1日を効率的に過ごしたり、気持ちを前向きにさせたりするのに効果的な「朝活」。
ですが、朝活というからには今よりも少なくとも15分~20分は早起きしなくてはなりません。「朝が弱い」「早起きなんて無理だ」という人は、朝活には取り組めないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。連載「朝活入門」、今回は早起きのコツや、早起きを習慣化するコツについてご紹介します。
早起きが失敗しやすい理由とは?
「朝活するために早起きしよう!」と心に決めても、3日と続かなかったり、眠気に勝てず「あと10分」といっているうちにいつもの起床時刻まで過ぎてしまったり…。
朝早く起きることは、なかなかにつらいものです。特に働いている人にとって、自由になる時間は朝か退社後しかなく、早起きするより退社後を自分の時間に充てるほうが楽なもの。
ネット配信されているドラマを立て続けに見てしまったり、ネットやSNSに夢中になってしまったりして、ふと気が付くと「もうこんな時間!?」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。私はよくあります。
でも、夜寝るのが遅いから早起きがつらいわけですよね。つまり、早寝できれば早起きできるのです。早起きできないのは、自分の時間を朝ではなく夜に充てていること、またそれが習慣化しているからなのですね。
つまり、自分の時間を夜ではなく朝に持ってくるように習慣化できれば、自然と早起きできるようになるわけですが、新しい習慣というのは挫折しやすいものです。
早起きに限らず、例えば「健康のために1日1万歩歩こう」「エレベーターではなく階段を使おう」と思っても、すぐに面倒になって結局歩いて行ける場所へも車を使ったり、エレベーターを利用してしまったりすることは珍しくありません。
なぜ新しい習慣は挫折しやすいのでしょうか?
これは、
① 今までの生活スタイルを大きく変えようとするため
② 気力でなんとかしようとするため
③ 結果をすぐに求めるため
この3つが原因となっています。
逆に、この3つをなんとかできれば、新しい行動を習慣化できるはずです。
早起きのコツ① 目標を高く設定しない
早起きを習慣化するための第1のコツは「目標を高く設定しない」ことです。
今回の場合は「朝活の内容」「起きる時間」の2つのこと。
例えば、移動のほとんどを乗り物に頼っており、運動不足を自覚していた人が「ウォーキングで1万歩を朝活にしよう」と思い立ったとします。1万歩というのは、1歩を60cmとすると距離にして6km、時間にすると1時間~1時間30分くらい。朝7時に起きていた人なら、5時に起きてウォーキングに出かければいいのですが…。
雨の日が続いたり、冬場で寒く暗いうちに出なければならなかったりして「今日は休み」が続くと、モチベーションが下がってしまう、というのはよくあることです。これは、早起きもウォーキングも習慣になっていないからですよね。
しかし、このケースで大切なのは「運動不足解消」が目的である点。さらに言うなら、「1日1万歩達成する」ことであって、1時間続けてウォーキングをすることではありません。それなら、20分ずつ朝・昼・夜の3回でもOKになります。
20分なら、エスカレーターを階段に変えたり、ちょっと意識して歩いたりするだけでも達成できます。
つまり、朝活の内容も起きる時間も、高く設定しないで「ちょっとがんばればOK」というレベルからスタートするといいのです。
早起きのコツ② 周囲の力を借りる
新しい習慣を根付かせるのに「周囲の力を借りる」のもおすすめです。
具体的には、SNSや友達に早起きして朝活することを宣言するのです。
新しい習慣が失敗しやすい要因の1つに「気力でなんとかしようとする」というものがあります。誰にも言わずに始めれば、やめるときも簡単ですし、挫折を人に知られることもありませんしね。
これを逆手に取るのです。わざと周囲に宣言し、注目を集めることで気軽に「もうやーめた」と言えなくする、というわけですね。
また、人にとって「約束を守る」というのは自信につながる行為です。周囲に対し「早起きする」ということを約束し、実行できていれば自信と達成感が味わえるので、モチベーション維持にも効果的なのです。
さらに声に出して宣言することで、応援してくれる人が現れるかもしれません。支援者の存在は心の支えになります。
朝活を始める際には、ぜひ周囲の人やSNSでつながっている人に宣言をして、背中を押してもらいましょう。支援が多いほど、モチベーションの維持につながります。
早起きのコツ③ すぐに結果を求めない
朝活の内容は、すぐに結果が出ないものも多くあります。成果が見えないと、がんばりが無駄に思えて「やーめた」と言いたくなってしまうものです。
朝活はすぐに成果は出ないものと理解し、短期間で成果を求めないようにしましょう。
例えば、前回ご紹介した、比較的手軽に取り組めるモーニングページですが、最低でも12週は続けることが推奨されています。
ダイエットや運動不足解消が目的の運動系にしても、資格や語学のようなインプット系にしても、日々の積み重ねによっていつの間にか変化がもたらされている、というものが多いのです。
結果が出なくても気にせず毎日続けるには、活動内容が自分にとって面白いものである必要があります。
朝活を選ぶ際には、自分が興味を持って面白く取り組めるものを選ぶようにしましょう。
早起きを習慣化するコツについてご紹介しました。もちろん、早起きするためには早寝することが必要なので、
- 起床時間から逆算して就寝時間を決める
- 就寝時間は必ず守る
- 寝つきをよくする工夫をする
なども必要です。そのうえで、今回ご紹介した習慣化のコツを取り入れてみてくださいね。
次回は朝活が向かない人のための「朝活」についてご紹介します。
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