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企画書のレイアウトのコツ3つとは|初心者でも簡単!企画書の書き方④

企画書のレイアウトのコツ3つとは|初心者でも簡単!企画書の書き方④

企画書作り初心者がやりがちな失敗が、企画内容を仕上げるのに手いっぱいで、企画書のレイアウトにこだらわず作ってしまうこと。

企画書には「コレ!」というフォーマットは存在しませんが、「相手が見やすいレイアウトの企画書」「相手に内容が伝わりやすい企画書」を作るには、共通するコツがあるのです。

前回は、企画書の王道の構成「4つの要素」についてご説明し、サンプル企画書を作成しました。今回は、企画書のレイアウトの3つのコツをお教えします。このコツをマスターすれば、初心者でも、見やすい企画書がサクサク作れるようになりますよ!

連載「初心者でも簡単!企画書の書き方」
第1回 企画書の書き方のポイント4つをまず押さえよう
第2回 企画書の意味・目的と3つの作成ステップを知ろう
第3回 企画書は4つの要素で構成しよう
第4回 レイアウト3つのコツで見やすい企画書にしよう←今回はココ!
第5回 企画書はグラフで説得力をアップしよう

レイアウトの力を使えば見やすい企画書に!

前回までの記事では、企画書の内容について主にレクチャーしてきました。企画書を相手に見てもらうために、内容を充実させるのは大切なこと。しかし「見てもらう」段階までにたどり着くには、企画書の見た目、すなわちレイアウトも重要な要素です。
せっかく作った企画書ですから、途中で飽きられることなく、ぜひとも最後まで相手に目を通してほしいですよね。

口頭説明ありきのプレゼン資料と違い、企画書は、企画書のみを相手先に送付して目を通してもらう機会が多い資料です。そのため企画書は、誤解なく伝わるよう、文面により注意したほうがよいと第2回記事で述べましたね。

しかし、文章ばかりに頼るのはNG。文字を詰め込みすぎると、ごちゃごちゃとして読みづらい状態になります。相手は「なんだか読むのが面倒だな…」と、読むのをやめてしまうかもしれません。

そんなときに力を発揮するのが、レイアウトです。スッキリまとめて、相手の目に留まりやすい企画書を作りましょう!

企画書のレイアウトのコツは3つ

レイアウトというと難しく思えるかもしれませんが、実はコツは3つのみ。文字に関することを整えると、スッキリとしたレイアウトが叶いますよ。

コツ① 使うフォントは1種類に限定

「PowerPoint」などのソフトに入っているフォントは種類が豊富で、様々なフォントをつい使ってしまいがち。

しかし、企画書全体で使用するフォントは、1種類に限定するのが1つめのコツ。「メイリオ」や「游ゴシック」、「創英角ゴシック」など、線がハッキリ出るフォントが読みやすいです。

コツ② 企画書に使う色は3色が基本

企画書の主体となるベースカラーと、メインカラーアクセントカラーの3色があれば、企画書は整って見えます。

ベースカラーは、書類の背景の色。白を選ぶと失敗しません。
メインカラーは、企画書全体のテーマとなる色。企業のイメージカラーがある場合は、そちらを使うのも良いアイデアです。
アクセントカラーは、重要な箇所や目立たせたい箇所に使う色。テーマカラーに沿って選びます。反対色でも、同系色でもOK。

カラーは自分の好みで選んでもよいのですが、企画書の提案先によって変えることや、認識しやすい色をチョイスすることも心がけましょう。

なお基本の文字の色は、標準の黒を使う方が多いですが、標準の黒よりも少しだけ薄い黒を選ぶと、目に優しく読みやすい印象になるのでおすすめです。

コツ③ 文字サイズを統一し、文字配置を揃える

「見出しは〇〇pt、本文は△△pt」など文字サイズに関するルールを決め、企画書全体で統一するようにしましょう。ページによって文字サイズがバラバラだと、まとまりのない文面になり雑多な印象を与えてしまいがち。

見出しや本文といった、要素の1ページにおける配置も揃えます。それぞれのブロックを決めた位置に置いてください。

今のページでは見出しが上部にあるのに、次ページでは見出しが下部にある…ということがないようにしましょう。

PowerPointを使えば初心者でもレイアウト上手に

文字の配置については、プレゼンテーションや企画書の作成に特化した「PowerPoint」を使うと便利です。
ソフト内にあらかじめ書式やフォントなどの各スタイルがまとまったテンプレートが複数用意されているため、完成イメージに近いテーマを選べば、手早く企画書を作成することが可能です。

また、Googleのサービスにも、PowerPointと同レベルの作業が可能な「Googleプレゼンテーション」があります。PowerPointがインストールされていないPCを使う場合や、クラウド上でデータを共有しながら企画書を作る際、スムーズに作業することができるため重宝しますよ!

企画書にレイアウト3つのコツを反映してみよう

レイアウトの3つのコツがわかったところで、企画書のサンプルで、実際にレイアウト反映する様子を見てみましょう。

今回使う企画書は、前回の記事で作成した「ショップAの売上高を前年比150%増とするための企画書(販売促進企画書)」です。4つの要素(① 問題(課題)、② 原因、③ 解決策、④ 効果)をシンプルに箇条書きで表すところまで作成しましたね。

一部のサンプルページは以下の通りです。

サンプルページ「① 問題(課題)」

サンプルページ「③ 解決策」

さて、今回お教えしました、レイアウト3つのコツを反映すると、以下のようにチェンジします。

企画書にレイアウト3つのコツを反映してみよう

企画書にレイアウト3つのコツを反映してみよう

企画書にレイアウト3つのコツを反映してみよう

まとまりが出て読みやすい企画書に変わりましたね。
このように、フォントや色、サイズ、配置に気をつけてレイアウトすれば「目に留まりやすい&読んでもらいやすい企画書」に進化させることができます。

なお、こちらの企画書は、以下のようなフォント・文字サイズにて見た目を整えました。

企画書にレイアウト3つのコツを反映してみよう

企画書内で使うフォントや文字サイズをあらかじめ決めておき、テンプレートを作っておくと、作成途中でも「この部分はどのフォントを使うんだったかな?」というような迷いがなくなりますよ。

企画書を構成する4つの要素とは

企画書はレイアウトを整えることで、画面がスッキリまとまり、より訴求力のある企画書へとブラッシュアップします。色や文字サイズなどを変えるひと手間で雰囲気がガラッと変わるので、奥深いですよね。

なお企画書に使う色によって、人に与える印象が変わります。テーマカラーがオレンジなら元気でフレッシュな印象に、ボルドーなら落ち着いた高級な印象になる、といった具合です。色についてもっと知りたくなったら、色彩に関連する資格の講座を勉強してみるのもよいかもしれませんね。

色彩検定3級講座

さて連載最終回の次回では、企画書内に盛り込むグラフや表などについて詳しくお教えしたいと思います。

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