こんにちは。古橋拓真です。
お送りしてきたこの連載「これで後悔しない!良い転職活動にするための鉄壁の準備」も、ついに最終回です。
今回は、最終的に転職活動で結果を得るために、どのような心構えで臨んでいったらいいかをお話しします。
あなたの転職活動がどのくらい長く続くのか、どのくらい大変なものになるかは、わかりません。本当に人それぞれです。1社目で決まる方もいらっしゃるでしょうし、何度も何度も面接を受けてやっと…という方もいます。
この連載の中では、「無駄に」転職活動が長くならないように、そして最終的に自分にとってプラスになる転職活動をするにはどうすればいいかをお話ししてきました。
しかし、人によって置かれている状況はさまざまなので、すべての人がスンナリと転職活動を終えられるというわけではないんです。
転職活動は「お見合い」。妥協すると後で破綻してしまう
転職活動というのは、「お見合い」と似ていると思います。
ですから、あなたがどんなに素晴らしい人間でも、「あなたの能力や意志」と「会社側が求める人材像」が一致しなければ採用には至らないのが現実です。
新卒の就職活動の時は、こちら側はほぼ何も持っていない学生でしたが、転職活動では、多くの人は「社会人生活で得た何か」をもって臨みます。だからこそ、「お見合い」的な要素が強くなります。
別の見方をすると、会社側とあなたのどちらかが妥協してしまうと、例え採用という結果が得られたとしても、「お見合い」が成立しているようで成立していないということになります。
このような状態になってしまうと、転職して新しい職場で働いたとしても、うまくいかないことが多いです。 そうなると、入社した側はもちろんのこと、会社側も損失を被ることになってしまいます。
何だか暗い話になってしまいましたが、皆さんには、ぜひ前向きに考えてほしいと思います。「どの会社も、自分についてとても真剣に考えている」のだと。
転職活動で苦しんでいるあなたへ。今やっていることは決して無駄ではない
転職活動の一番の目的は、もちろん良い転職ができることです。
しかし、それ以外に得られるものがあります。
普段の仕事の中では接することが難しい人とも(面接という場ではあるものの)話すことができます。
そして、その人たちからどのように自分自身が評価されているかを知ることができるのです。
これは、あなたが社会の中で働いていくならば、きっと今後の役に立つ経験になります。
もちろん、結果が伴うことは大事ですし、ぜひともあなたに良い結果を得てほしいと思っています。
しかし「たとえ結果が得られなくても、今やっていることは無駄にならない」と思えれば、幾分か気が楽に、そして楽しく転職活動が行えるのではないでしょうか?
そして、(あくまでも私の経験上の話ですが)、このように気持ちを楽にもつと、自然と結果がついてくるものです。
ですから、前向きな気持ちをもって転職活動に臨んでください。
お読みいただきありがとうございました。あなたの健闘を祈ります!
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