ストレス軽減や集中力アップに効果があると近年話題の「マインドフルネス」。連載「マインドフルネス入門」、前回は、マインドフルネス瞑想をして睡眠の質を上げる方法についてお伝えしました。
マインドフルネス状態になるための方法として、音楽を聴きながら瞑想をすると効果的だと言われています。音楽の効果は心理的な安心感や、リラックス効果、ストレスの軽減、恐怖からの解放、表現力の向上など実に様々です。
そこで今回は、マインドフルネス状態に入りやすい音楽の特徴とその効果についてご紹介します。
マインドフルネス瞑想に向く音楽の特徴とは
連載第1回でお伝えした通り、集中力が高まったり、ポジティブになれたり、ストレス解消に役立ったりと、様々な効果が期待できるマインドフルネス。
マインドフルネス状態になる手段としては、連載第2回でご紹介した通り、瞑想が一般的です。
そして瞑想は、静かな状態で行うよりも、音楽を聴きながらの方がよりストレス軽減や集中力アップに有効と言われています。音楽を聴きながら瞑想を行うと、雑念が入りづらくなり呼吸に集中しやすいため、よりリラックスやストレス軽減に効果的となるからです。
音楽は、自然の音などが取り入れられているものがおすすめです。さらに速いテンポのものではなく、ゆったりとしたテンポで歌詞の入っていないものがよいでしょう。歌詞が入っていると、呼吸に集中できないためです。
おすすめの音楽① ヒーリングミュージック
ヒーリングミュージックは、聴く人の心を安らげてくれる効果があります。またシンプルなメロディーのものが多く、ゆっくりとしたテンポが特徴です。
ヒーリングミュージックは、脳に作用しストレスホルモンを減少させ、リラックス効果を導きます。その特徴を活かし、医療機関、リゾートホテルやヘアサロンなど、リラックス空間が必要な場所では欠かせないBGMになっていますね。
おすすめの音楽② リラックスできる1/fゆらぎ
世の中には、たくさんのゆらぎが存在しており、人は自然とゆらぎでリラックスできます。その中でもゆらぎには種類があります。
一定のリズムを刻むゆらぎ、一定のリズムを刻みながらも予測できない不規則なゆらぎとが混在している場合もあります。
そのゆらぎの具合を表すのが、「f」という周波数であり、その種類を「1」で表しています。
人は、規則的な中にも不規則なリズムのゆらぎが入ってくる「1/fゆらぎ」が一番心地よく感じるゆらぎだといわれています。
私の経験ですが、1/fゆらぎの音楽をバックに、音声ガイドに導かれながら行う瞑想がもっともリラックス効果を感じることができ、気持ちも安定するように感じます。
今回は、マインドフルネス瞑想を行う際におすすめの音楽についてお伝えしました。心地よいヒーリングミュージックや1/fゆらぎの音楽を聴くことで、リラックス効果、恐怖や不安などからの解放など、様々な効果が期待できるでしょう。
様々なリラックス効果のある音楽を試してみて、自分のお気に入りの音楽を見つけましょう。
また第1回ではマインドフルネスに役立つアプリをご紹介しましたが、アプリの中にはあらかじめ専用のBGMが入っているものもありますので、まずはアプリから試してみてもいいかもしれませんね。
次回は「マインドフルネスと瞑想の違い」についてお話していきます。
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