今回は『小売業の類型』、『マーチャンダイジング』、『ストアオペレーション』の学習重点ポイントについてお伝えします。もちろん、今回挙げたところ以外もしっかりと学習してくださいね。
Ⅰ 小売業の類型
小売業全般に関する内容となるので、最初に読んだときには少しわかりづらいなという内容が多かったかもしれません。前回の学習計画でもお伝えしましたが、残り科目をすべて学習した後でもう一度テキスト等の学習教材に目を通してみると理解できる部分が多いと思います。
この科目は覚えることが中心ですので、用語をしっかりと確認していきましょう。
特に押さえておいてほしいポイント
1.流通活動の機能と小売業の役割、日本の小売業の特徴
2.チェーンストアの特徴と違い
特にフランチャイズチェーンとボランタリーチェーンの違いは対比させながら覚えましょう。
3.それぞれの店舗形態における小売業の特徴
各形態とそのキーワードを覚えましょう。(例:ドラッグストアならH&BCなど)
Ⅱ マーチャンダイジング
マーチャンダイジングとは一言で言うと「品ぞろえ戦略」です。よく似た横文字やアルファベットが多く出てきますので、覚えるときにはしっかり違いを認識しながら覚えましょう。また、一部計算問題もあります。
特に押さえておいてほしいポイント
1.マーチャンダイジングの一連の流れ(マーチャンダイジングサイクル)
2.さまざまな価格設定の名称とその内容
言葉で覚えるよりも、実際に売られている商品をイメージしたほうが試験では対応しやすいです。例えば、「端数価格政策」は98円で売っているスナック菓子というように覚えておけば、安くしているのでたくさん売れるだろうなといったイメージにつながります。
3.計算問題への対応
ここは特に重要です。売上、原価、利益の関係を確認した上で、売価値入率と粗利益率については計算式そのものを覚えることはもちろん、実際に計算問題を解けるようにしておいてください。また、商品回転率と交差比率も必ずチェックしておいてください。
4.POSシステムとバーコード
POSの特徴とその活用法、バーコードの種類について覚えましょう。
Ⅲ ストアオペレーション
ストアオペレーションとは、要は「店員の店舗での作業」のこと。
仕事やアルバイトで小売業に携わった経験のある人はその時の店舗の様子を、また、それ以外の方でも普段買い物に行く様々な店舗の様子を思い浮かべながら学習していくと覚えやすいと思います。この科目は、毎回比較的易しいので高得点が狙えるように頑張ってください。
特に押さえておいてほしいポイント
1.店舗での1日の流れ
2.さまざまなディスプレイのパターンとその内容
頻出です。それぞれの陳列の特徴とそのメリット、デメリットをしっかりと覚えてください。
言葉で覚えるよりも実際の店舗での売られ方をイメージできれば試験では対応しやすいです。例えばジャンブル陳列なら、スーパーでかごに山盛りに入っている缶詰などのイメージができればOKです。
次回は残り2科目「マーケティング」「販売・経営管理」と本試験当日の心構えについてお伝えします。
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