「2級の勉強方法と出題傾向」サービス接遇検定 準1級 2級 受けてみた

こんにちは。オンスク運営スタッフのキクチです。「サービス接遇検定 準1級 2級」受験レポート（平成28年第42回試験）全4回。2回目の本日は「2級の勉強方法と出題傾向」です。かなりがっつり書いてますので、2級受験をご検討の方、ぜひ読んでみてくださいね！

サービス接遇検定2級　使った教材

教材はこれ！

テキストは民間からも出ていますが、私は実務技能検定協会推奨の「サービス接遇検定 受験ガイド2級」を使用しました。

問題集は同じく協会推奨の「サービス接遇検定 1-2級実問題集」（の、2級部分）。これは、過去5年分の過去問とその解説です。

この2冊で十分！です（接客経験や社会人経験が長い方は、過去問題集だけでもいけるかも…？！）。

勉強の進め方

テキストは、基本的には出題領域毎に、「事例問題→正答→解説」の繰り返しで構成されています。

進め方としては、テキストを一通り読んで（全部で150ページ弱とそんなに多くはないので、短期間で読んでしまいます）、問題集に多くの時間をとるのがおすすめです。
サービス接遇検定2級は、出題傾向が毎回ほぼ同じのため、過去問を繰り返し解いて出題パターンをつかむのが確実だと実感したからです。

ちなみにテキストの解説には、“サービス接遇検定3級受験ガイドの●●を再確認してください”という指示があちこちにあります。気になる方や接客業経験がない方は、そちらのテキストを用意した方が安心かもしれません。

サービス接遇検定2級　出題形式

出題形式はパターンあり！

数年間の過去問をみると、出題形式は以下のようにパターン化されているみたいです。

	出題領域	設問（全24問）	回答形式
①	Ⅰ　サービススタッフの資質	第1問～5問	5つの選択肢から1つ選択
②	Ⅱ　専門知識	第6問～9問	同上
③	Ⅲ　一般知識	第10問、11問	同上
④	Ⅳ　対人技能	第12問～16問	同上
⑤	Ⅴ　実務技能	第17問～20問	同上
⑥	記述問題Ⅳ　対人技能	第21問、22問	第21問…設問文章を丁寧な言い方に直して記述する 第22問…設問に対しての応対を記述する
⑦	記述問題Ⅴ　実務技能	第23問、24問	第23問…設問のケースに必要な掲示文面を作成して記述する 第24問…接客場面イラストを見て、①問題点②正しい対応　をそれぞれ記述する

学習のポイントはココ！

★上記表の①から⑤について

①から⑤については、サービス接遇の考え方を問う問題と、一般・経済・社交の基本知識を問う問題とに分かれます。

前者については、間違えても何回も繰り返すうちに正解がわかってきます。後者は、間違えたらテキストやネットで関連知識を確認します。

★上記表の⑥と⑦について

⑥⑦は、記述問題です。まずは、敬語がすらすらっと書けることが最低ラインです。

⑥の第21問、22問は、設問の文章を丁寧な言い方に書き換えれば基本はOKですので、そこまで難しくないです。

⑦の第23問は、お客様向けの掲示文の作成です。敬語の他、掲示文に必要なパーツ（誰宛なのか、タイトル、挨拶、伝える内容の箇条書き、掲示責任者名、等々）も落とさず記述する必要があります。
社会人で社内配布文書を作成した経験がある方には難しくありませんが、そうでない方は何度も作成してみる必要があります。

⑦の第24問は、接客シーンのイラストを見た上で、接客者の問題点と、正しい対応を記述します。

個人的な感想ですが、ここで問題点や正しい対応が分からない方はあまりいないと思います（たとえば、レストランで店員が年配客に和食のセットを並べたシーンで、お客側から見てごはんが右、お味噌汁が左、お箸が縦に置かれていたら、普通はどこがおかしいか分かりますよね？）。

ですので問題は、それを記述する文章力です。「誰が」「何を」「どのように」「どうする」という文節（特に主語）を落とさず、丁寧に記述しないと減点されるんじゃないかなーと思います。

次回は、サービス接遇検定2級の受験とその結果についてお送りします。ぜひご覧くださいね！

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