こんにちは。古橋拓真です。
連載「これで後悔しない!良い転職活動にするための鉄壁の準備」、4回目の今回からは、転職活動をするにあたって何を準備したらいいかを見ていこうと思います。
始めに、「何が自分の強みなのか」を考えることからしていきましょう。
自己PRポイントを間違えない。採用担当が聞きたいのはこれ!
転職活動を含む就職活動では、「自己PR」をすることが求められます。
学生の新卒の就職活動なら、何をPRするかは、ある程度自由です。学生時代にやったことでもいいですし、持っている資格や特技でもいいでしょう。学生は、社会人としては「何も持っていない」が故に自由なPRができるのです。
それに対して、既に社会人となっている人の転職活動はどうでしょうか。
やはり、話す内容は「ビジネスパーソンのキャリアとして何を積み上げてきたか」に限られるのだと思います。
採用する側の立場に立って考えてみれば、新卒ではなく社会人を採用するからには「ビジネスに直結する」経験を持つ人が重宝され、採用されるというのは当然のことであるとわかります。
ですから、面接の場でも、自分が「社会人、ビジネスマンとして」何を積み上げてきたかをPRしなければなりません。
もちろん、実際の面接の場では、色々な話をするでしょうが、採用担当が聞きたいのは要は経験です。
ですから例えば、「人柄が良さそうだから」「面白い人だから」という”だけ”で採用されることは本当に稀だ、ということを心に留めておいてください。(若干厳しい話になってしまうかもしれませんが、いわゆる「第二新卒」と呼ばれる人も同じです。)
自己PRを考える時のNGパターン2個
では、どのようにしてPRする内容を考えればいいのか。
これは、ケースバイケースの側面もあって、それぞれが考える必要があるのですが、なかなか難しいところです。
ここでは「こう考えてはいけない」ということを2つご紹介していきます。
NGパターン① 自分の経験を過小評価すること
1つは、「自分の経験を小さく見積もらない」ということです。
以前相談を受けた人の中に、長年、年下の上司の下で働いているという人がいました。多くの人はこれをマイナスな経験を捉えてしまいがちです。
しかし、彼の仕事の評判を他で聞いてみると、部署と部署、人と人の間の潤滑油としてかけがえのない役割を果たしているということがわかりました。
この彼の能力というのは「年下の上司の下で働いた」ということによって培われたものだと思います。これは立派な「能力」です。
やや極端な例だったかもしれませんが、自分の今までの仕事に真摯に向き合うことは本当に大切です。
NGパターン② 自分の役職をPRすること
もう1つは、「自分のポジション(役職、地位)をPRしない」ということです。
ちょっと考えてみるとわかるのですが、「私は〇〇株式会社で部長をしていました。どうです?採用したいですよね?」と言われたら「は?」ってなりますよね。
でも、いざ自分のことになるとやってしまいがちです。
あなたの能力に地位がついてきているわけですから、あなたがPRすべきは、言わずもがなですが「能力」の方ですよ。
今回は、自分の強みは何か、何をPRすべきかをお話ししました。次回は「志望動機」についてお話しします。
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