政府の働き方改革の影響で近年注目されている副業。
しかし副業の種類は多岐にわたり(100種類以上とも言われています)、自分に合った副業を選ぶのはなかなか大変です。
ただ、副業の種類は大別すると「ネット系」「投資系」「労働系」の3タイプ。
まずはどのタイプの仕事をしたいかで選ぶことになりますが、その際のポイントは
「副業にどれくらい時間がかけられるのか」
「いくら稼ぎたいのか」
「安全性を重視するのか、収益性を重視するのか」
の3点です。
今回は、やりたい仕事のタイプ別に、向いている副業の種類と選び方をご紹介します。
ネットを使って気軽に収入を得たい人向けの副業の選び方
ネットを使って気軽に収入を得たい人には、クラウドソーシングやアンケート、ブログ・動画配信、フリマやネットオークションなどの副業がおすすめです。
ネット系副業の特徴は、家でも外出先でもネットにつながった端末さえあれば取り組むことができる点と、仕事の種類が多く自分に適した仕事を見つけやすいという点です。
そのかわり、収入に幅があるのも特徴で、自分の得意分野を見つけない限り高い収益を上げるのが難しくもあります。
また、副業を行う場所がクラウドソーシングやフリマ、オークションといった「誰でも気軽に利用できるサービス」であるため、詐欺やトラブルに巻き込まれないようネットの知識を身に付けておく必要があります。
ネット系副業はがっつり稼ぐというより、好きな時に好きな場所で気軽に稼ぎたいという人に向いているといえるでしょう。
私の友人はクラウドソーシングでデータ入力の仕事を見つけました。サービスのスタートアップ時であり、大量かつスピーディーに入力する必要があったため、最初の1ヵ月は報酬が倍額。100件200件など大量に作業ができた人には、ボーナスも出たそうです。
基本的に「スキマ時間に少しずつ稼ぐ」タイプの仕事が多いネット系ですが、たまにはこうしたおいしい案件も登場するようです。
短時間で効率的に稼ぎたい人向けの副業の選び方
短時間で効率的に資産を増やしたい人には、投資系の副業がおすすめです。投資系には株式投資、投資信託、FX、不動産投資などがあります。
投資系のメリットは、作業時間そのものはワンクリックで終わるため一瞬であること。
元手となる資金は必要ですが、うまくいけば短期間で元手の何倍にも資産を増やすことができるのもメリットです。
ただし、投資系は元本割れのリスクがあり、投資に対する知識が必要になります。
投資系の副業は、ネット系のようにローリスクで気軽に行えないところは注意すべき点です。
働いた分だけ収入を得たい人向けの副業の選び方
それほど知識を必要とせず、かつ手堅く働きたいという人には、労働力を提供する仕事がおすすめです。
労働系副業の魅力は、働いた分だけお金になるという点です。ネット系は労力と収入が必ずしも比例しませんし、投資系にはリスクもつきまといます。
労働力の提供といえばパートやアルバイトが代表格ですが、副業としては、ミステリーショッパー(覆面調査)、内職、代行サービスなどもあります。
特に代行サービスは、大掃除、家事、遺品整理、レンタカー回送など、自分にスキルやリソースがあることならなんでも代行できることがメリットです。
パートやアルバイト、内職などは求人サイトや求人誌から応募すればOKですが、代行サービスは、スキル販売サイトなどで自分ができる代行サービスを出品する形になります。
今回はやりたい仕事のタイプ別に、副業の選び方についてご紹介しました。
副業の種類は多いので、自分に合った副業を選ぶのは大変です。私はクラウドソーシング活用講座のアドバイザーとしても活動をしていますが、受講生から「自分に合う仕事の選び方がわからない」という悩みをよく受けます。
そういう場合は、まずは自分ができるタイプを絞り込んでから仕事を選んでいくと、スムーズにいくかもしれません。
副業を行うと収入だけではなく、スキルアップや人脈作り、見識を広めることなどたくさんのメリットがありますので、可能ならぜひ挑戦してみましょう。
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