ホテルなどのフロントには外国人のお客さまも多く訪れ、英語が必要になる機会が多いもの。
本記事では、海外に約4年間在住していた筆者が、フロント接客で使える英語フレーズを紹介します。
ホテル・銀行・コールセンターといった業種別にまとめましたので、フロントを担当している方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
フロントで使う基本の英語接客フレーズ
まずはフロントで必ず使う基本の接客フレーズを紹介します。
おはようございます/こんにちは/こんばんは | Good morning/afternoon/evening, Sir/Ma'am. |
ご用件をお伺いします | How may I help you? |
お名前を頂戴できますでしょうか? | Could I have your name please? |
お名前をお伺いできますでしょうか? | May I have your name please? |
ご不便をおかけして申し訳ございません | I’m sorry for the inconvenience. |
どういたしまして | You’re welcome. |
ホテルの顔であるフロントでは、まず基本である挨拶から覚えましょう。Sir(男性の敬称)やMa’am(女性の敬称)を付けて挨拶すると、よりホテルらしい丁寧な接客になります。
「How may I help you?」(ご用件をお伺いします)と似た表現には「May I help you?」(何かお手伝いしましょうか?)という言い方もありますが、両者は答えが「Yes/No」で表せるかどうかで異なります。
「How may I help you?」の場合は具体的な用件を答える一方で、「May I help you?」は「Yes/No」(お願いします/結構です)で回答します。
ホテルでは具体的に用件を申し受けるので、「How may I help you?」が適切ということになりますね。
また、「~できますでしょうか?」という表現には「Could I~?」や「May I~?」という表現があります。
「May I~?」が一番丁寧な言い方として知られていますが、「Could I~?」も丁寧語として利用できます。
特に英語は同じ単語が続くとリズム感が悪くなるので、さらっと「ここに名前をお願いします」などとお願いしたい時などには「Could」を使うなど、使い分けをしてみると楽しいですよ。
日本ではそこまで一般的ではありませんが、英語圏ではお客さまにお礼を言われたら「どういたしまして」と答える場合が多いです。
どちらもおもてなしに余裕があるように見え、上品な印象にもなりますので、ぜひ使ってみてくださいね。
ホテルで使える英語接客フレーズ
次に、ホテルのフロントで使える英語の接客フレーズを紹介します。
ご予約はされていますか? | Do you have a reservation? |
本日より2泊、シングルルームにご宿泊でよろしかったでしょうか? | You are going to stay for 2 nights in a single room, is that correct? |
こちらの用紙にご記入をお願いいたします。 | Please fill in this form. |
パスポートをお借りできますでしょうか? | May I have your passport please? |
夕食は夕方5時から、朝食は朝6時より、1階のレストランでお取りいただけます。 | You can have dinner from 5 pm and breakfast from 6 am at the restaurant on the 1st floor. |
お部屋番号は601です。エレベーターで6階へお上がりください。お部屋は左手にございます | Your room number is 601. Please take the elevator to the 6th floor. You can see your room on the left side. |
何かございましたらいつでもフロントへお電話ください。 | If you need anything, please feel free to dial the front desk. |
私は海外でホテルに泊まるとき、フロントの方に「いつでもお電話くださいね」と言われるとすごくホッとしました。
日本に来る外国人の方も、慣れないホテルに緊張しているかもしれません。
ぜひご案内後は「いつでもフロントにお電話ください」とお声かけして、緊張をほぐしてあげてくださいね。
銀行で使える英語接客フレーズ
銀行にも外国人のお客さまが口座開設にいらっしゃる場合があります。
スムーズに口座開設ができるよう、銀行のフロント業務で使える英語を覚えておきましょう。
こちらにお名前・ご住所・お電話番号のご記入をお願いいたします。 | Please write your name, address, and phone number here. |
パスポート、在留カード、現在の住居に住んでいることを証明する書類はお持ちですか? | Do you have your passport, residence card, and a document that proves your address? |
ハンコをお持ちであればこちらにご捺印を、お持ちでなければサインをお願いいたします。 | If you have your stamp, please put it here, or you can sign if you don't have it. |
パスワード4桁のご記入をお願いいたします。 | Please write a 4-digit number for your password. |
銀行では、本人を証明する書類やハンコなどの確認が多くなります。
いざその場になると、英語で何と言えばよいのかわからなくなる方は、各フレーズを何度も練習しておくことをおすすめします。
コールセンターで使える英語接客フレーズ
コールセンターでは相手の顔が見えないため、声だけで用件をしっかり聞きとることが大切です。
はい、○○コールセンターです、ご用件をどうぞ。 | Hello, this is ○○ call center. How can I help you? |
申し訳ありません、少しお声が遠いようです。もう一度言っていただけますか? | I'm sorry, I'm having trouble hearing. Would you say it again please? |
顔が見えない電話で英語を聞き取るのは、最初はなかなか大変です。
英会話や英語の電話で事前に練習しておくと、本番でも焦らずに対応できますよ。
フロントの接客で使える英語フレーズはどうやって学ぶ?
接客で使える英語フレーズを覚えても、発音がわからないと口から出すのは難しいもの。
英語フレーズを学ぶ際は、音声付きの教材を使ってみましょう。
最近では英語を学べるYouTube動画も増えていますので、「hotel english」「call center english」などで検索して、発音練習に役立ててみてください。
講師と電話で会話ができる英会話レッスンなどを使えば、顔が見えない状況での英会話も練習できますよ。
忙しくて時間がないという方は、スマホでスキマ時間に学べるオンライン講座なども活用しながら、効果的に接客の英会話を学んでみてくださいね。
フロントの英語フレーズを覚えてスムーズに接客しよう!
フロントの英語接客では、業種によって特殊な名称を使ったり、電話対応をしたりする場面があります。
事前にフレーズを覚えるだけではなく、発音練習や英会話の練習をして、本番で焦らずに対応できるようにしておきましょう。
無料登録でオンラインの資格講座を体験しよう!
資格受け放題の学習サービス『オンスク.JP』では様々な資格講座のオンライン学習が可能です。
最短20秒の無料会員登録で、各講座の講義動画・問題演習の一部が無料体験できます。
※自動で有料プランになることはありません。
関連する記事が他にもあります
これだけ覚えればOK!接客英語フレーズ
- これだけ覚えればOK!接客で役立つ英語フレーズ【受付編】
- これだけ覚えればOK!接客で役立つ英語フレーズ【フロント編】
- これだけ覚えればOK!接客で役立つ英語フレーズ【店員編】