こんにちは、古橋拓真です。
連載「これで後悔しない!良い転職活動にするための鉄壁の準備」、この3回目を読んでいるということはあなたは、前回の記事を読んだうえで、それでも「転職したい」という確固たる意志を、しっかりと持ったのだと思います。
さて今回は、「話し方(話すスキル)」についてお話していこうと思います。
転職を目指すあなたがもう持っている「話すスキル」とは?
「話し方(話すスキル)」は、アナウンサーである私にとって一番の得意分野です。
ですが、正直なところ、新卒で就職活動する人たちとは違って、転職活動中の皆さんには、話すスキルについてはそれほどお話しすることはないと感じています。
転職活動をする方は、今までの社会人生活の中で「人前で」「ビジネスの場で」話してきた経験があると思います。
営業職の人はもちろん、その他の部署にいたとしても、です。
ですから、こちらから教えなくても話すスキルは身に付いているはずなのです。
「私、話す経験が無かったんですけど…」
とおっしゃる方もいらっしゃいますが、例えば上司に報告をしたことはありますよね?それだけでも、立派な話す経験です。
個人的には、話すスキルの内、「営業でのトーク」「プレゼンテーションをする」というスキルも大事だとは思いますが、社内の潤滑油、調整役として話すことができるというのも立派なスキルであると考えています。
話すスキルというと前者を思い浮かべがちですが、後者のスキルも大事なのです。
なかなか身に付いていることに気付きにくいものですが、改めて、ご自身の社会人生活を思い返してみてください。 きっと誇れるだけの「話すスキル」が身に付いていることと思います。
その持っているスキルを自信に変えて話せば、転職活動の面接でも大丈夫です!
「でも話すのが苦手…」という方へ、面接での話し方3つのポイント
「そうは言っても私は話すのが苦手なんです」
という人もいるかもしれませんね。ここからは、そういう人のために、「落ち着いて話す」ためにできることをいくつかお話しておきます。
大事なのは
「一文を短く」 「しっかり息を吸う」 「早口なのを気にしすぎない」
の3点です。
「一文を短く」というのは、明確に話すために大事なことです。
人間というのは、継ぎ目なく長々と話していると、最初の方に何を言っていたかがわからなくなってしまいます。
私はよく大学生のエントリーシートを見る機会がありますが、そんな文章がとても多いんです。
書き言葉でさえそうなのだから、後から見返せない話し言葉は、なおさら短くしなければなりません。
「しっかり息を吸う」というのは、大きくはっきりとした声で話すために大切なことです。
私のところに相談に来る方は、「活舌が悪い」「かんでしまう」などの相談が多いです。
もちろんそれらの改善も大事なのですが、それよりも優先して直すべきなのは「はっきりと話せない」「ぼそぼそと話してしまう」ということです。
そのためには、まずは落ち着いて息を吸いましょう。時間を1.5秒くらいかけて吸い込むイメージを持ってください。
詳しく話してしまうとキリがないので、こちらのお役立ち動画「話し方入門講座面接編」を見ていただければと思います。
最後に「早口なのを気にしすぎない」ということです。
私は、早口になるのは、その言葉に気持ちが乗っている証拠だと思います。話すことにしっかりとした内容があれば、面接官にとってはそれほど気になりません。
今回は、転職活動での「話し方(話すスキル)」についてお話ししました。次回からは、話す内容についてお話していきます。
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