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やる気が出ないときに読む話「メタアウトカムという考え方」

やる気が出ないときに読む話「メタアウトカムという考え方」

やる気が必要なときって、どんなときでしょう?
試験に合格したい、プロジェクトを成功させたい、副業で成功したいなど、成し遂げたいものがあるときですよね。

しかし不思議なもので、目標は明確、それまでにやらなければならないこともはっきりしているのに、なかなかやる気というものは持続できません。これは脳の働きに関係があります。

連載「やる気が出ないときに読む話」、今回は、この脳の働きを利用した「メタアウトカム」という考え方についてご紹介します。

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目標もやることもはっきりしているのに、やる気が出ない理由

例えば、仕事に関係する資格取得を目指したとします。私が賃貸営業時代に合格した、宅地建物取引士(宅建)を目指すと仮定しましょう。宅建は土地や建物に関する基本的な法律の知識が身に付くので、不動産以外でも土地・建物に絡む仕事をする人は持っておいて損はありません。

さて、この宅建ですが、試験は年1回、10月にあります。宅建の勉強時間は200~300時間と言われているので、毎日2時間、週5日勉強するなら半年程度必要です。
10月の半年前ですから、遅くとも4月半ばごろから勉強を開始すればOKとなりますね。あとはやるのみ!なんですが、やる気が出ない・続かない…よくある話です。

なぜかといえば、これは人の脳の働きが関係しています。

人の脳には「新しい脳」と「古い脳」の2つがあります。脳のしくみについては長くなるので省略しますが、簡単に言うと、新しい脳は理性や思考、古い脳は本能を司ります。
2つの脳の力関係は、新しい脳よりも古い脳のほうが強め。

「新たな目標のために生活を変化させる必要がある」と考えるのは新しい脳ですが、古い脳は「今の生活で問題がないのに、どうして変える必要があるの?」と反発をします。変化を起こすことで、悪い方向へ転がることを警戒しているのです。

「早く寝たいのに、夜更かしもしたい」「ダイエットしたいのに、もっと食べたい」「運動したいのに、ぐーたらしたい」

こうした葛藤は、すべて新しい脳(理性)と古い脳(本能)の対立によるものです。頭ではわかってるんだけど、とりあえず今は困ってないからこのままでいいや、と考えてしまうことってありませんか?

こうした葛藤を解消するのに役立つのが「メタアウトカム」という考えです。

メタアウトカムとはどういう考え方?

「メタアウトカム」とは、目標を達成することで得られるもののことを指します。

先ほどの宅建の資格を取ろうとする場合だと、試験合格そのものではなく、合格後に得られるものがメタアウトカムです。

「宅建に合格する」ということを最終目標にしてしまうと、気持ちはただ「合格」の一点のみに向かいます。
合格しなければ自分の行為に価値がない、と思ってしまうと、勉強は苦痛でしかありません。楽しくないことに対してやる気を出すのは、無理というもの。

合格後の自分を思い描くとどうでしょう?
まわりに、すごいねと言ってもらえますね。資格手当がつくかもしれませんし、宅建所有者でなければならない仕事を任せてもらえるかもしれません。転職にも有利に働くでしょう。
宅建は価値ある資格ですから、少なくとも現状よりは好転するはずです。そう思うと、やる気が出てきませんか?

メタアウトカムとは、目標達成後のビジョンを明確に持つことでやる気を出す方法です。

メタアウトカムの実践方法

では、メタアウトカムを使ってやる気を出す具体的な手順をご紹介しましょう。

(1)メタアウトカム(目標達成後のビジョン)を明確に描く (2)目標をポジティブな言葉で設定する (3)立ち位置を確認し、目標までの道筋を考える (4)目標達成に必要なリソースを考える (5)そのアウトカムは自分にふさわしいか最終確認をし、行動を起こす

メタアウトカムを明確に描くことで、これから起こす行動の動機を強くします。
先ほどの例なら、宅建取得後は資格手当ももらえるし、転職にも有利になるという、宅建試験合格後の自分を想像しましょう。

続いてメタアウトカムのために必要な目標を設定しますが、できるだけポジティブな言葉で表現すること。「禁煙したい」ではなく「肺をきれいにしたい」、「痩せたい」ではなく「スリムになってきれいになりたい」など、肯定的な表現にすることがポイントです。

続いて目標に対し自分に足りないもの・やるべきことを確認し、そのために必要なリソースをチェックします。
リソースとは、人脈や経験、信念、時間など目標達成のために使えるあらゆるもののこと。リソースを持たない場合は、リソースを手に入れるところからスタートです。

そして最後に、もう一度「そのメタアウトカムは自分にふさわしいか?」「メタアウトカム実現のために何が邪魔をしているのか」を確認し、行動に移します。

最終確認することによって迷いが払拭されるため、やる気キープにつながるのです。

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「宅建に合格する」「TOEICで850点以上取る」など、具体的な数値を目標にしてしまうと、その数値に近づいていけない状態が続くとやる気が低下してしまいます。

「宅建合格後は不動産業界で活躍する」「海外で活躍できる人材になる」など、目標達成後のビジョンを持つと、紆余曲折に一喜一憂せずやる気を維持することが可能です。

達成したいものがあるもののやる気が起きない場合は、メタアウトカムを明確に描いてみてはいかがでしょうか?

次回は「やる気を生む食事」についてお伝えします。

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