こんにちは。「アロマテラピー検定1級 2級講座」を担当する、アロマテラピーインストラクターの桜川ともです。
会社員時代アロマトリートメントに癒されたことを機に、エステティシャンに転身。サロン運営やアロマの企画を経て、現在はアロマテラピースクール講師や美容ライターをしています。
はじめの一歩を踏み出しさえすれば、どんどん広がるアロマテラピーの世界。
連載「アロマテラピー検定とは?学習内容をご紹介」、今回はその第一歩にふさわしく、アロマテラピー検定の概要やわたし自身の受験のきっかけ、合格後のメリットについて紹介します。
連載「アロマテラピー検定とは?学習内容をご紹介」
- アロマテラピー検定の概要と取得メリット
- 2級の学習内容とポイント (1)
- 2級の学習内容とポイント (2)
- 1級の学習内容とポイント (1)
- 1級の学習内容とポイント (2)
アロマテラピー検定の概要は?独学でも大丈夫?
アロマテラピー検定は、アロマテラピーを「自分自身で(2級)」あるいは「家族や周囲の人々とともに(1級)」楽しみ、健康維持のため用いる知識を問う試験です。
試験範囲は幅広いものの、四肢択一形式、50分で55問(2級)または70分で70問(1級)、合格率はいずれも約90%と、勉強すれば独学でも合格が可能です。
アロマテラピー検定の難易度・合格率
アロマテラピーの基礎となる精油の知識は、五感を使って、香りの心地よさを感じながら学ぶことで、比較的スムーズに身に付けられます。
検定を主催する団体(AEAJ)が示す定義やガイドラインなどの馴染みのない分野は、公式テキストを読んで、本講座についている演習問題を繰り返し解くなどの試験対策をしておきましょう。
アロマテラピー検定1級受験のきっかけ
アロマテラピー検定が今ほど普及していなかった15年前、わたしはアロマテラピーを扱っている職場を求めて、エステサロンに就職しました。
後に周囲からのニーズを受け、会社の業務としてアロマショップ出店企画をしたり、高齢者施設に香りを導入したりと、次第にアロマテラピーは大切な仕事のツールとなっていきました。
会社という組織の後ろ盾のお陰で、アロマテラピーに関わる企画は比較的容易に進めることができていました。
ですがあるとき、勤務先の倒産により、突然、仕事や身分やスキルを証明するものを失うという窮地に陥りました。そして転職活動では「やってきたこと」とそれを「証明するもの」が必要だと痛感。
頼れるのは自分自身だと気づき、「証明」の1つとしてメジャーになっていたアロマテラピー検定の受験に臨みました。仕事の合間に独学で取得しやすかったことも受験を後押ししてくれました。
アロマテラピー検定の資格概要
アロマテラピー検定取得後のメリット
アロマテラピー検定1級取得によってお客様からの信頼も得やすくなり、知識を整理できたことは大きなメリットでした。
アロマテラピーの安全な使用方法や健康についての知識は、サロンやスクールのお客様へのアドバイスにも活かすことができます。
また、それまでは扱う香りも好きなものや店舗にあるものに偏っていたのが、30種類もの精油を扱うことで香りのレパートリーや楽しみ方も広がりました。
1級合格者が登録できる「アロマテラピーアドバイザー」を取得した後は、上位資格「アロマテラピーインストラクター」を取得し、アロマテラピーのプロとして講師活動や執筆活動につなげています。
最近では「働き方改革」のひとつとして、経済産業省が兼業・副業などさまざまな働き方を研究しています。近い将来、「司法書士+アロマテラピー」「社労士+アロマテラピー」というパラレルワーカーも現れるかもしれません。
わたし自身、香りのもつ癒しに魅せられてはじめたアロマテラピーでしたが、施術者、企画、講師、ライター…と、想像以上に仕事の幅が広がっているのですから。
楽しみながらアロマテラピー検定に挑戦しよう
好きなことをしながら自分も身近な人も癒すことができる喜びは、はかり知れません。
初対面の人に香りをつけた名刺を渡すと会話のきっかけとなったり、オリジナルのアロマブレンドをプレゼントすると喜んでもらえたりと、アロマテラピーは公私ともに心強い味方です。
検定だからと堅苦しく考えず、まずは気軽に香りを楽しみ、自分自身を癒すことからはじめてみませんか。次回は2級の学習内容とポイントについてお伝えします。
関連する記事が他にもあります
アロマテラピー検定とは?学習内容をご紹介
- アロマテラピー検定1級の学習ポイント(2)1級独自の分野
- アロマテラピー検定1級の学習ポイント(1)2級との違い
- アロマテラピー検定2級の学習ポイント(2)歴史と地球環境
- アロマテラピー検定2級の学習内容とポイント(1)香りに親しむ
- アロマテラピー検定とは?概要と取得メリットをご紹介します!