職場で、なぜか皆に好かれる人がいます。一方、まじめに仕事をしているのに、いつの間にか嫌われてしまう人もいます。職場で好かれる人と嫌われる人、どこに違いがあるのでしょうか?
職場での人間関係がうまくいかないと居心地が悪くなり、仕事自体が嫌になったり、ストレスで体調を崩したりしかねません。職場の人間関係はできるだけ良い状態を保ちたいものです。
そこで本記事では、職場で好かれる人の共通点をリストにして紹介し、例を挙げながら職場で良好な人間関係を築くコツを解説していきます。
まずはセルフチェック!こんな行動をしていませんか?
あなたは普段、仕事仲間とどのようにコミュニケーションをとっていますか?
「ここのところ、職場での人間関係が気になる…」
「人から話しかけられることがない」
という方は、無意識に相手を不快にさせる行動をとっているかもしれません。
まずは普段のあなたの行動をセルフチェックしてみましょう。
行動セルフチェッククリスト | |
---|---|
常に仕事に追われていて「忙しい」が口癖 | |
仕事上のミスは、ほとんどが自分のせいではなく別の人のせいだと思う | |
気をつけているつもりだが、なぜかミスをする | |
自分に与えられた仕事にしか興味がない | |
仕事仲間が困っていても気づかないふりをすることが多い | |
人に話しかけられるのが面倒くさい | |
あなたのチェック数は? |
あなたはいくつ当てはまりましたか?
該当する数が多い方は、職場での人との接し方に配慮が必要かもしれません。これから紹介する内容を参考に、少しずつ“好かれる行動”を取り入れてみてはいかがでしょうか。
職場で好かれる人の共通点6つ
職場で好かれる人には、6つの共通点があります。
- 協調性・社会性がある
- 素直で裏表がない
- 仕事ができる
- 積極性がある
- 頼りになる
- 明るくユーモアがある
それぞれについて、具体例を見ていきましょう。嫌われる人の特徴も同時に挙げているので、ぜひご自身の行動と照らし合わせてご確認ください。
1. 協調性・社会性がある人
協調性・社会性がある人は、印象が良く、好かれやすい傾向があります。
好かれる人の特徴
- ハキハキと誰にでも挨拶がきちんとできる
- 身だしなみが整い、清潔感がある
- 周囲に気遣いができる(困っている人にきづき、手を差し伸べられる)
- 報告・連絡・相談などが適宜でき、周りと情報を共有できる
- 感謝の気持ちをしっかり伝えることができる(上司だけでなく部下にも)
嫌われる人の特徴
- 相手の目を見て挨拶ができない
- 口臭・体臭・汗っかきで清潔感がない
- 口調が乱暴
- 遅刻やギリギリの時間に出勤することが多い
- 「忙しい」が口癖でイライラを振りまいている
- 前職の自慢話や、自分の知識をひけらかす
- 社風に合わせられず、浮いてしまっている
日頃から「忙しい」を口癖にイライラしている、人に話しかけられても乗り気でない態度をとりがち、といった方は要注意。「あの人、とっつきづらいな」と思われているかもしれません。
周囲へイラ立ちを見せない、こまめに上司や部下とコミュニケーションをとり情報を共有するなどを心がけ、円滑な人間関係を目指しましょう。
2. 素直で裏表のない人
素直で裏表がないことも、信頼関係を構築する際に重要です。
好かれる人の特徴
- 人の悪口を言わない
- 裏表なく、誰にでもやさしくできる
- 相手のことを素直に褒めることができる
- 部下を含めて人の意見に耳を貸し、柔軟な考え方ができる
- 休み時間にはプライベートな話もできる
嫌われる人の特徴
- 自分のミスを認めず、責任転嫁をする
- 頭が固く、自分の意見を曲げない
- 上司に媚びて、部下に冷たい
「自分のミスを認めず人のせいにする」、「Aさんには丁寧なのにBさんには素っ気ない」といった人が職場にいたらどう思いますか?「あの人には気をつけよう」と考える方が多いでしょう。
素直に自分の間違いを認めない人や、相手によって態度を変える人は、周囲から信頼されません。日頃から人を悪く言わない、誰に対しても尊重する姿勢を忘れない、など相手が安心して心を開ける態度を心がけましょう。
3. 仕事ができる人
職場の人間関係においては、仕事ができる人も好かれやすい傾向があります。
