こんにちは。アロマテラピーインストクターの桜川ともです。
連載「アロマテラピー検定とは?学習内容をご紹介」、前回は精油についての学習ポイントを中心に、香りを体感して学ぶ方法をお伝えしました。
第3回の今回は「歴史」や「地球環境」など暗記分野の学習ポイントを紹介します。
連載「アロマテラピー検定とは?学習内容をご紹介」
- アロマテラピー検定の概要と取得メリット
- 2級の学習内容とポイント (1)
- 2級の学習内容とポイント (2)
- 1級の学習内容とポイント (1)
- 1級の学習内容とポイント (2)
アロマテラピー検定2級のヤマ場「歴史」と「地球環境」
香りには興味があっても、「歴史」「環境」分野は苦手、という人もいるでしょう。2級の中でもつまずきやすい学習のヤマ場です。
まずは、歴史や環境について暗記をする必要性を理解し納得すること。
意味のない暗記ほど苦痛を伴うものはありません。
“アロマテラピーや原料植物がどういった経緯で誕生したのか(歴史)”を知り、“今後も香りの質を保ちアロマテラピーを楽しむためには、何に目を向けたらよいか(環境)”について配慮しながら生活することは、自然の恩恵を受ける私たちの役割です。
次に、効率よく暗記することです。
写真や絵をイメージする、語呂合わせをする、電車の移動中など隙間時間に集中する、など工夫して覚えましょう。
残念ながら、公式テキストに登場する人物は写真の掲載がありません。
なじみのない人物や名前は覚えにくいため、少しでも親しみを持っていただけるよう、オンスク アロマテラピー検定1級 2級講座では可能な限り人物写真も掲載しています。
アロマテラピー検定2級 学習ポイント① 歴史
2級の「歴史」は現代史(1937年~2012年)のみです。
「年号(順番)」「人物名」「実績」「著作」を確実におさえる必要があります。
見落としがちですが、検定を主催する団体(AEAJ)の「設立に至る経緯」も細かく問われるところです。
歴史分野の出題パターンは以下の通り。
年号
例:正しいものを選びなさい-2004年にノーベル医学生理学賞を受賞した
人物名
例:マルグリット・モーリーについて正しいものを選びなさい-イギリスアロマテラピー界に大きな影響を与えた
著作
例:人物と著作の組合せについて、正しいものを選びなさい-ジャン・バルネ『AROMATHERAPIE(植物=芳香療法)』
年号は語呂合わせがおすすめです。出来合いのものよりも自分で作ると覚えやすいと思いますので、ぜひ語呂合わせにもチャレンジしてみてください。
例えば、以下の年号を覚えるとしましょう。
【日本における精油を用いた研究の歴史】
鳥居鎮夫は特殊な脳波を用いてラベンダーやジャスミンの香りの鎮静作用や興奮作用を実証し、1986年、イギリスで開催されたシンポジウムで発表しました。
この語呂合わせイメージは以下の通りです。
鳥居鎮夫は特殊な脳波を用いてラベンダーやジャスミンの香りの鎮静作用や興奮作用を実証し、1986(ハロ)年、イギリスで開催されたシンポジウムで発表しました。
アロマテラピー検定2級 学習ポイント② 地球環境
「地球環境」では、専門的な知識を問われることはありません。
テキストに太字で記載されている「キーワード」を中心に「意味」を説明できるようにしておき、環境問題の「原因・現状」「影響」をまとめておきましょう。
地球環境の出題パターンは以下の通りです。
キーワードの意味
例:「里地里山」についての説明で正しいものを選びなさい
環境問題の原因・現状
例:「絶滅危惧種や絶滅種」の増加の原因を選びなさい
環境問題と影響
例:「地球温暖化」の影響を選びなさい
いずれも、学生時代に学んだことや誰もが一度は聞いたことがあるものばかりです。
検定を主催するAEAJでは「豊かな香りある街づくり」や「ライフスタイルを創造するための取り組み」を推進しており、試験ではそうした活動についても問われます。
香りのルーツに興味を持って自分にも環境にも優しくなろう
香りの歴史や植物の環境に思いを馳せれば、身近な自然への興味が芽生え、環境にも自分にも優しくなれるかもしれません。
アロマテラピーはもちろん、ハーブの寄せ植え、ベランダ菜園など“環境に優しいライフスタイル”を趣味にするのも素敵ですね。
次回はアロマテラピー検定1級の学習内容とポイントについてお伝えします。
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