「職場で雑談なんて必要ない」と思っていませんか?
実は管理職やリーダー職についている人は、職場での雑談を積極的に活用しているんです。
それはなぜでしょう?
職場での雑談を通じて、同僚の性格や今抱えている仕事、悩みなどを把握できるから。
「自分は管理職じゃないから関係ない」と思っている方もいるはず。しかし、職場での雑談力は、年齢や立場に関係なく身につけておいて損はないものです。
そこで今回は、職場における雑談の必要性と、今すぐ使える雑談ネタなどを紹介します。
「雑談なんてムダ」と思う方こそチェックしてみてください!
職場で雑談がなぜ必要なのか
さっそく質問です!
隣のデスクに座っているAさんがいつもムスッとして、会話をしない方だったらどのように感じますか?
「何を考えているのかわからない」、「怖い」、「話しかけにくい」というイメージになるはずです。
では反対に、いつも明るい挨拶で、時折話しかけてくるBさんはどうでしょうか?
「話しやすい」、「穏やか」というイメージになるはずです。Bさんのような方が多いと、1日の大半を過ごす職場で、みんなが気持ち良く前向きに仕事に取り組めそうですよね。
このように雑談には人のイメージを演出できるなど、様々なメリットがあります。主なメリットは以下の通りです。
- 人間関係の構築
- 問題解決
- 気分転換
仕事に関係のない話をすることで、その人の人柄や好きなものを把握できますよね。どんな人かが分かれば警戒心がとけ、友好な関係を築けます。いろいろと相談しやすくなって「1人でなんとかしなきゃ」よりも、「相談してみよう」と助けを求めやすくなるはず。
そうすれば仕事上の問題や悩みも相談しやすくなって、良いアイデアが出てきたり問題解決につながったりするでしょう。
その他には、気分転換になるというメリットも。仕事とはいえ、日によって気持ちがのらないときもあります。また、ずっと仕事をしていると疲れなどから集中力が落ちることもあるでしょう。
そんなときに雑談をすれば、リフレッシュでき集中力がアップするんです。とは言え、雑談が苦手な方にとっては「声をかけるなんてハードルが高い」と思うはず。そんなときは、まずは挨拶から始めると良いですよ。
しっかり挨拶できるようになれば、挨拶のあとに少し雑談ネタを入れていくとスムーズに話せるでしょう。「雑談ネタなんて持っていない…」という方のために、次からは雑談ネタを紹介します。
職場での雑談ネタ6つ
1. 天気
年齢問わず興味を持ちやすい天気ネタは、雑談の鉄板です。
特に季節の変わり目や天気が変わりやすい時期などは、天気情報をチェックしておくとよいでしょう。
例えば…
・花粉の季節ですね、○○さんは花粉大丈夫ですか?
・(外出先から帰ってきたら)雨が降り始めましたよ、○○さん外出するなら傘いるかも…
・今度の週末旅行に行くんですけど、最近天気が変わりやすいから困りますね…
2. ニュース・TV番組の話題
社会人になると、職場の雑談のために毎朝ニュースをチェックする人も多いようです。
ニュースの中でも、比較的誰でも興味を示しやすい一般的な時事ネタが気軽に話せておすすめです。政治、宗教、専門性の高いニュースは避けましょう。
例えば…
・芸能人の○○さんが○○さんと結婚したらしいですね
・私○○というグループの音楽が好きなんですけど、○○さんはどんな音楽が好きですか?
・今話題になっている○○というドラマ(映画)、観ました?
