アロマテラピー検定は1級でも比較的簡単な試験ですが、やはり本番の試験会場では緊張するもの。緊張の中でもあせらず、勉強したことをしっかりと発揮できるような状態にしておきたいですよね。
そこで、連載「アロマテラピー検定1級 2級の最短勉強法」最終回となる今回は、「アロマテラピー検定合格のための勉強のコツ」と題して進めていきたいと思います。
「勉強したつもり」や「覚えたつもり」で本番に臨み、残念なことにならないよう、全範囲をきちんと勉強できているかチェックするコツや、度忘れしても思い出せる覚え方のコツを解説します。
アロマテラピー検定1級の勉強法を前提としていますが、もちろん2級の勉強法にも使えます。当日の検定の受け方のコツも紹介しているので、本番をイメージするのに役立ててくださいね。
アロマテラピー検定1級の勉強法、3つのコツ
まずは、アロマテラピー検定1級の勉強法のコツを3つご紹介します。
勉強のコツ① 知識を定着させる方法
覚えた内容を定着させるコツは、得た知識をアウトプットすること。
誰かに話したり、自分なりにノートにまとめたりすることで記憶が定着します。
この方法を実践すると、同時に知識のあいまいな部分も認識できます。もしあいまいな部分に気づいたら、後回しにせず、その場で調べるようにしましょう。
アウトプットという意味では、問題を解くことも有効です。問題を解くときには、「選択肢を選ぶ」より「選択肢を見ないで答えを言う」ことを意識するとよいでしょう。
勉強のコツ② 全範囲勉強できているかチェックしよう
一通り勉強できたら問題演習を行いますが、そのときが「全範囲きちんと勉強できているか」をチェックするタイミングです。特に、独学で勉強をしていると怖いのが「漏れ」です。
アロマテラピー検定1級は全範囲からまんべんなく出題されるので、勉強に漏れがあるとその部分の得点をまるごと取り逃がしてしまいます。
チェックするときのコツは、問題を解きながら、正解以外の選択肢についても確認すること。正解できたからOKとするのではなく、「別の選択肢はなぜ違うのか」を考えます。その理由を説明できなければ、テキストに戻って再確認しておきましょう。
勉強のコツ③ 香りテストで香りを嗅ぎわけるコツ
精油は香りによって7つのグループに分けられています。同じグループの嗅ぎわけは出題されない傾向があるので、香りテスト対策としては違うグループの嗅ぎわけを練習しておきましょう。
例えば、「柑橘系のオレンジ・スイート/フローラル系のゼラニウム」や「フローラル系のラベンダー/ウッディ系のティーツリー」など。このような違うグループの組みあわせで、1回に2~3種類ずつ練習するのがおすすめです。
香りの嗅ぎわけは、毎日少しずつでよいので続けることが大切だと思いますので、ぜひ勉強期間中にコツコツと進めていってください。
度忘れしても思い出せる!覚え方4つのコツ
アロマテラピー検定1級は覚えることがたくさんあります。
ここでは、本番で度忘れしてしまっても思い出しやすくなる、様々な感覚を使った覚え方のコツをご紹介します。
覚え方のコツ① 画像や写真を使う
大脳には右脳と左脳があり、私たちが何かを記憶するとき、言葉として覚える場合には左脳を優位に使っています。一方、右脳はイメージを記憶するときに優位に働くと考えられています。
この脳の特性の違いを利用して記憶するのが、1つめのコツです。
具体的には、右脳の記憶に残りやすい画像や写真、イラストなどを使って覚えていきます。テキストに載っているものだけでなく、インターネットで植物の写真を探したり、手作りコスメの動画を見たりするのもおすすめです。
イメージとして記憶に残るので、忘れにくくなりますよ。
覚え方のコツ② 声に出して読む
筆者のおすすめは、声に出してテキストを読む方法です。
この方法は、自分の口でしゃべって耳で声を聞くということになります。すると、言葉のリズムが記憶に残りやすくなるのです。
ちなみに、「しゃべる・聞く」に、さらに「書く」をプラスするのも、記憶に有効と考えられています。様々な機能を使うことで、記憶しやすくなるというわけです。
覚え方のコツ③ マーカーを使いわける
テキストにマーカーを使っている人もいるでしょう。では何色使っていますか?
