Googleなどの大企業が取り入れたことで話題になった「マインドフルネス」。聞いたことがある人は多いと思いますが、「それって、瞑想のことでしょ?」と思っている人も多いかもしれません。
マインドフルネスは、「今に集中している状態」のことを指します。瞑想も一見同じように見えますが、実はそれぞれの目的には違いがあるのです。
連載「マインドフルネス入門」、最終回の今回は、マインドフルネスと瞑想の違いと効果について解説します。
マインドフルネスと瞑想の違いとは
近年、世界的にも「マインドフルネス」は流行しており、その効果に期待して導入している企業も増えてきました。
マインドフルネスとは、自分自身を客観的に見ることで様々な「気づき」を得る状態をいいます(詳しくは、第1回「仕事や勉強に役立つ!集中力を育てるマインドフルネスとは」を参考にしてください)。
マインドフルネス状態になる方法としては、頭の中に浮かんだことをひたすら書いていくジャーナリング、時間をかけてゆっくりと食事をするマインドフル・イーティングなどがありますが、最も一般的な方法が瞑想です。
マインドフルネス瞑想と瞑想は、一見同じと考えがちですが、実は大きな違いがあります。
マインドフルネス瞑想は、マインドフルネス状態になるための手段として瞑想を用いています。瞑想自体が目的ではありません。
マインドフルネスの目的は、瞑想によって得られる効果を医療やスポーツ、仕事や勉強などに役立てることです。
マインドフルネスと瞑想の効果とは
それでは、「マインドフルネス」と「瞑想」にはどのような効果の違いがあるのでしょうか。
第2回「マインドフルネスで得られる効果とは」でご紹介した通り、マインドフルネスとは、マサチューセッツ大学のジョン・カバッドジン博士が始めたストレス低減プログラムが元となっていますが、それ自体が仏教の瞑想法を取り入れたものです。
そのため、マインドフルネス瞑想と瞑想には、基本的な効果として違いはないと言えるでしょう。
精神的な効果としては、リラックス効果、ストレスの軽減、集中力や判断力の向上、ネガティブな感情の抑制、対人関係の調和、不安の軽減、自己肯定感の向上などが挙げられます。
身体的な効果としては、血糖値やコレステロール値の上昇の抑制、免疫機能の改善、不眠症の改善、高血圧の抑制などが挙げられます。
ちなみに筆者は眠りが浅かったので、マインドフルネス瞑想を生活に取り入れるようにしました。主に就寝前に15分~20分程度、マインドフルネスアプリを使って実践しています。
その効果はまず睡眠の質に表れました。以前は朝までに何度か目が覚めることがあったのですが、一度も起きずに眠れるようになり、疲れも取れやすくなったと感じています。
忙しくてなかなか時間が取れない人も、1日わずか5分でもマインドフルネス瞑想を実施することで、体の調子が整ってくるでしょう。
全5回にわたり、マインドフルネスの効果や方法についてご紹介しました。
マインドフルネス瞑想を実践することで、ストレスの軽減、質の良い睡眠、ネガティブな感情の抑制、対人関係の調和など、様々な効果が期待でき、より健康な生活が叶うかもしれません。
また健康だけでなく、集中力や記憶力の向上が期待できるので、仕事や資格取得などの勉強にも大変有効です。
マインドフルネス瞑想は道具も必要なく、好きな時に好きな場所で行えます。ぜひ皆さんも、気軽に日常生活にマインドフルネスを取り入れて、様々な「効果」を実感してみてくださいね。
参考URL:
https://m-ini.com/mbsr/
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