明確な目標はないけれど、現状をいい方向に変えてみたい。そう思っているなら、今までの生活に小さな変化を取り入れるのがおすすめです。
しかし、「朝、体を動かすのがいいらしいので、今日から走ろう!」と思っても、走る習慣を持っていない人が長続きするわけがありません。新しいことを習慣化するためには、その一歩は小さなものにするほうが長続きします。
今回は、現状を変えたいけど何をしたらいいのかわからない人のために、今日からできる小さな習慣を5つご紹介します。
小さな習慣① 本を読む
心も文章読解能力も筋力と同じで、トレーニングを怠るとパフォーマンスが落ちます。
私はWebライターをしていますが、忙しさにかまけてこのところ、あまり本を読んでいませんでした。記事そのものは取材や資料をもとに書くことはできます。しかし、どこか物足りない文章になってしまうな、と感じていました。人の心を動かす必要がある文章を書かなければならないのに、書き手の心がしっかりしていないと、心を動かす文章は生まれないものだなと痛感。
言ってしまえば、想像力が欠如したどこか他人事のような内容になってしまうんですね。
知識が足りないと感じているなら実用書を、心が空っぽだなという気持ちを抱えているならフィクションの読書をおすすめします。ぱぱっと確認する用に短文で作られることが多いWebコンテンツに比べ、書籍はじっくり理解する用に書かれているため、トレーニング効果が高めです。
読書習慣がないなら、まずは興味が持てるジャンルでページが少なめの本を選べばOK。
意外に知らない「読書」のやり方小さな習慣② 「ごめん」ではなく「ありがとう」と言う
あなたの代わりに電話対応してくれた人に対し、あなたは「ごめんね」と言いますか?それとも「ありがとう」と言いますか?
「ごめん」は、申し訳なさを代弁してくれる便利な言葉なので、多用してしまう人も多いと思います。
しかし「ごめん」を連発していると、ミスばっかりしている人というイメージを周囲に与えてしまう可能性もあるんです。申し訳ない気持ちを表しているのに、周囲から「なんで人にばっかりさせるの」「申し訳なく思うなら自分でやってよ」みたいな展開になると、イヤですよね。
「ありがとう」と言うべきシーンでは、「ごめん」ではなく「ありがとう」と言うようにしましょう。何かしてあげた側も、謝られるより感謝の意を表されたほうが、やっぱり嬉しいです。
小さな習慣③ 片付けの手間を惜しまない
特に部屋やデスクまわりが荒れやすい人におすすめしたい小さな習慣が「片付けの手間を惜しまない」です。
片付け上手の人は必ず「出したものは元の場所にしまうようにすれば、散らからない」と言います。逆に言えば、部屋やデスクまわりが散らかりやすい人は、出したもの・購入したものをとりあえずそのへんに置いてしまうことが原因なのです。
まず片付けたい場所の物を片付け、物の居場所を作ります。次からは片付けの手間を惜しまず、物の居場所に物をしまうようにしましょう。新しく購入したものがあれば、古いものを捨てて居場所を確保します。
この手間を惜しまなければ、部屋もデスクもきれいさをキープできます。部屋全体をきれいにキープするのは難しい場合、まずはデスクまわり、玄関、バスルームなど、範囲を決めてきれいキープにチャレンジしてみましょう。
こうした小さなタスクがきちんとできるかどうか、見ている人は多いものなんですよ。
デスクを整理するアイデアとおすすめツール小さな習慣④ 寝る前に明日の計画を立てる
毎日をなんとなく過ごしていて「あー、今日もなんとなく終わっていく」と、少し焦りにも似た気持ちを持っているなら、寝る前に明日の計画を立てる習慣がおすすめです。
といっても、細かく何時からこれをやる、という計画を立てる必要はありません。明日しなければならないことと、必要な時間を思い浮かべるだけでOK。
午前中に会議があるから、資料の確認のために少し早く出よう。3時から顧客訪問があるから午後は午前中にできなかった仕事を入れて、帰社後は報告書を作ろう。
こんな感じでタイムスケジュールを確認すれば、翌日はそのスケジュールをなぞりながら行動するので、だらだらと時間を使うことがなくなります。
また、やらなければならないことの先送り防止にも効果的。
頭の中で確認するだけでもOKですが、簡単でもいいのでToDoリストやタイムスケジュールを作成すると、さらに効率的に動けます。
ツールを使うことでモチベーションがアップすると感じたら、お気に入りのツールを探してみてくださいね。
上手にToDoリストを作るコツ小さな習慣⑤ 日記をつける
漠然とした不安を抱えている人は、日記をつけるのもおすすめです。日記に今日あったこと、不安に思っていることなどを書き出してみましょう。ポイントは、誰にも見せないので本音をつづること。
不安を可視化すると、自分を脅かしている不安の正体がはっきりするので、対処方法もおのずと見えてくるというものです。
日記は心を落ち着けるのに効果的な方法です。つける時間は、朝でも夜でもどちらでもOKですが、続けることがポイントなので、気に入ったノートやペンを用意しましょう。毎日開きたくなる道具を使うことで、日記をつける習慣が身に付きやすくなります。
効果的なノートの使い方現状を変えるのにちょっとだけ効果がありそうな、小さな習慣を5つご紹介しました。
特に漠然と不安を抱えている人には、
- 本を読む
- 日記をつける
など、心の内側に作用する習慣を持つのがおすすめ。
また、新しいことを習慣化するには、一歩はとにかく小さく設定するのがお約束です。「ITパスポートに合格したい」「マイナス5kg痩せたい」など、具体的な目標が定まっている場合も同じです。
スモールステップで、決意を成功に導きましょう!
次回は、新しいことを習慣化するコツについてお伝えします。
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