職場に「苦手な人」がいると、毎日が憂鬱になったりストレスが溜まったりと、仕事の生産性も下がりますよね。
でも、苦手な人の性格や性質を変えようとするのは困難極まりないこと。もちろん自分が相手に合わせようと努力するのも疲れるだけです。ではどうすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、少しでも苦手意識を減らしてストレスのない職場にするために、苦手な人との接し方について紹介します。
あなたの心は大丈夫?苦手な人への接し方セルフチェック
まずは、あなたが職場で快適に仕事ができているのか、セルフチェックをしてみましょう。
苦手な人に挨拶できない | |
苦手な人と関わるとイライラする | |
苦手な人を無視してしまう | |
苦手・得意関係なく人と関わりたくない | |
会社に行くのが憂鬱 | |
あなたのチェック数は? | 0個 |
どうでしたか? 4~5つ当てはまった方は、苦手な人と接することで心が疲れ切っているのかもしれません。
苦手な人と距離をとったり、何か対策を考えたりしたほうが良いかも!
1~3つ当てはまった方は、要注意。
人への苦手意識が積み上がってしまうと、自身へのストレスが大きくなる可能性大です。
0個だった方は、人との接し方をマスターしている、または快適な職場なのかもしれません。
でも、いつ苦手な人があらわれるかは誰にもわかりません。念のため、苦手な人への接し方を一緒に確認していきましょう。
そもそも苦手な人ってどんな人?
職場には様々な人が働いています。同じ職場で働いているからといって、考え方や境遇が同じであるわけではありません。また、家族でも考え方が違うのですから、自分と合わない人がいても仕方がないのです。
では、どうして苦手な人ができてしまうのでしょうか?主な理由は以下のとおりです。
- 外見が苦手
- 話し方や考え方が苦手
- 仕事の進め方が苦手
- 嫌がらせを受けたから苦手
- 人から嫌な人と聞いたから苦手
生理的、思考的な理由の場合、相手が変わることも自分が合わせることも難しいケースがあります。
仕事の進め方が理由の場合、相手に一貫性があって間違った方法でなければ、相手に合わせるというのも1つの方法です。
嫌がらせを受けたことが理由の場合は、どうして嫌がらせを受けたのか考えてみると良いでしょう。例えば、以前自分が相手の悪口を言い、それが相手の耳に入ったのであれば、原因は自分にもありますよね。
反対に何も原因が考えられない場合は、何か隠れた原因が潜んでいるかも。苦手な人がただの気分屋であるなら、仕事だと割り切って必要最低限の関係性でいると良いでしょう。
もし、人から嫌な人と聞いただけで苦手意識を持っているなら、少し見方を変えたほうが良いかもしれません。話を教えてくれた人はその人が苦手なのかもしれませんが、ぜひ先入観を捨てて接してみてください。もしかしたら苦手だと思っていた人と実は相性が良かった、というケースもあるかもしれませんよ。
職場にいる苦手な人と接するときの5つのポイント
1. 「そういう人なんだ」と割り切る
人を嫌うことはとてもパワーが要ることです。そんなことにパワーを使うのはもったいないですよね。まずは「そういう人なんだ」と割り切ることが大切。
「そういう話し方しかできない人なんだ」「そういう考え方しかできない人なんだ」「相手の気持ちを考えることができない人なんだ」などと解釈し、あとは気にしないことです。
2.「苦手な人とのコミュニケーションも仕事のうち」と考える
適度に距離を保ちつつも、仕事をこなすうえでどうしても関わりが必要なときは、「これも仕事のうち」と考え、仕事を完成させるために必要な業務だと割り切りましょう。
仕事に私情を挟まない態度は、社会人として立派なことです。感情に支配されずに業務を達成できたなら、自分を褒めてあげましょう。
3. 反面教師にする
相手のどういう部分が苦手なのかを分析し、「自分にもそういう部分がないだろうか」「将来そのようにはならないでおこう」などと反面教師にするのもおすすめ。