3. 地域の情報
「〇〇のランチが美味しくておすすめですよ」など、職場近辺のお店情報などの地域情報は、価値のある情報として喜ばれます。
ざっくばらんに会話が弾むのも特徴です。
例えば…
・街を歩いていたら新店ができていましたよ
・この前「○○」のランチを食べたらとても美味しかったです
・「○○」というお店がランチ始めたらしいですよ
4. 服装・持ち物・髪型
普段と違う服装・持ち物・髪型など、相手のちょっとした変化を観察するようにし、さりげなく褒めてみましょう。
相手も気分が良くなるので会話がはずみ、あなたへの好感度アップにも繋がります。
例えば…
・髪切ったんですね、とても似合っていますよ
・そのバッグ(洋服)、素敵ですね
・ボールペン新調したんですか?おしゃれだし使いやすそうですね
5. 趣味
共通の趣味がない場合は、自分の趣味の話よりも相手の趣味について聞きだすことをメインに会話をしましょう。自分の趣味に興味を示してもらうとうれしく感じる人は多いものです。
例えば…
・○○さんのデスクにバイクの写真がありましたが、バイクお好きなんですか?
・週末、映画を見に行くんですが、映画好きの〇〇さんのおすすめ映画はなんですか?
・キャンプがお好きと聞いたのですが、いつ頃から始められたんですか?
6. 業界の話題
セミナーに参加した時の話題など、仕事上で役に立つ情報を持っている場合は、価値のある話題として尊重されます。
飲み会などじっくり雑談する機会がある時には重宝しますので、普段から情報を入手するよう心がけておくのもいいですね。
例えば…
・この前○○のセミナーに参加したら、これからは「○○」が流行るって言っていました
・最近は○○に注目が集まっているみたいですね
・先日他社で働く友人と話していたら、○○が良いっていう情報を得ました
ちょっとした話のきっかけで、相手が自分に興味を持ってくれたり有益な情報をくれたりすることも。最初は会話のラリーが続かなくても、少しずつ打ち解けてくるので短い会話を続けてみてくださいね。
雑談上手になるためのコツ
雑談が苦手と感じる人は、途中で会話が途切れたりしらけたりするのを心配していませんか?
実は、焦って話題を必死で探したり、うまく話そうと頑張ったりしなくても、上手な聞き手になることで自然と会話が弾むこともあります。
コツ① 復唱をしてから質問する
話をうまく続けるには、聞いた言葉を復唱してから、次の質問に移ると良いですよ。
(例)
相手:「今朝、電車が停まっちゃって、まいったよ」
自分:「電車が停まったのですか。事故か何かですか?」
コツ② リアクションを入れる
感想などのリアクションを合間に入れることで、相手が話しやすくなります。
(例)
相手:「今朝、電車が停まっちゃって、まいったよ」
自分:「電車が停まったのですか。それは大変でしたね。事故か何かですか?」
リアクションは、「さすがですね」「すごいですね」など相手を褒める言葉のほか、「私もそう思っていました」「それは困りますよね」など同調する言葉も便利です。
雑談は職場環境を良好にするために、相手を知り自分を知ってもらうためのもの。だから、相手や他の誰かを陥れるような雑談はNGです。
また距離感も大切!相手の気持ちを考えず、プライベートな質問ばかりしないようにしましょう。
職場においてのマナーや相手への気遣いについて学びたいと思った方は、「秘書検定」や「サービス接遇検定」を受けてみると良いかも!
秘書検定では、ビジネスマナーや社会人として知っておきたい慶事・弔事マナー、正しい敬語の使い方などを学べます。
サービス接遇検定では、対人心理の理解や応対の技術を学べ、同時に接客に必要なスキルやコミュニケーション能力も身に付けられるのでおすすめですよ。
節度ある雑談で職場環境を良好に
職場の雑談は、節度を守って行うことで良い効果があります。他人の悪口など周りが聞いていて嫌な気持ちになる内容や、長時間の雑談、大声や荒い言葉遣いでの雑談をしていませんか?それでは雑談に悪いイメージがついてしまいます。
職場ではあくまでも仕事優先であることを忘れず、マナーをわきまえた雑談を心がけましょう。
雑談は仕事にも人間関係にもつながる有効なツールです。そのため、雑談上手は仕事上手とも言えます。仕事の一環として、ぜひ取り入れてみてくださいね。
人との会話やビジネスマナーが苦手と感じる方は、秘書検定やサービス接遇検定を学ぶと自然と雑談力を身に付けられるでしょう。
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