筆者がおすすめなのは3色です!
私は「緑・黄色・赤」の信号機カラーをよく使います。
緑は1回間違えたところ、黄色は数回間違えたところ、赤は全然覚えられないところといったように、自分のルールで色分けをしておくと、本番直前にも役立ちますよ。
この方法をするときに役立つのが、消せるマーカーです。「赤だったけど覚えたから黄色に変更しよう」など、色の変更が簡単にできるので、ぜひ消せるマーカーをご用意くださいね。
覚え方のコツ④ 語呂あわせを作る
全然覚えられないときに使えるのが「語呂あわせ」です。しかし、「語呂あわせを作ったのにそれ自体が思い出せない!」なんてことになってはもったいないですよね。
そこで、頭にイメージを作り出せるような語呂あわせを考えてみてはいかがでしょうか。
「精油プロフィール」の分野では、精油を抽出する植物の科名を覚えなければいけません。そのなかでも最も多いのが、シソ科の植物です。筆者はシソ科の植物をなかなか覚えられなかったため、このような語呂あわせを作りました。
「魔女のマリーがラメのミントにチューしてクラクラ」
魔女:マジョラム
マリー:ローズマリー
ラ:ラベンダー
メ:メリッサ
ミント:ペパーミント
チュー:パチュリ
クラ:クラリセージ
どうでしょうか。なんとなく、映像として頭に浮かびませんか?
覚えにくいものがあったら、ぜひ自分なりの語呂あわせを考えてみてくださいね。
受験当日の2つのコツ
アロマテラピー検定当日にも、合格するためのコツがあります。
ここでは、落ち着いて受験するためのコツと、問題を見極めるコツをご紹介します。
当日のコツ① アロマの香りと試験に集中できる状況を作る
どんな試験でも本番は緊張するもの。落ち着いた気持ちでいられるよう、早めに会場に入り準備しておきましょう。
また、アロマテラピー検定1級には香りテストがあるので、香水をつけないことは当然ですが、シャンプーや化粧品などの匂いにも注意が必要です。香りが残らないものを選ぶようにしましょう。
2021年5月に行われる第44回アロマテラピー検定は、インターネット試験となっています。今後の試験がどのような形式で行われるかはまだ不明ですが、インターネット試験の場合は、ネット環境や端末の充電状況、落ち着いて試験を受けられる場所であるか、などの確認も必要です。
当日のコツ② 問題の見極め
アロマテラピー検定1級の合格ラインは80%の得点です。もしわからない問題があっても焦らず、わかる問題を確実に得点していきましょう。
問題には、「正しいものを選びましょう」のタイプと「誤っているものを選びましょう」のタイプがあるので、焦らずきちんと問題を読んで答えてください。
筆者は、問題文に線を引いて問題をしっかり確認しながら進めました。
うっかりミスが一番もったいないので、自分なりの対応法を考えておくと安心ですよ。
アロマテラピー検定1級は独学で勉強する人が多いので、勉強方法に悩んでいる人や覚えられないと困っている人もいるでしょう。
今回ご紹介した勉強のコツや覚え方を参考に、アロマテラピー検定1級に独学で合格できるようがんばってくださいね。
さて、5回にわたってお送りした連載も今回で終わりです。
アロマテラピー検定1級2級に合格するための最短勉強法について紹介してきましたが、いかがでしたか?
アロマテラピー検定の勉強をすると、仕事に活かせたり生活を豊かなものにできたり、うれしいことがたくさんあります。
ぜひ合格後の楽しみを期待して、アロマテラピー検定1級2級の勉強にチャレンジしてみてくださいね。あなたの合格を祈っています!
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