アロマテラピー検定1級2級は、AEAJ（公益社団法人日本アロマ環境協会）が実施する、アロマテラピーについての検定試験。香りのパワーが注目されている今、あらゆる世代から人気を集めています。
連載「アロマテラピー検定1級 2級の最短勉強法」 、第3回の今回は、合格に必要な勉強時間についてお話しします。
実際に検定1級を持っている筆者が行った勉強スケジュールについても公開しているので、アロマテラピー検定1級2級を受験する人は参考にしてみてくださいね。
合格者の勉強期間はどれくらい？勉強方法による違いはあるの？
AEAJによると、受験者の勉強期間は1ヵ月以内が25％、2ヵ月以内が31％、3ヵ月以内が37％となっています。
90％を超える人が3ヵ月以内の勉強期間で受験しているにもかかわらず、アロマテラピー検定1級2級の合格率は90％！
このデータからもわかるように、アロマテラピー検定1級2級は、短い勉強期間で合格できる試験なのです。
では、勉強方法によって勉強期間は異なるのでしょうか？
スクールやオンライン講座で設定されている勉強時間についてみてみましょう。
スクール
アロマテラピー検定に対応したスクールの多くが、10～20時間くらいの講座を設けていました。スクールでは、座学だけでなく実習も多いので、長い時間が設定されているようです。
試験対策について考えると、講座を受講した後に自分で復習し暗記するといった流れになるので、勉強時間としてはかなりの時間が必要になるでしょう。
オンライン講座
オンラインで勉強をする場合は、Web会議システムを使って行う講座や配信する動画視聴による講座などがあります。
Web会議システムを使って行う講座は、スクールと同じように楽しみながらアロマについての知識を深められるもの。受講後自分で勉強する時間が必要となるので、勉強期間も比較的長めでしょう。
配信する動画視聴による講座は、アロマテラピー検定1級2級に効率よく合格するために作られているので、大切なポイントにしぼって勉強をすることができます。
好きな時間に視聴できるので、スキマ時間を利用して短期間で合格を目指したい人におすすめです。
オンライン講座の場合、動画自体の時間で考えると、スクールの半分くらいの勉強時間になるようです。
ただしこちらも、問題演習やアロマクラフトの実践の時間が別途必要なので、実際の勉強時間はもっとかかるでしょう。
最短で合格できる勉強の進め方を知っておこう！
アロマテラピー検定1級2級に最短で合格するには、まず受験する試験日を決め、そこから逆算して勉強を始めましょう。
勉強用品は3ヵ月前には準備する
検定合格者の多くが、受験日の3ヵ月ほど前には、テキストや問題集、精油セットなど勉強に必要なものを購入しているようです。
テキストは1冊をまんべんなく勉強し、深く理解することが大切なので、内容の見やすさや読みやすさなどを、自分で確認して選ぶと安心でしょう。
テキストに一通り目を通す＆過去問をチェック
テキストを購入したら、全体像をつかむために、一通り目を通し、過去の試験問題などもチェックしましょう。全体を知らないまま勉強を進めると、あまり大事でないところに時間を費やすなど、効率的ではないからです。
またその際、どの分野が苦手そうかも…などと、目途をつけておくと、スケジュール作成時に役立ちますよ。
大まかなスケジュールを立てる
最短で合格を目指すには、自分が毎日どのくらいの勉強時間をとれるのか、どのくらいのペースで勉強したいのかなどを考慮し、勉強のスケジュールを立てておくのがおすすめです。
はじめは大まかなものでかまいません。というのも、スケジュールは勉強の進み具合を確認することに役立つものなので、ずれが生じた場合は修正すれば大丈夫だからです。とはいえ、大幅にずれると試験日の仕上がりにも影響するので、最終ゴールは見すえつつ、微調整してみてくださいね。
スケジュールを立てるときのコツは、暗記・問題演習・香りテスト対策の3つに分けて考えること。以下にポイントをあげたので参考にしてみてください。
【暗記】
アロマテラピー検定1級2級は覚えることが多いです。暗記が得意な人なら勉強期間は1ヵ月くらいで十分ですが、暗記が苦手な人は勉強期間を長めに設定しておくと、直前になって焦らなくてすむかもしれません。
【問題演習】
試験直前は問題集で、覚えた内容をしっかりと確認する必要があります。学習期間の後半の期間は問題演習にあてられるよう、スケジュールに入れていきましょう。
【香りテスト対策】
筆者は「香りテストはなんとなくできるだろう」と甘く考え、試験日の1週間前になってから対策を始めました。
しかし試験直前という焦りもあり、香りを覚えることに必死で、あたふたした覚えがあります。今となっては、せっかくアロマテラピーの試験を受けるのなら、楽しんで香りを覚えればよかったなと後悔しています。
筆者の失敗から、皆さんには、香りテスト対策には時間をかけて楽しんで行うことをおすすめしたいです。
毎日2～3種類ずつかいだり、アロマの香りを漂わせながら勉強をしてみたりするのもよいと思います。テキストで勉強を開始すると同時に、香りをかぐ習慣もつけてみてくださいね。
実際に筆者が合格できた勉強スケジュールを公開！
ここで、実際に筆者が試験を受けた時のスケジュールを公開します。
筆者は、アロマテラピー検定1級2級のために1ヵ月半ほど勉強しましたが、毎日机に向かって勉強していたわけではありません。
まずは、どのようなことを勉強するのかを知るために、テキストに目を通しました。そして、難しそうな分野をしっかり勉強したほうがよいかな？と、自分が苦手そうな「アロマテラピーのメカニズム」「アロマテラピーの歴史」を重点的に勉強する計画を立てました。
しかし、実際に勉強を進めていくと、「アロマテラピーの歴史」は、毎回出題されているものの出題数が少ないことに気づいたため、スケジュールの見直しを実行。
過去に多くの問題が出題されていて、自分が勉強しやすい「精油プロフィール」の分野を、より確実に得点できるよう勉強することにしました。
筆者は、過去の試験問題をチェックする前にスケジュールを立ててしまったので、少々回り道をしてしまいました。効率的に勉強をするためには、まず過去の試験問題にも目を通しておくことが大切だと思います。
また筆者は、試験直前、勉強した内容を確実に覚えられるように1問1答を繰り返し実践。これによって試験では選択肢を見なくても答えられるようになっていました。
アロマテラピー検定1級2級は、まぎらわしい選択肢はないものの、しっかりと覚えていると自信を持って解答できるので、1問1答形式での問題演習はとてもおすすめです。
アロマテラピー検定 1級 2級講座
アロマテラピー検定1級2級の合格に必要な勉強時間や勉強期間は、それほど長くありません。
しかし試験の出題範囲が広いので、まんべんなく勉強することが必要です。試験勉強を始める前に、ぜひ自分のペースに合う勉強スケジュールを立ててみてくださいね。
次回は、アロマテラピー検定1級2級に合格するための勉強法についてです。初めてでも確実に合格できる勉強法や、苦手分野の取り組み方などを解説していくので、ぜひ次回もご覧くださいね。
参考URL：
https://www.aromakankyo.or.jp/faq/licences/aroma/
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