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「輸送・機械運転」「建設・採掘従事者」とは?職業概要とおすすめ資格

「輸送・機械運転」「建設・採掘従事者」とは?職業概要とおすすめ資格

皆さん、こんにちは!

連載「実はこんなにある!日本の職業」、前回は「サービス職業従事者」と「生産工程従事者」の仕事内容についてご紹介しました。

サービス職業従事者と生産工程従事者は未経験からでも就職しやすい職種が多い分野なので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

連載7回目の今回は、「輸送・機械運転従事者」「建設・採掘従事者」をピックアップ。おすすめの資格についてもあわせて解説するので、乗り物が好きな人や、建設に興味がある方は参考にしてみてください。

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「日本標準職業分類」大分類一覧
※オレンジ色の項目が今回ご説明する職業です※

A 管理的職業従事者
B 専門的・技術的職業従事者
C 事務従事者
D 販売従事者
E サービス職業従事者
F 保安職業従事者
G 農林漁業従事者
H 生産工程従事者
I 輸送・機械運転従事者
J 建設・採掘従事者
K 運搬・清掃・包装等従事者
L 分類不能の職業

輸送・機械運転従事者とは

輸送・機械運転従事者とは

輸送・機械運転従事者とは、様々な乗り物や機械設備の運転を行う人のことです。総務省では輸送・機械運転従事者を、以下の5つのタイプに分類しています。

1 鉄道運転従事者
2 自動車運転従事者
3 船舶・航空機運転従事者
4 その他の輸送従事者
5 定置・建設機械運転従事者

1~3の仕事内容はわかりやすい方も多いのではないでしょうか。鉄道やバス、船といった、様々な乗り物を運転する「運転士」が含まれます。
具体的な職種名としては、バスの運転手やタクシードライバー、船長(漁船は除く)、航空機のパイロットなどが挙げられるでしょう。

5の「定置・建設機械運転従事者」に含まれるのは、発電員やパワーショベル運転士など。ディーゼルエンジン機関士やビル設備管理人なども挙げられます。

4の「その他の輸送従事者」に含まれるのは、バスガイドや駅の構内係、甲板員など。乗り物の運行をサポートする職種があてはまります。

中には灯台管理人など、なんだかロマンを感じさせる職種も!しかし現代の日本では、船の位置情報を簡単に明らかにしてくれるGPSの発達により、国内の灯台が徐々に取り壊されているのだそうです。灯台という文化の今後が少し気になりますね。

建設・採掘従事者とは

建設・採掘従事者とは

建設・採掘従事者とは、建設や電気工事、採掘といった仕事に携わる人のことです。総務省では、以下の5つのタイプに分類しています。

1 建設躯体工事従事者
2 建設従事者(建設躯体工事従事者を除く)
3 電気工事従事者
4 土木作業従事者
5 採掘従事者

建設躯体工事従事者の「躯体工事(くたいこうじ)」とは、建物の骨組みを作る作業のことです。
建設躯体工事従事者は建物を地盤に固定する基礎工事をしたり、柱を組んだり、コンクリートを流し込む型枠を作ったりなどして、建物の基本的な構造を作ります。

ちなみに躯体工事従事者には、建造物を解体する「解体工」も含まれます。
躯体と解体。作業の方向性はまったく逆ですが、どちらも建物の骨組みに関わる仕事と覚えておくとよいでしょう。

3~5の電気工事・土木・採掘従事者には、それぞれ電気工事や土木、採掘に関わる職種が含まれます。
例えば電気工事なら送電線の作業員やエアコンの取り付け作業員、土木ならコンクリート作業員や塗装作業員、採掘なら銀・硫黄の採鉱員や、坑内保安員なども含まれます。

なお、採掘の仕事には宝石の元となる鉱石の採掘などもありますが、日本は人件費が高いことなどから、あまり盛んではないのだとか。ただ火山が多い国なので、ガーネットやアクアマリンなどが採取できる場所もあります。職業にするのは難しそうですが、趣味で鉱物採取に出かけるのも面白そうですね。

各職種におすすめの資格

では最後に、各職種におすすめの資格について見てみましょう。

輸送・機械運転従事者におすすめの資格

輸送運転従事者の仕事は主に、電車やバス、トラック、船といった様々な乗り物を運転することです。よって仕事に際して、運転を担当する乗り物の免許や操作知識が求められます。

特に船長や航空機長を目指す場合は、専門の学校にてカリキュラムを年単位でこなさなければなりません。特定の資格を取ればいいというよりは、長期的な勉強と訓練が求められる職種といえるでしょう。

また、仕事によっては危険物の運送を担うこともあるので、危険物取扱者などの資格が求められることもあります。
従事する職種にあった資格を調べたうえで、スキルアップをはかるとよいでしょう。

建設・採掘従事者におすすめの資格

建設・採掘従事者には、建設・採掘に関する知識や技術が広く求められます。例えば大工の仕事であれば、建築大工技能士などの資格があると自身の技能の証明に役立つでしょう。

また、建物の解体工事に携わるのであれば、クレーン運転士石綿作業主任者などの資格の取得もおすすめです。
自分にできることが多ければ多いほど、即戦力として様々な現場に起用されやすくなります。参考にしてみてくださいね。

今回は「輸送・機械運転従事者」と「建設・採掘従事者」の職種概要やおすすめ資格についてご紹介しました。

次回はいよいよ連載最終回。ピックアップするのは、国内で2番目に多い就業者数を誇る「専門的・技術的職業従事者」です。お楽しみに。

参考URL:
日本標準職業分類(平成21年12月統計基準設定) 分類項目名
http://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/index/seido/shokgyou/kou_h21.htm#grp_i

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