簿記3級は、就職活動で役立つだけでなく、就職後のビジネスでも活躍する資格です。受験資格は必要ありませんので、大学生でも受けることができます。そこで、簿記3級の資格を取得する魅力についてお伝えします。
就活の履歴書に書くことができる!
簿記3級の資格を取得すると、履歴書に書くことができます。
簿記とは、会社の活動を数字で表した貸借対照表や損益計算書などの、決算書を作成するルールを学ぶ資格です。会社の取引を仕訳とよばれる形で表し、それを集計して決算書を作ることができるようになります。
簿記の資格は1級までありますので、簿記3級はエントリー資格という位置づけになりますが、マークシート形式ではありませんので、しっかり勉強しないと合格できません。それだけに、合格すれば履歴書に書ける価値のある資格といえます。
就活をする場合、履歴書に書ける資格があれば、学生時代に勉強した証としてアピールすることができるようになります。
大卒後の就職ですぐに役に立つ!
簿記3級の資格を取得すると、履歴書に書けるというメリットだけでなく、ビジネスに求められるスキルを身につけることにもつながります。
簿記を理解することによって、決算書が作成できるようになることはもちろん、決算書を読み取ることができるようになります。就職後は、どうすれば会社の業績がアップするかを考える必要がありますが、簿記を理解していることによって、どのような活動をするとどのように会社の利益が変化するかがわかるようになるでしょう。
大学生のうちに簿記3級をとっておくことで、就職後すぐに使えるスキルを身につけることができます。
スキマ時間が多い学生なら十分な勉強時間がとれる!
大学生のうちに簿記3級の資格に合格することをおすすめするその他の理由としては、大学在学中の方が、就職後よりも勉強時間がとれるということが挙げられます。
就職後は、新しい仕事を覚えることに集中する必要がありますし、仕事の時間外でも自主的に学ぶことが求められるようになります。簿記以外の資格取得を目指すように言われることもあるでしょう。
そうすると、簿記の勉強をしたくてもその勉強時間がとれないということにもなりかねません。そのため、スキマ時間が多くとれる大学生のうちに簿記3級に合格してしまうのが得策といえるでしょう。
簿記3級の資格は生涯有効!
簿記3級の魅力は、就活や仕事に役立つだけではありません。簿記3級の資格に合格すると、その合格の有効期限は無期限です。つまり、合格すれば一生涯合格者でいつづけることができます。
もちろん、継続して勉強しなければ覚えたことでも忘れてしまうかもしれません。しかし、簿記3級で勉強した内容は、仕事の中でも使えたり、必要となる知識ですので、合格したあとも自然な形で勉強を続けることができます。
また、仕事以外でも、株式投資などをする場合に、購入候補の会社の業績を簿記の知識を使って理解するなどの活用方法が考えられます。そのため、勉強したことをさびつかせずに一生涯活かせる資格であるとも言えるでしょう。
簿記3級は公認会計士へのステップになる!
簿記のルールは、会計ともいいます。会計分野の資格の最高峰は公認会計士です。
公認会計士とは、主に大企業の作成した決算書をチェックして監査報告書を作成したり、企業の経営コンサルタントとして経営改善のアドバイスをしたりする専門家です。公認会計士試験は、国家試験の中でもトップクラスの難易度ですので、公認会計士試験に合格できれば、社会的にも認められることにつながります。
簿記3級を大学生活の早い段階で取得し、会計に興味がでてきた人は、在学中に公認会計士試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
簿記3級は会計のエントリー資格で、最高峰の公認会計士にもつながっています。
また、簿記3級に合格することで履歴書に書いて就活を有利にすることや就職後の仕事にも活かせます。
大学生で勉強時間がとれる間に合格を目指すことをおすすめします。
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