連載「自信を持ちたいときに読む話」、前回は自信を持つメリットについてお話ししました。
とはいえ、「自分にはできる!」と全面的に自分を肯定するのは、なかなか難しいもの。
そこで今回は、自信が持てない人に試してもらいたい、自信をつける行動や習慣をご紹介しましょう。
目次
行動その1:感謝された理由を考えてみる
自信のなさは、自己評価の低さに起因します。つまり「自分なんか、たいした人間じゃないから」という気持ちがつきまとうために、「自分にはできる!」と堂々とすることができないのですね。
変に自信満々で堂々と間違いを犯したり、それを人のせいにしたりするのはよくありませんが、逆に自信がなさすぎると卑屈に見えてしまいます。
どうしても「自分なんか」という気持ちが捨てきれないほど、自分に対するコンプレックスが強い場合は、毎日生活する中で“感謝されたこと”を記録してみましょう。どんな小さなことでもいいんです。そのとき、なぜ感謝されたのかも一緒にメモしましょう。
例えば、道を譲ったりエレベーターのボタンを押したりして感謝されたときは、自分が気を利かせたからだと考えられます。
資料を作成して感謝されたのは、会議までに間に合うよう資料の作成ができたから。あるいは、とても見やすい資料が作成できたから。
ありがとうの理由こそ、あなた自身の強みです。自分自身が自覚していない強み・得意分野を見つけるのに役立つ方法です。
行動その2:得意分野をプロフェッショナルにまで引き上げる
自分の強み・得意分野が見つかったら、今度はその強みをプロフェッショナルのレベルまで引き上げましょう。得意なことのほうが成長は早く、結果を出しやすいためです。
気配りが強みなら、周囲に目を光らせてさりげなくサポートする機会を増やしましょう。どんなサポートが求められているのかを把握し、必要なスキルを身に付ければ重宝される人材になれますね。
資料作成が得意なら、OA機器の扱いならお任せを!というレベルにまで持っていきましょう。特にパソコン、ソフトの扱いは会社・業務によって特化していることが多く、「なんとなく使っているけど、エラーが出たら困る」というケースも少なくありません。
パソコンには関連した資格も多いので、勉強しておくと知識も深まり資格も取得できて一石二鳥!
強みを持つことで、何かに失敗しても「私にはこれがある」「大丈夫」と思う余裕が生まれます。
行動その3:目標はスモールステップ方式で設定する
強みをプロフェッショナルのレベルまで引き上げていくなら、ゴールの設定が必要ですね。
例えば情報処理系の知識を持ちたいので、ITパスポート資格の取得を目標にしたとします。でも、知識がない状態からITパスポートの合格まで持っていくのは、なかなか大変。
そこで、目標までの道のりをなるべく小さく区切って設定するのです。ステップの段差が低いほど必要な努力は小さくて済むため、失敗しづらいというメリットがあります。
達成感は多く挫折感が少ないので、自己評価を下げにくい方法です。
行動その4:変えられるものと変えられないものを知っておく
自己評価が低い人は、自分に対しコンプレックスを抱いていることが多いものです。
それが自信のなさにつながることが多いため、まず自信をつけようと思うと「コンプレックスの克服から」と思うのもわかります。
わかりますが、人には「変えられるもの」と「変えられないもの」が存在することを知らなくてはなりません。
変えられないものの代表格は「過去」です。過ぎてしまったことは、どんなに後悔してもどうすることもできません。
変えられるものの代表格は「人の行動」「現在」「未来」です。過去は変えられませんが、現在からなら変わることはできます。
私は氷河期と呼ばれる世代で、キャリア形成に失敗しています。大学卒業後、入社した会社にずっといるものだと思っていましたが、実際はパワハラで体調を崩し5年で退職、その後は正社員にはなれていません。
現在の就活事情を見ていると、早慶ですら女子というだけで門前払いを食らう2000年当時に卒業した自分を本当に恨めしく思います。
とはいえ、私の氷河期卒・キャリアなし、という過去は変えられません。
自分に対しコンプレックスを抱いており、「どうにかしたい」と思っているなら、過去に目を向けるのではなく「これからどうするか」に目を向けましょう。
自分を変えたいと思って行動を起こすのに、遅すぎるということはありません。むしろ、何も行動しなければ何も変わらないので、自分の決断を大いに褒めてやるべきです。それがどんな小さなことであっても、です。
ちなみに私は正社員にはなれませんでしたが、現在はフリーランスとしての仕事を獲得しています。キャリアがなくても行動を起こせばキャリアは作れるし、なんとかなるものだなあと思っています。
行動その5:こまめに「ありがとう」と言う
人に何かしてもらったら、きちんと「ありがとう」と声に出して伝えましょう。
謝意を示されて嫌な気持ちになる人はいません。また、人にきちんとお礼が言えるような人物を嫌う人も少ないものです。「ありがとう」と言えるようになれば、あなたは周囲の人から大切にされるようになるでしょう。
周囲が寛容な気持ちで接してくれるようになれば、心にも余裕が生まれますね。心の余裕は自信につながります。
今回は自信を持ちたい人に試してもらいたい、自信を持つための行動や習慣についてご紹介しました。
自己評価アップに効果的なものばかりなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
次回は「今すぐ心を奮い立たせたい」というときに効果的な、自信がわいてくる「ハイパワーポーズ」についてご紹介します。
オトナ女子を楽しもう!タイプ別おすすめ趣味講座~診断つき~
大人の女性におすすめの趣味講座をご紹介。
性格や志向から4つのタイプに分類し、診断結果からあなたにピッタリの講座が見つかります。
無料登録でオンラインの資格講座を体験しよう!
資格受け放題の学習サービス『オンスク.JP』では様々な資格講座のオンライン学習が可能です。
最短20秒の無料会員登録で、各講座の講義動画・問題演習の一部が無料体験できます。
※自動で有料プランになることはありません。
関連する記事が他にもあります
自信を持ちたいときに読む話
- 自信喪失時に試したい「自信を取り戻す方法」5つ|自信を持ちたいときに読む話⑤
- 自信過剰にならないためのポイントとは|自信を持ちたいときに読む話④
- 自信がわいてくる「ハイパワーポーズ」とは|自信を持ちたいときに読む話③
- 自信がない人に試してほしい行動・習慣5つ|自信を持ちたいときに読む話②
- 「自信」を持つことのメリットとは|自信を持ちたいときに読む話①