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世界遺産検定3級の難しい箇所とは?どう攻略する?

世界遺産検定3級の難しい箇所とは?どう攻略する?

皆さん、こんにちは!

連載「世界遺産検定3級合格のコツ」、前回は世界遺産検定3級の勉強時間についてお話ししました。

しかし、一定時間勉強しても合格できない人もいます。
問題点として勉強の効率が悪かったということもありますが、そもそも世界遺産検定3級は、誰でも挑戦できるようなレベルの検定試験なのでしょうか?

今回は、そんな世界遺産検定3級の難易度についてお話しします。

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世界遺産検定3級の難易度は?

世界遺産検定3級は客観的に見て難しいのかどうか、いくつかの観点から比較していきましょう。
まずは、世界遺産検定1級~4級(マイスター級は除く)の出題範囲です。

  出題される世界遺産の数
世界遺産検定1級 世界遺産すべて
世界遺産検定2級 日本の遺産すべてと世界の世界遺産300件
世界遺産検定3級 日本の遺産すべてと世界の世界遺産100件
世界遺産検定4級 日本の遺産すべてと世界の世界遺産30件

実際は世界遺産の内容に加えて世界遺産の審査基準なども出題されますが、単純に出題される世界遺産の数だけでも級により大きな違いがあります。
世界遺産検定3級は世界の遺産の出題範囲は100件ですが、2級になると範囲が3倍です。1級は増え続けている世界遺産すべてが出題範囲になるので、かなり勉強範囲が広くなります。

出題される世界遺産がメジャーな100件に収まっていることを考えると、世界遺産検定3級は、級の中では難易度はそこまで高くありません。

次に、解答形式から世界遺産検定3級の難易度を考えてみましょう。
以下が、マイスター級も含めた世界遺産検定の解答形式です。

  解答形式
マイスター級 論述式
世界遺産検定1級 マークシート式
世界遺産検定2級
世界遺産検定3級
世界遺産検定4級

マイスター級を除き、世界遺産検定3級を含めた解答形式はマークシート式になっています。つまり、いずれかを選択すればよい解答方法だということ。
名称を正確に覚えていなくても、関連するものをある程度覚えていれば解答できるものもあります。

解答を厳密に覚える必要がないという点でも、世界遺産検定3級は難しい検定試験ではないといえるでしょう。

オンスク事務局注:
世界遺産検定は、2021年度からCBT試験方式()が導入されています。
※紙の問題用紙・解答用紙を使わず、パソコン上で受験する方式

世界遺産検定3級 難易度

世界遺産検定3級で難しいと感じやすい部分は?

世界遺産検定3級は難しい検定試験ではないとお話ししましたが、それでも合格率は、NPO法人世界遺産アカデミーの調べによると80%程度です。
かなり高い割合で合格者が出ているといえますが、なぜ10人に2人は不合格となってしまうのでしょう。

それは、世界遺産検定3級の出題範囲が、世界遺産の場所や名称だけではないためです。
仮に、世界遺産の場所や名称のようなシンプルなものであれば頭にインプットしやすいですが、世界遺産検定3級では、世界遺産について国際的に話し合う世界遺産委員会※1)のことや、日本で審議された、まだ世界遺産でないもの※2)についても取り上げられます。

世界遺産検定3級で難しいと感じる部分はこの、単純に記憶できない世界遺産委員会や国内の審議された遺産についてです。
世界遺産登録の流れや構造の基本を理解していないと回答が難しい部分なのです。

※1 世界遺産委員会:世界21カ国の代表で構成され、世界遺産候補地の審査、すでに世界遺産になっている遺産の保護支援などを話し合い決定していく組織。

※2 日本で審議されたまだ世界遺産でないもの:日本政府がユネスコ世界遺産センターに推薦した日本国内の世界遺産候補。ユネスコ世界遺産センターに推薦された候補地は、文化遺産であれば国際記念物遺跡会議(ICOMOS)、自然遺産であれば国際自然保護連合(IUCN)に調査が依頼される。最終的に世界遺産になるかどうかは、調査をもとに世界遺産委員会で審査が行われ、審査に通ったものが世界遺産に登録される。

世界遺産検定3級の難しい箇所の攻略法

世界遺産検定3級で難しい部分を挙げるとすれば、世界遺産委員会や審議された遺産の部分についてであるとお伝えしました。
ここを克服するには、世界遺産の名称や場所などを覚えるのと違い、単に暗記する勉強では不十分です。

普段の生活でなじみのない世界遺産委員会について勉強するなら、例えばオンライン講座がおすすめです。
テキストだけではわかりにくい部分をかみ砕いて説明してくれ、短時間で理解度が深まります。納得できるまで何度も見返して、視覚と聴覚の両方で頭にインプットしやすいのもポイントですね。

世界遺産検定3級講座

次に審議された日本の世界遺産についてですが、点を取りに行くなら世界遺産に関わるニュースに日々アンテナを張っておくことが大切です。
少なくとも過去1年、できれば過去2、3年間の日本の遺産で審議されたものは把握しておきたいですね。インターネットなどを活用して、直近の日本の世界遺産のニュースを集めておきましょう。

知床世界遺産 知床

今回は世界遺産検定3級の難易度についてお話ししました。世界遺産検定3級は決して難しい資格ではありません。ぜひ、恐れずチャレンジしてみましょう!

次回は、世界遺産検定3級の勉強のコツについてお話しします。

参考URL:
https://www.sekaken.jp/example/ex_class3.html
https://www.sekaken.jp/example/detail.html
https://www.sekaken.jp/example/
https://www.sekaken.jp/authorization/data.html
https://cpa-net.jp/cpa-15-03-161-3.html

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