昔、自分が上司にされていた嫌だったことを、自分が部下にしていたというケースもあります。自分がそうならないために心に刻んでおけば、防止策になるでしょう。
4. 相手に期待しすぎない
真面目で責任感が強く自身を律している人ほど、相手の嫌な部分を許せない傾向があります。人を嫌うことはストレスに繋がり、結果、自分を苦しめることになりかねません。
過度に相手に期待しすぎないようにしましょう。そうすれば、相手に対するイライラが減るはずです。
5. 我慢できない場合は相談を
仕事が滞るほど苦手意識が消せない場合や、セクハラ・パワハラに当たる扱いを受けている場合は、信頼できる上司や同僚に相談しましょう。
場合によっては部署替えやチーム替えなどの配慮を受けられるかもしれません。また、社内にハラスメント相談窓口があれば、専門家が解決を促してくれるでしょう。
苦手な人別対処法
「仕事だと割り切って対処すれば良い」とは言え、なかなか難しいですよね。ここでは苦手な人別の対処法を紹介します。
1.上司の場合
上司とは関わらないわけにはいきません。いろいろと指摘されないように仕事に集中して、「報告・連絡・相談」を徹底してください。
また、仕事で成果を出すのも効果的です。苦手に感じる上司が認めてくれなくても、同僚や他の上司からの評価が上がれば、苦手な上司もあなたを認めざるを得なくなるでしょう。
2.同僚の場合
先輩や後輩など、職場の同僚と相性が合わないというケースも。できるだけ関わらないことが最善策ではありますが、難しいときは相手のことを知ろうとしたり、自分の考えをきちんと伝えたりすることも大切です。
3.顧客の場合
ときにはお客様の中に苦手な人がいる場合も。担当者変更ができれば良いですが、そうでなければ上手に対応しなければなりません。
ただし、無理難題を言うお客様の場合、「できないことはできない」と毅然とした態度で接することも大切です。また、お客様との言った言わないのトラブルを防ぐためにも、打ち合わせ内容をメールに残すなどの工夫をしましょう。
どんなに対策しても対応が難しい場合は、1人で対応せず上司に相談して同席してもらうのもおすすめです。
苦手な人に接するときの心構え
会社は、様々な個性を持った人が集まって仕事をする場所です。もちろん自分と気の合う人ばかりでなく、いろんなタイプの人がいて、どこの会社にも苦手な人がいるもの。嫌な思いをさせられた場合でも、できるだけ感情的にならず冷静な対応を心がけましょう。
もしあなたが苦手意識を全面に出してしまうと、あなたが周りの人から「大人げない」と思われる可能性があります。自分にとって苦手な人でも、「職場の人もみな苦手と感じているわけではない」ことを覚えておいてください。
もちろん、苦手な相手に対しても、社会人としての最低限のマナーは必須です。挨拶や礼儀、「報・連・相」を徹底してビジネスライクな関係を築きましょう。
そのうえで「人とのコミュニケーション能力を高めたい」や「ビジネスマナーを身に付けたい」と思った方は、秘書検定やサービス接遇検定を学んでみるのもおすすめです。
秘書検定では言葉遣いやビジネスマナー、来客の対応などの知識を身に付けられます。サービス接遇検定ではおもてなしについて学べ、サービスに対する考え方や型を習得できるでしょう。
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人を嫌うこと、苦手な人のことばかりを考えてしまうことは、とても大きなエネルギーを使います。職場で好きな人ばかりと働くというのは難しい話です。苦手だと感じる人にはできるだけ近づかず、でも社会人としてのビジネスマナーはしっかり守るようにしましょう。
そんな中で、苦手な人とどのように関わったら自分のストレスが減らせるのか、今回挙げた中から自分に合う方法を見つけてみてください。対人スキルをアップさせるのもおすすめです。様々な方法を試しているうちに、意外と気にならなくなるかもしれませんよ。
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