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マスターしたらExcel上級者?!等高線・ドーナツ|Excel標準グラフ活用術④

マスターしたらExcel上級者?!等高線・ドーナツ|Excel標準グラフ活用術④

 

Excel標準グラフの種類と作り方をご説明する連載「説得力UP!Excelグラフ活用術」、今回は「等高線グラフ」「ドーナツグラフ」についてご紹介します。

どちらのグラフも、今まで作成したことがないという方が多いかもしれません。

しかし、表だけでは数量の移り変わりがわかりづらい場合などで高度な見栄えのいいグラフとして使えるので、ぜひ挑戦してみてください。

このグラフをレポートなどで使ったら、お仕事場での注目度№1になれるかもしれませんね。

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地形図だけじゃない!「等高線」グラフ

等高線グラフは、各数値の大きさを表現するときに使います。Excelで標準搭載されている等高線グラフは4種類ありますが、今回は最も使われるグラフについてご紹介します。

等高線グラフの特徴

量が多いデータにおいて、どのような特徴があるかを見極めるときに有効なグラフです。
地形図によく用いられますが、地形だけではなく、等高線グラフではデータの特徴も表現できます。3Dの等高線グラフは地形のように表現され、データが大きいと高くなり、データが小さいものは低くなります。

等高線グラフの使用例

数年間の降水量を表す(横軸:月、縦軸:年、高さ:降水量)
年間の世代別入場者数の推移を表す(横軸:月、縦軸:世代、高さ:入場者数)

等高線グラフの作成例

例えば以下の表は、5年間毎月の降水量を表したものです。
たくさんの羅列があるため、表のみですと推移がわかりづらいですね。

等高線グラフの元データ

では、上の表から3-D等高線グラフを作成する場合の手順を簡単にご紹介します。
(以下、Excel2019で作成。フォントは游ゴシックを使用)

① A2セルからK14セルまでを選択する
② リボンの「挿入」タブをクリック 「グラフ」グループ→「ウォーターフォール図、じょうごグラフ、株価チャート、等高線グラフ、レーダーチャートの挿入」→「等高線」→「3-D等高線」をクリックする

あとは、グラフを選択するとタブに表示される「グラフツール」の「デザイン」及び「書式」タブで見映えを整えれば完成です。
※下図では以下の調整を行っています。
・「デザイン」タブで「グラフスタイル」グループ→「スタイル3」を指定 グラフ上のグラフタイトルを入力
・「デザイン」タブで「グラフスタイル」グループ→「色の変更」→「カラフル」→「カラフルなパレット2」を指定
・「書式」タブで「縦(値)軸」→「選択対象の書式設定」→をクリック 右側に作業ウインドウが表示されるので「軸のオプション」→「最大値」を「1000」「主」を「200」と入力

↓作成後の等高線グラフ

等高線グラフ

上記のグラフを見れば、降水量のピークが何月頃であるのか、ひと目でわかりますね。

同じデータを3-D縦棒グラフで表すと下図のようになります。等高線グラフでは、凡例が降水量の範囲を表しています。

3-D縦棒グラフ

等高線グラフ2

調査結果を表すのに最適!「ドーナツ」グラフ

ドーナツグラフの特徴

文字通りドーナツの形をした、円グラフの真ん中が空洞になっているグラフです。
グラフの真ん中に補足情報を表示することにより、何の数値を100%としているのかわかりやすくできます。
比べたいものが(系列)が2つあるとき、内側外側の2重グラフを作ることができます。

ドーナツグラフの使用例

アンケート結果における割合(合計が100人ではない場合、中心に合計数を書き、各項目にそれぞれの数をラベルで表示)
地区ごとの社員配置割合(外側:関東・関西の合計割合、内側:各都道府県の割合)

ドーナツグラフの作成例

以下のグラフは、アンケートの回答数が6,036人である回答結果をドーナツグラフで表したものです。
円の真ん中に、何の数値が100%となるかを書いているので、個々の回答人数の合計が100人とならなくても無用な誤解を招かない、親切なグラフといえますね。

ドーナツグラフ

では、上のドーナツグラフの作成手順を簡単にご紹介します。
(以下、Excel2019で作成。フォントは游ゴシックを使用)

ドーナツグラフの元データ

①上の表の A2セルからB5セルまでを選択する
② リボンの「挿入」タブをクリック 「グラフ」グループ→「円またはドーナツグラフの挿入」→「ドーナツ」→「ドーナツ」をクリックする

作成直後は下図のようなグラフです。

ドーナツグラフ2

あとは、グラフを選択するとタブに表示される「グラフツール」の「デザイン」及び「書式」タブで見映えを整えれば完成です。
※以下の調整を行っていきます。
・「デザイン」タブで「グラフスタイル」グループ→「スタイル1」を指定 グラフ上のグラフタイトル「意識調査(改行)3,036人」を入力
・「デザイン」タブで「グラフスタイル」グループ→「色の変更」→「カラフル」→「カラフルなパレット1」を指定
・「レイアウト」タブで「凡例」を「なし」に指定、「データラベル」の「その他のデータラベルオプション」の「ラベルの内容」で分類名・値にチェック、区切り文字に「改行」を指定
・「デザイン」タブで「グラフ要素を追加」→「データラベル」→「その他のデータラベルオプション」をクリック 右側に作業ウインドウが表示されるので「ラベルのオプション」より「ラベル内容」を「分類名」と「パーセンテージ」を選択

データラベルの書式設定

・「デザイン」タブで「グラフ要素を追加」→「凡例」→「なし」に指定
・「書式」タブで「現在の選択範囲」グループで「系列“人数”」を選択 「選択対象の書式設定」をクリック 右側に作業ウインドウが表示されるので「系列のオプション」より「ドーナツの穴の大きさ」を「55%」に設定

