけではなく、きちんと資格を取っているということがお客様の信用にも繋がります。会社の法務部門に携わる人はもちろん、働くすべての人に必要な知識です。

また、ビジネス実務法務検定に合格すると、3級は「ビジネス法務リーダー」、2級は「ビジネス法務エキスパート」といった、各級それぞれ異なる称号を手に入れることができます。
この称号は名刺に記載することもできるので、ビジネスパートナーにコンプライアンス知識があることを認知してもらいやすく、顧客獲得や契約時にも有利になるでしょう。

ビジネス実務法務検定3級講座

独学でも取得できるIT系資格を5つ