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ストレスに強い人と弱い人の違いとは、どんなところにあるの?

ストレスに強い人と弱い人の違いとは、どんなところにあるの?

連載「ストレス対処術」4回目のテーマは「ストレスに強い人・弱い人」です。

同じ大きさの音を聞いても、ストレスに感じる人と感じない人とがいますよね。同じ環境で働いていても、ストレスの受け取り方は人それぞれ。

世の中には、ストレスに強い人と弱い人が存在します。どのような理由でストレス耐性の有無は生じるのでしょうか?また、ストレスに強い人・弱い人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?

今回はストレスに強い人・弱い人についてご紹介します。

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ストレス耐性は遺伝レベルで決まっている?

ストレスに強くなりたいですよね。でもこれ、もしかしたら体質なのかもしれません。実はどうやら日本人は、ストレスに対して遺伝レベルで弱いらしいのです。

「どうして自分はストレスに弱いんだろうなあ」と感じている人のために、1つストレスに関する体質の研究結果をご紹介しましょう。

性格のポジティブさを左右するものに、「セロトニン」という脳内物質があります。多いほどポジティブになるこのセロトニンの分泌量を決めているのが「セロトニントランスポーター」という遺伝子で、タイプはSS型、SL型、LL型の3つ。

LL型はおおらか、SS型は神経質になりますが、研究の結果、欧米人はLL型が多いのに対し日本人はSS型が多いことがわかっています。日本人のLL型の割合はたったの3%なんだそう。日本人は、ネガティブな思考にとらわれやすい民族、と言えるのですね。

ネガティブな思考回路というのは、他人の視線が気になりやすい傾向があります。

日本はご存知の通り、島国であり文化や宗教を同じくする人たちの集まりであるため、同調圧力が強くなりやすい国です。他人の視線を気にしやすいというのは、私は、歴史的にも文化的にもさもありなんという気がします。

大陸国家の人々は日本人に比べ他人の目をそれほど気にしないのは、やはり様々な文化・宗教を持った他民族との交流があったためではないでしょうか。まったく異なる文化に生きている人と自分を比べても、違いを感じこそすれ劣等感はあまり感じないような気がします。

ネガティブな思考回路が良くないわけではありません。おおらかは言い換えればおおざっぱで細かいことを気にしないとも言えます。その反対の性質といえば、真面目で誠実、コツコツと積み上げることが得意ということに。なるほど、日本人の気質を言い表しているような気がしますね。

もちろん、この遺伝子が性格のすべてを決定するわけではないのでご安心を。遺伝子の役割は3分の1程度だと言われており、残りは生まれ育った環境など遺伝子以外が関係していると言われています。

では、具体的にストレスに強い人・弱い人にはどんな特徴があるのでしょうか?

ストレスに強い人の特徴とは?

日本人はネガティブな思考回路になりやすい体質の人が多いことがわかりましたが、日本人全員がネガティブかというと、そうではありませんよね。日本人の中にもポジティブな考えを持ち、ストレスに耐性がある人はたくさんいます。

ストレスに強いというのは、つまり落ち込みにくい人。そういう人は、考え方に特徴があるんです。

まず、考え方が合理的です。
やり方が間違っていて失敗してしまったとしましょう。こんな時、失敗を勝ち負けで考えず成果を分析できるのが合理的な考え方です。「合格点には届かなかったけれど、5割達成できたのだから、このまま続けよう」「今は失敗したけれど、時機が悪かった。状況が変わってきたときのために作戦を考えよう」といった感じに、前向きに考えられる人は落ち込みません。

また、人と自分を比べず、自分の中でどれくらい達成できたかという自己評価で生きています。他人と比べる癖がついていると、どうしても自分より出来のいい人と比べてしまいますから、常に劣等感にさらされることになります。落ち込むのは当然ですよね。

ストレスに弱い人の特徴とは?

逆にストレスに弱い人の考え方には、どんな特徴があるのでしょうか?
先ほど紹介したストレスに強い人と正反対だと考えてもらえればOKです。
具体的には、

人に嫌われたくない 他人と比較する プライドが高い 失敗したくないという意識が強い

こうした傾向があります。自分をよく見せようとする意識が強いために、人の目が気になってしまうタイプはストレスに弱いと言えるでしょう。

他人の目を通して自分の形を確認している人は、裏を返せば自分の形があやふやで自信がないとも言えますね。日本人はネガティブな思考回路になりやすい体質の人が多いのですが、「自信」というのは育ってきた環境や考え方によるところが大きいものです。

逆に言えば、ネガティブな思考回路は意識することで改善することも可能、ということです。

ポジティブな考え方ができる人は落ち込みにくい、つまりストレスに強いわけですから、ポジティブな考えを持つことこそが重要ですね。

ストレス対処法

ストレスに強い人と弱い人の特徴を見てみました。
ストレスに強い人は、

合理的な考え方ができる 自己評価で生きている

という傾向があります。一方、ストレスに弱い人は、

非合理的な考え方をしている 他人の評価が気になる

という傾向があります。私たち日本人は遺伝的にネガティブな思考回路を持ちやすいのですが、だからといってネガティブな思考回路から抜け出せないわけではありません。
意識すればポジティブな考えを持つことが可能です。ストレスに強くなりたいと思うのなら、意識してポジティブに考えるようにしてみましょう。

次回はストレス対処能力の指標「SOC(首尾一貫感覚)」についてご紹介します。

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