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数学検定3級の計算技能検定(1次)を突破せよ!勉強法と時短ポイントを解説

数学検定3級の計算技能検定(1次)を突破せよ!勉強法と時短ポイントを解説

この記事では、元高校教師で現役塾講師の筆者が、数学検定3級の試験内容と対策について、全3回にわたり紹介しています。

第2回の今回は、数学検定3級の計算技能検定(1次)の試験内容と、おすすめの勉強法、本番に活かせるテクニックについて紹介していきます。

数学検定3級の計算技能検定(1次)は、計算問題や簡単な図形の問題で構成されており、比較的解きやすいと思います。

しかし逆に考えると、ここを突破できる実力をつけておかないと、なかなか合格に結びつかないということ。しっかり対策をして、心配なく2次試験に臨めるようにしましょう。

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計算技能検定(1次)は「全部わかる」を目標に!

数学検定3級の計算技能検定(1次)は、計算問題や簡単な図形の問題をすばやく解くことが求められます。内容は中学卒業程度の難易度で、連立方程式の計算や角度を求める問題などがあります。

そして、合格に必要な点数は7割前後。しかし、計算ミスが起こってしまうことを考えると、本番では8割前後が目標になるかと思います。
試験は全部で30問なので、8割正解を目標とすると24問前後。つまり5問に4問のペースで正解しないといけませんね。

数学検定3級の計算技能検定(1次)の問題の難易度は、2次試験に比べると低めなのですが、高い正答率が必要なため、苦手な分野を残したままにしておくと合格が相当厳しくなります。
苦手な分野を理解し、その問題を徹底的に解き、苦手な分野をなくして「全部わかる」を目指していきましょう。

勉強法としては、対策本やオンライン講座で該当するところを勉強し、時間がかかっても自力で答えまでたどり着けるようにすることが大切です。

慣れてきたら自然と時間は減るので、この段階では時間のことは気にしなくて大丈夫!自力でしっかり正解を導けるように問題に取り組みましょう。

短時間トレーニングでスピード力を鍛えよう

ある程度苦手分野が克服できたなと感じたら、時間のことを考えていきます。

数学検定3級の計算技能検定(1次)は、30問を50分で解ききらないといけません。つまり、1問2分では足りないということです。これはなかなかのスピードが要求されるといえるでしょう。

スピードをあげるには、問題の数をこなす勉強法が基本。しかし、過去問をひたすらやり込むにはまとまった時間も必要ですし、なによりとても大変です。そこで、おすすめなのが「短時間トレーニング」という勉強法。

例えば、オンライン講座などの練習問題を解く際、3問3分~5分に設定して、時間を計って取り組みましょう。これならスキマ時間でも大丈夫ですし、本番であと数分となったときに自分がどのくらい解けるか、という感覚もこの勉強法で身につけることができます。

また、数学の得意な人が実際に試している時短テクニックや、数学検定3級対策のオンライン講座で独自に考えられた時短テクニックなどがあれば、積極的に取り入れましょう。

例えば、「正九角形の1つの内角の大きさは?」という問題があるとします。この問題の場合、内角の大きさから計算するより、外角から求める方が早いです。
正多角形の外角の和は必ず360°になるので、1つの外角の大きさは360°÷9=40°です。あとは直線の角180°から40°を引けば、1つの内角の大きさが求まります。

上記のような時短テクニックが使えるようになるまでには、練習が必要な場合もありますが、ここでテクニックを習得すれば本番で余裕ができるはずです。普段から短時間トレーニングを使っていけば、効果がよくわかると思います。

短時間トレーニングでスピード力を鍛えよう

本番で時間切れを避ける2つのテクニック

最後に、本番で使えるテクニックを紹介します。
数学検定3級の計算技能検定(1次)の難易度を考えると、理解できない問題はおそらく少なくなっているはずなので、怖いのは時間切れです。

これまで経験した様々な試験で、時間が足りなくなって最後の数問に手を出せなかった、ということは多くの人が経験したことがあるのでは?ここでは、そうならないためのテクニックを、2つ伝授します。

テクニック① 問題番号に印をつける

「問題番号に印をつける」ことで、時間切れはある程度解消されますよ。やり方は簡単!
問題を解いていて、時間がかかりそうだったり、答えに自信がなかったりした場合は、すかさず印をつけて後回しにしましょう。

そして、問題に最後まで挑戦したあと、残り時間と相談して解けそうな問題から再挑戦するのです。これで、後半の簡単な問題までしっかり目を通せるようになると思います。

テクニック② 消しゴムを使わない

もう1つは、「消しゴムを使わない」ことです。もちろん、解答用紙に書いた答えが間違っていたら、ちゃんと消して直さないといけません。
しかし、それに至るまでの計算は、間違っていると察したら、消しゴムで消さずにバツをつけて新たな空欄に解いていくことをおすすめします。

もちろん、消しゴムで消す時間自体のロスということもありますが、問題を解くときには、答えにたどりつくために計算をしますよね。その計算式を残しておけば、実は正解だった場合や、途中まで正解だった場合に、残しておいた計算式を再利用できます。

消しゴムで消してしまっていたら、また一からやり直し。そんな事態を防ぐことができるのが、このテクニックなのです。

普段の短時間トレーニングでも、ノートがもったいないと思わず、間違っていると思ったらバツをつけて新たな空欄に解いていくクセをつけておきましょう。

この2つのテクニックを心がけるだけで、本番の試験で時間切れになる可能性をぐっと下げることができるはずです。

数学検定3級の計算技能検定(1次)に限らず、スピードが求められる試験には有効だと思いますので、ぜひ試してみてください。

短時間トレーニングでスピード力を鍛えよう

連載「現役講師が教える!数学検定3級勉強法」2回目の今回は、数学検定3級計算技能検定(1次)の勉強法と本番での心構えや解法テクニックについて紹介しました。
苦手をなくす、時短テクを習得するという勉強法で、しっかり勉強して本番に臨んでみてください。

最終回の次回は、2次試験対策に的を絞り紹介していきます。ぜひご覧くださいね。

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