皆さんこんにちは!
この記事では、オンスクの「はじめての第二種電気工事士講座」映像制作担当であり、制作中に第二種電気工事士に合格した私が、オンスクを最大限活用する勉強法をお教えします。
前回は、筆記試験の勉強法についてご紹介しました。
続いて、技能試験の勉強法です。
ちなみに私が、最初に技能試験過去問題の作品1つを完成させるのにかかった時間は、2時間。
電線の被覆をむく作業は初めて、IKEAの家具を組み立てる時にドライバーを使った経験があるくらいでした。
そんな私の勉強法もふまえて解説していきますので、ぜひオンスクを最大限活用し、勉強を進めてみてください。
まずは電線と器具、工具を用意しよう!
第二種電気工事士筆記試験の翌日、協会のHPで解答が発表されますので、自己採点してみましょう。
合格圏内であることを確認したら、技能試験対策に入ります。
電線と器具、工具がすべて揃ったセットの商品がありますので、まずはそれを購入するのがおすすめです。
どれを購入したら良いかわからないという方は、合格した方のネットの口コミなどを参考にしてみてください。ちなみに私はHOZANのこちらを購入しました。
3万円くらいしますので、なかなか痛い出費です。しかし、試験では電線と器具は用意されていますが、工具は持参のものを使用しなければなりません。
講師によると、工具は人から借りたり、中古を購入したりする方もいるそうです。身近に電気工事士のお知り合いがいたら、聞いてみるのも手かもしれません。
セットを入手したら、オンスク第二種電気工事士講座、9章「単位作業」の講義動画を見始めましょう。
動画内で作業している電線や器具を目の前に用意して、「この器具のこの穴に差し込むのか」「こっちに白線か」など手を動かしながら見ると、より理解が進むと思います。
講義動画を1本見たら、実際に作業してみましょう。
最初は中々うまくいかないと思いますが、失敗しながら何回も繰り返していくと、コツを掴めます。
とりあえず動画どおりに作成してみて、段々と「こっちの工具の方が作業しやすいな」「電線を長めに切って、後から切り落とした方が作業しやすいな」と、自己流にアレンジしていってください。
試験では、完成品のみの合否判定になりますので、途中、どの工具を使用し、どう作業するか、手順などは判定材料になりません。
あと、練習をする際に、下に雑誌や厚手のビニールマットなどを敷くことも忘れずに!
私は自宅での作業中、集中していてまったく気づきませんでしたが、いつの間にか電線や器具でこすってできた傷が、木のテーブルの至るところについていました。
スイッチの出っ張りや金属が露出している器具が多いので、いつの間にか傷つけていたのですね。
テーブルを傷つけたくない方は、下に敷くものも準備しておきましょう。
複線図を5分で描けるようにしよう!
一通り、単位作業を終えたら、次は過去問題にチャレンジしてみましょう。
まず第1のハードルが「複線図」。
私は筆記試験の際に、少し学習していたので、描くことはできたのですが、10分程かかりました。
しかし、試験時間は40分。この複線図の作成に時間がかかると、後の施工に時間を割けなくなり、未完成のまま試験終了になってしまいます。
そこで、複線図をしっかり理解していない方は、オンスク第二種電気工事士講座の2章「複線図」の講義動画を見ながら、実際に手を動かし、基礎をマスターしましょう!
施工時間を多く確保するために、5分以内で描けるようになるのが理想です。
作成した複線図を横目で見ながら、施工していきます。
しかし、私は作業中に「どっちが白線?黒線だっけ?」と混乱し、施工条件を何回も見直すという、タイムロス。
このタイムロスを無くすため、皆さん色々工夫されているようで、線の横に「白、黒」「W(White)、B(Black)」と書く方法や4色ペンで上からなぞるなど、人により色々やり方が違います。
試験では、鉛筆以外にも、他の文具を持ち込んでOKのため、私も4色ペンや色鉛筆など一通り試してみて、「蛍光ペンで上からなぞるのが一番わかりやすい!」という結論に至りました。
蛍光ペンを4色用意して、各線に振りわけました。
白線→水色
黒線→茶色
赤線→ピンク
緑線→緑
鉛筆で描いた後に、施工条件を確認しながら、それぞれの色の蛍光ペンで上から線をなぞるだけ。
ペンを持ち替えたり、キャップを外したりはめたりが多少タイムロスになりますが、施工する時にパッと見、わかりやすい。作業途中で施工条件を見直さなくていい。
タイムロスが減りました。
技能試験は時間との闘いでもあるのです。
少しでも効率良く作業ができるよう、皆さんも色々試してみて、ベストな方法を見つけてください。
実際の第二種電気工事士技能試験問題(2021年下期)
問題用紙のみ配られますので、複線図は問題用紙の余白に描きましょう。
蛍光ペンで線の色分けをすると共に、端子台(左上)は線の色を間違えやすいので、文字でも記入しています。
事前に、自己流のルールを決めておくといいですね。
公表問題を一通り完成させよう!
技能試験問題は協会のHPで13問公表されています が、本番ではこの中から1問しか出ません。どの問題が出るかまでは公表されないので、13問すべて一通り完成させましょう。
完成させたら、オンスク第二種電気工事士講座の10章「公表問題の解答と解説」を見ながら、答え合わせをしていきましょう。
それと、9章の「単位作業」の講義動画内でも触れていますが、試験では欠陥と呼ばれるものがあります。実は、これが合否の分かれ目。この欠陥が1つでもあると、不合格です。
協会のHPに「技能試験の概要と注意すべきポイント」 が掲載されていますので、必ず事前に目を通しておきましょう。
白線・黒線の結線が逆、心線が◯mm以上露出している、と器具ごとに細かく指定されていますので、練習中も完成品に欠陥がないか、しっかりとチェックしておきましょう。
スキマ時間を活用しよう!
第二種電気工事士技能試験の試験時間は40分ですが、私は最初、1作品を完成させるのに、2時間かかりました。
とにかく工具に慣れようと、スキマ時間に電線の被覆をむいたり、輪作りをしたりしました。
週末は、過去問2〜3問を施工し、時間内で完成させられるか、完成品に欠陥がないかを確認しました。気づいた点・注意点は、メモにしてまとめました。
平日出社の際は、一部の器具と工具を持っていき、昼休みにランプレセクタブルの輪作りなどを練習していました。 周りの視線が少し気になりますが、試験本番も周りに大勢の人がいますので、その練習も兼ねると思えば、問題ありません。
ランプレセクタブルは出題頻度が高いので、短時間で欠陥なく作業できるように、何度も練習することをおすすめします。
第二種電気工事士技能試験終了後の器具
購入した器具は、技能試験候補13問を2周やって、ボロボロに。
器具の使えなくなった箇所はテープで貼って、区別しました。
VVFケーブルは途中で足りなくなって、追加で5m購入しました。
以上、第二種電気工事士技能試験における、オンスクを最大限に活用する勉強法でした。
それでは皆さん、合格目指してがんばってくださいね!
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