データ系列の書式設定

・「書式」タブで「現在の選択範囲」グループで「プロットエリア」を選択 (円グラフの場合プロットエリアを選択しにくいためここを使うと選びやすいですね) グラフ上のプロットエリアを広げ、グラフタイトルの位置を整える

ドーナツグラフ3

これで完成です。

ドーナツグラフ4

2重ドーナツグラフの作成例

円グラフが1系列の値の割合を表現するのに対し、ドーナツグラフは2重円にすることで、2系列の割合を表すことができます。

例えば以下の2重ドーナツグラフでは、外側のグラフが意識別の回答割合を、内側のグラフが世代別の回答割合を表しています。より見やすい表を作るには、作成の仕方が重要になってきます。

2重ドーナツグラフ

では、上のドーナツグラフの作成手順を簡単にご紹介します。
(以下、Excel2019で作成。フォントは游ゴシックを使用)

2重ドーナツグラフの元データ

①上の表(C列が外側ドーナツグラフ、B列が内側ドーナツグラフとなるよう作成)の A2セルからC13セルまでを選択する
② リボンの「挿入」タブをクリック 「グラフ」グループ→「円またはドーナツグラフの挿入」→「ドーナツ」→「ドーナツ」をクリックする

あとは、グラフを選択するとタブに表示される「グラフツール」の「デザイン」及び「書式」タブで見映えを整えれば完成です。
※上図では以下の調整を行っています。
・「デザイン」タブで「グラフスタイル」グループ→「スタイル1」を指定 グラフ上のグラフタイトルを入力
・「デザイン」タブで「グラフスタイル」グループ→「色の変更」→「カラフル」→「カラフルなパレット3」を指定
・「デザイン」タブで「グラフ要素を追加」→「データラベル」→「その他のデータラベルオプション」をクリック 右側に作業ウインドウが表示されるので「ラベルオプション」の▼をクリック「系列1データラベル」選択し「ラベル内容」の「分類名」と「パーセンテージ」を選択。同様に「ラベルオプション」の▼をクリック「系列2データラベル」選択し「ラベル内容」の「分類名」と「パーセンテージ」を選択

データラベルの書式設定

データラベルの書式設定

・「デザイン」タブで「グラフ要素を追加」→「凡例」→「なし」に指定
・「書式」タブで「現在の選択範囲」グループで「系列“1”」を選択 「選択対象の書式設定」をクリック 右側に作業ウインドウが表示されるので「系列のオプション」より「ドーナツの穴の大きさ」を「55%」に設定

データ系列の書式設定

・「書式」タブで「現在の選択範囲」グループで「プロットエリア」を選択 (円グラフの場合プロットエリアを選択しにくいためここを使うと選びやすいですね) グラフ上の「プロットエリア」を広げ、「グラフタイトル」や「データラベル」の位置を整える

作成後の2重ドーナツグラフ

2重ドーナツグラフ2

2重ドーナツグラフの作成のポイントは、最初の表作りにあります。
上の表のように、内側ドーナツグラフとなる列と、外側ドーナツグラフとなる列に分けることが重要です。
これさえクリアすれば、2重ドーナツグラフはごく簡単に作成できますよ。

2重ドーナツグラフより簡単な「サンバースト図」(階層構造グラフ)

最後は、Excel2016より登場したサンバーストグラフを紹介します。2重ドーナツグラフに代わり、サンバースト図(階層構造グラフ)のほうがより簡単に作ることができ、便利に使われているようです。

サンバースト図の特徴

階層データをリング状に表示します。
ドーナツグラフに比べて操作がシンプルです。

サンバースト図の使用例

アンケート結果における割合(内側:アンケート内容 外側:男女別)
地区ごとの社員配置割合(内側:関東・関西の合計割合、外側:各都道府県の割合)

サンバースト図の作成例

では、サンバースト図(階層構造グラフ)の作成手順を簡単にご紹介します。

(以下、Excel2019で作成。フォントは游ゴシックを使用)

サンバースト図の元データ

①上の表A2セルからC11セルまでを選択する
② リボンの「挿入」タブをクリック 「グラフ」グループ→「階層構造グラフの挿入」→「サンバースト」→「サンバースト」をクリックする

あとは、グラフを選択するとタブに表示される「グラフツール」の「デザイン」及び「書式」タブで見映えを整えれば完成です。

作成後のサンバーストグラフ

サンバースト図の元データ

※以下の調整を行っていきます。
・「デザイン」タブで「グラフスタイル」グループ→「スタイル1」を指定 グラフ上のグラフタイトルを入力
・「デザイン」タブで「グラフスタイル」グループ→「色の変更」→「カラフル」→「カラフルなパレット2」を指定
・データラベルには系列名 分類名 値のみ表示することができます。パーセントでの表示はできません

サンバースト図は、階層的にデータを読み取ることを目的とするものなので、2重ドーナツグラフと同じく、最初の表作りがポイントです。はっきりと階層のわかるように作表しましょう。(以下2つグラフの元の表、再掲)

2重ドーナツ作表

サンバーストグラフ作表

今回はExcel標準グラフの中でも、作ったことがないという方も多いであろう「等高線」と、見る機会は多いけれど作る方は少ない「ドーナツグラフ」、Excel2016から登場した「サンバースト図」についてご紹介しました。
どのグラフも、元となる表を作る際に注意が必要なので、特徴をよく理解して使ってみてくださいね!

次回は第5回。Excel標準グラフ「バブル」「レーダーチャート」を解説します。もっとExcelを使いこなせるようになりたい人は、ぜひご覧になってくださいね。

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