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自信過剰にならないためのポイントとは|自信を持ちたいときに読む話④

自信過剰にならないためのポイントとは|自信を持ちたいときに読む話④

自信があるのとないのとでは、周囲に与える印象も異なります。自信はないよりはあったほうがいいものですが、自信過剰だとイタイ人になってしまうので注意が必要。
ところで、「自信がある人」と「自信過剰な人」の違いはどこにあるのでしょうか?

連載「自信を持ちたいときに読む話」、今回は自信過剰にならないためのポイントをご紹介しましょう。

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自信がある人と自信過剰な人の違いって?

何かを頼んだときに「任せといて」と言われて、頼もしく感じられる人と、不安に感じられる人がいますよね。前者は「この人なら大丈夫」と信頼ができるからであり、後者は「ホントに大丈夫?」と若干疑問視してしまうから。
この違いはどこにあるのでしょうか?

それはずばり、「自信」と「過信」の違いです。

自信というのは、その人の経験に基づいて生まれるもの。自分に自信がある人は、自分のレベルや限界を知っています。必ずできることに対しては自信を持って「任せて!」と言うことができますが、できないもの・できるかどうかわからないものに関しては、決して自信満々に対応はしないものです。

一方の過信は、経験に基づかないものを言います。自分を過信している人は、やったことがないものに関しても「自分の能力ならできるはず」という思い込みで動きます。失敗すると「自分が悪いのではない、周りに原因があるのだ」と責任転嫁する傾向があるのも特徴。だからこそ、周りの人も「この人に頼んで大丈夫?」と不安に感じてしまうんですね。

とはいえ、「やったことはないけど、まあ、なんとかなる!」という楽観的な考え方がいけないわけではありません。悲観的だったり現実主義すぎて柔軟性がなかったりするのも、困りものですよね。

楽観的に構えていても、リスクを調べる、いろんなパターンを想定して準備をしておく、といったしたたかさを持ちあわせていれば、周りからイタイ人扱いされることはありません。

自信過剰な人の特徴3つ

自信過剰な人に見られてしまう主な特徴をご紹介しましょう。

  • 人を見下す
  • 失敗を認めない
  • プライドが高い

自信過剰な人は、相手の実力・能力よりも地位や権威・実績を重要視し、自分よりも劣っていると格下認定する傾向があります。

また、「悪いのは自分ではなく周りのせい!」などと言って責任転嫁をしたり、「今回はたまたまうまくいかなかっただけ」と開き直ったりして反省する様子がないのも特徴。

さらに「自分はできる人間」「特別」と思っているがためにプライドが高くなりがちです。

転職サイト「エン・ジャパン」は、転職に失敗する人の特徴として、
「他責傾向がある(74%)」
「謙虚さに欠ける(70%)」
「考え方に柔軟性がない(38%)」
といった特徴を挙げていますが、まさに「自信過剰な人物」の特徴に当てはまりますね。

その一方で
「コミュニケーションスキルが高くない(13%)」
「自信のなさ(11%)」
などは、自信過剰な人に比べれば、それほど問題ではないようです。

つまり、自信も過ぎると周囲から「イタイ人」と思われるのは必至、ということが言えます。

しかし、自信を持つことは大切なことでもあります。自信過剰にならないためには、どんな点に注意するべきなのでしょうか?

自信過剰にならないためには?

自信過剰にならないための心がけを具体的に挙げてみましょう。

自分の実力、強み・弱みを知る 第三者の意見を聞く 「できないかもしれない」に敏感になる 批判する場合は必ず良い点を挙げる

自分の実力が及ぶ範囲を知り、背伸び・高望みをしないこと、間違えたり失敗したりしたときに誰かのせいにしないこと、また自分への批判やアドバイスには耳を傾けること、など「謙虚さ」を失わないことがポイントです。

また、自分の実力は知っていても、キャリアアップしたいなら挑戦しなければならないこともありますよね。
そんなときは「できないかもしれない」という感覚を大切にし、やり方を変える・周りに助けを求めるなどの対策を立てるようにします。少なくともそうすることで、失敗したら何も残らない、という状況の回避は可能です。

さらに、誰かを批判する場合は、必ず良い点を挙げ相手を褒めましょう。一方的に批判だけしてしまうと、上から目線に見えてしまい、相手には嫌な気持ちしか残りません。まさに「自信過剰で横柄な人」に見えてしまうのです。

また批判一辺倒だと「じゃあ、あなたはどうなんだ?完璧にできるのか」と切り返されてしまいます。謙虚さは相手を認めることでもあります。意見や要望を伝える場合は、まずは相手を認め、褒めることも忘れずに。

自信を持ちたいときに読む話

今回は、自信過剰にならないためのポイントについてご紹介しました。一言で言えば「謙虚であれ」ということですね。

自分に自信を持つことは大切ですが、だからといって周囲に対し横柄に振る舞っていいわけではありません。自惚れず、周囲に耳を傾ける姿勢を持ち続けることが大切です。

次回は自信を失ってしまったときの、自信回復の方法についてご紹介します。

参考
https://president.jp/articles/-/25760?page=2

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