好かれる人の特徴
- 仕事において丁寧さとスピード感のバランスが良い
- ミスが少なく仕事を安心して任せられる
- 指示に対する理解力が高く、的確な業務を行える
嫌われる人の特徴
- 仕事をこなすスピードが遅く、周りのフォローに頼っている
- ケアレスミスが多く、周りに迷惑をかける
- 不明点があっても周りに質問せず、要求されるレベルの仕事ができない
ケアレスミスが多い人は、小さなミスであっても積み重ねることで周囲へ迷惑やストレスをかけ、嫌われるケースがあります。また、不明点を人へ相談せずそのまま流してしまう人も仕事の成果が上がらず、周囲から頼りないと思われがちです。
仕事ができると、周りから頼りにされたり話しかけられたりする機会が自然と増えていくでしょう。自己研鑽や、業務に対する努力を怠らないことも、人に好かれるコツのひとつです。
4. 積極性がある人
積極性がある人は、周囲に人の輪ができやすいものです。
好かれる人の特徴
- 仕事に関係する知識を積極的に吸収する姿勢を持っている
- 困難な仕事にも、率先して取り組む意欲がある
- 上司に質問する前に、自分である程度調べたり考えたりできる
嫌われる人の特徴
- すべて受け身で、言われたことしかやらない
- 自分に与えられた仕事しか興味がない
「与えられたタスクしかしない」「常に指示待ち」といった姿勢でいると、必要不可欠な状況でしか人から話しかけられません。ときには自分から積極的に物事に挑戦する姿勢も見せましょう。
5. 頼りになる人
仲間を思いやり自然に助けられるタイプの人は、周囲から頼りにされ、好かれます。
好かれる人の特徴
- 部下や同僚の仕事の進捗を気にかけられる
- 頼まれたことは笑顔で引き受けられ、度量が大きい
- 質問や相談に対し、真摯に付き合ってくれる
嫌われる人の特徴
- 部下が困っていることを知っていながら、きづかないふりをする
- 自分の嫌いな仕事を人に押し付ける
仕事仲間が困っていても「自分には関係ない」と気づかないふりをすることはありませんか?
人は、仕事の相談に乗ってくれる相手や、助けてくれる相手に対して「自分もやさしく接しよう」という意識が芽生えやすいものです。毎回の必要はありませんが、できる範囲で人のために時間や労力を使うと、信頼関係の構築につながり、周囲から好かれやすくなります。
6. 明るくユーモアがある人
場を和ませるのが得意、ピリピリした空気を一瞬で変えてくれる、といった明るくユーモアがある人も周りから好かれます。
好かれる人の特徴
- いつも笑顔で元気
- ボジティブ
- 話しかけやすい雰囲気がある
嫌われる人の特徴
- 話しかけても、面倒くさそうに返事をする
- いつも疲れた顔をしている
「人に話しかけられるのが面倒くさい」という思いが態度に出やすい方は、人が遠のいていきやすいため気をつけましょう。
無理をしすぎる必要はありませんが、日頃から笑顔を心がける、話しかけられたら気持ちの良い返事をするなど、少しでも相手へ明るい印象を残せるよう、行動を変えてみてはいかがでしょうか。
スキルアップで好かれる人を目指してみよう
好かれる人になるには、これまで紹介してきたような6つの共通点を意識することが大切です。とはいえ、「好かれる人の共通点のイメージはついたけど、目指し方が分からない」といった方もいるでしょう。
そこで頼りになるのがスキルアップ講座です。
協調性や社会性を身に付けるために「秘書検定」や「サービス接遇検定」、好印象を残すために「時短でキレイ!オフィスメイク講座」など、好かれる人を目指す際に講座受講は大いに役立ちます。
仕事のためのスキル習得として「仕事に活かそう!数字力講座」や「論理的思考力を磨く数学講座」を受講するのも良いでしょう。
好かれる人になるために、オンスクの講座もどうぞご検討ください。
周囲から好かれる人には、大きく6つの共通点があります。すべてを網羅せずとも、ちょっとした心がけ次第で人からの印象は変わるものです。
チェックリストの結果も参考に、ご自身に足りていない面があれば、行動のアップデートを意識してみましょう。講座を受講してスキルや自信をつける方法もおすすめです。
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