updated

アロマテラピー検定1級の学習ポイント(1)2級との違い

アロマテラピー検定1級の学習ポイント(1)2級との違い

こんにちは。アロマテラピーインストクターの桜川ともです。

連載「アロマテラピー検定とは?学習内容をご紹介」、今回から2回に分けて、アロマテラピー検定1級の学習内容とポイントを、2級との違いなどを交えてお伝えします。

連載「アロマテラピー検定とは?学習内容をご紹介」

アロマテラピー検定1級の内容

アロマ1級の学習内容

アロマテラピー検定2級は自分自身でアロマテラピーを楽しむための学習内容となっていますが、1級では2級の内容に加え、アロマテラピーを周囲の人の健康維持や仕事に役立てるための必要最低限の知識もあわせて学習します。

具体的には、アロマテラピーが心身へ作用する「メカニズム」、アロマテラピーの作用の土台となる身体づくりに必要な「健康法」、法律に抵触しないための「関連法規」、新たに20種を追加した「精油のプロフィール」30種より広範囲の「歴史」や「地球環境」について学びます。

なじみのない香りや専門用語も増え、ぐっと難しさを感じるかもしれませんが、安全に楽しむためには欠かせない内容です。

出題パターンは、基本的には2級と同様です(コラム第2回参照)。

1級 学習ポイント① 精油のプロフィールと香りテスト

アロマ1級の学習ポイント1

30種の精油や原料植物の「科名」、「和名」、「抽出部位」、「特徴成分」、「キーワード」、「製造方法」、「注意事項」などが4肢択一形式で問われます。

初めて聞く科名、抽出部位、製造法、毒性は耳慣れないものばかりですが、混同しやすいほど問われやすくもあります。

主なポイントは以下の通りです。

新たに登場する製造方法:揮発性有機溶剤抽出法
 ワックス・コンクリート・アブソリュート・レジノイドの違い

注意事項の理解と対象精油の区別
 皮膚刺激なのか、光毒性なのか?

名前に「レモン」がつく精油の原料植物名および科名の区別
 レモン(ミカン科)
 レモングラス(イネ科)
 レモンバーム=メリッサ(シソ科)

樹脂の科目と製造法の区別
「フランキンセンス」「ミルラ」(カンラン科・水蒸気蒸留法)
「ベンゾイン」(エゴノキ科・揮発性有機溶剤抽出法)

名前に馴染みがなく混同しやすいものの区別
「ベチバ―」(イネ科・根)
「ベンゾイン」(エゴノキ科・樹脂)

1級精油30種の中で、香りテストの対象は17種。
2級の学習と同様、精油のプロフィールを覚えながら香りを嗅いで特徴をとらえましょう。

1級 学習ポイント② 幅広い歴史と環境問題

アロマ1級の学習ポイント2

「歴史」「地球環境」の分野は2級に比べ広範囲から出題されます。

「歴史」分野のポイント

2級は現代史のみでしたが、1級は古代から、中世、近世、近代、日本史が加わります。
「時代」「人物名」「職業」「著作」などを中心に覚えましょう。語呂合わせや記憶術も活用してくださいね。

例えば、以下の情報を覚えるとしましょう。

古代ギリシャの「植物学の祖」テオフラストスは500種類以上の植物について記載した『植物誌』を著した。

この語呂合わせイメージは以下の通りです。

古代ギリシャ(ローマではない!)の「植物学の祖」テオフラストス(手を振らすとす)500種類以上の植物について記載した『植物誌』を著した。

語呂合わせイメージ

さて、以下は、混合しやすく出題されやすいポイントです。

響きが似たもの
「薫香」と「燻蒸」
『植物誌』『薬物誌』『博物誌』

時代・国・地域
 古代はギリシャなのかローマなのか?
 中世はアラビア・イスラム世界なのかドイツなのか?

肩書き
 ハーバリストなのかプラントハンターなのか?

「地球環境」分野のポイント

2級同様、環境問題ごとの「状況」と「環境への影響」を結びつけ、正誤を問われます。それぞれセットで覚えておきましょう。

1級のみに登場する環境問題、2級で登場した内容に追加となる環境問題を見落とさないようにしましょう。

新たに追加される項目
「大気汚染」
「ヒートアイランド現象」
「酸性雨」
「東日本大震災による影響」
「海や川の汚染」
2級に追加して出題される項目
「地球温暖化」
「森林破壊」
「大量発生するゴミ」
「AEAJの取り組み」

まずは2級の内容を踏まえて積み上げる

1級では2級の内容を踏まえ、より広く深い内容が問われます。2級のポイントを押さえたうえで学ぶと効率的です。

次回は、1級独自分野である「精油が心身に伝わる仕組み」「安全な精油の使い方」「アロマテラピーと健康」の学習法についてお伝えします。

関連する記事が他にもあります

広告

お友達紹介特典URL発行

ログインが必要です

ページトップへ