皆さん、こんにちは!忙しい毎日お疲れ様です。今回は私の経験談をもとに「働きながらでも宅建に一発合格する」独学勉強法をシェアしたいと思います!
国家試験の中でも認知度の高い宅建ですが、皆さんは宅建に対してどのようなイメージをお持ちですか?
「興味はあるけれど、難しそう…」「忙しいし、働きながら宅建合格なんて無理!」なんてお考えの方も多いのではないでしょうか?
私もはじめはそう思っていました。
しかし宅建は戦略的に学習すれば、効率良く合格できる資格なんです!その証拠に、大人になるまで勉強をしてこなかった、高卒のアラサー主婦でも独学で宅建に合格することができたのです。当時は慣れない育児をしながら、少ない時間をやりくりし、学習した経験があります。
「宅建の勉強をしたいけど、仕事で時間が取れない…」と悩んでいるあなたでも大丈夫!しっかり計画を立ててメリハリをつけて取り組めば、働きながらでも宅建の一発合格は可能です。ぜひ参考にしてみてください!
目次
宅建の試験内容について確認!
まずは宅建試験の内容について確認していきましょう。
試験日 | 10月の第3日曜日(年1回) |
試験会場 | 全国各地の会場 |
試験時間 | 2時間 |
試験内容 | マークシート方式の4肢択一問題。全50問。
①権利関係(14問) ②宅建業法(20問) ③法令上の制限(8問) ④税・その他(8問) |
合格点 | 決まった合格基準点はありません。おおよそ合格率15~17%程度を合格ラインとしているようで、ここ数年は50点満点で31点~38点となっています。(毎年異なります) |
働きながらでも約8割の人が宅建に合格している
こちらは不動産適正取引推進機構が公表している、2023年度宅建合格者の内訳です。
この表から、77.2%(約8割)もの人が働きながら宅建に合格していることがわかります。
注目してほしいのが、他業種でも「25%」もの人が働きながらでも合格できている点です。キャリアチェンジで宅建を考えている方には、心強いデータですね。
宅建の学習前におさえるべき4つの重要ポイント
宅建の試験内容について確認したら、次に、働きながら合格を目指すためのポイントを解説します。
① 年に1回の試験であること
わかっているよ!という方もいらっしゃると思いますが、あえて書かせていただきました。
宅建は1年に1回しか受験できません!合格できなければ、来年の試験日までまた勉強しなければなりません。これは、モチベーションに関わってくる重要なポイントだと私は考えています。
社会人の方は特に、貴重な自分の時間を削って勉強に充てているわけです。ぜひ、「一発合格して有意義な時間を確保する!」という強い意志を持って取り組んでください。
② 4肢択一の試験問題であること
試験形式を把握することは、効率の良い勉強法を考えるうえで重要です。
記述式の場合は法令名や内容を一言一句正確に覚える必要があるかもしれませんが、4肢択一マークシート形式の宅建ではそうした考えは不要です。
4択の内、3択は必ず間違いである。1つの正解を探すのではなく、3つの誤りを探すこと。
これが一番重要です!「1つの正解を探す」のではなく「3つの誤りを探す」という勉強法をしてください。
「法令の名前や内容を一言一句正確に覚える」ことは必要なく、「この選択肢はこの部分が違う」ということがわかればいいのです。
繰り返し問題を解いていると、「誤りの選択肢を作るために、正しい内容のどの部分を変えているのか?」ということが見えてくると思います。その部分を覚えていくことが、効率の良い勉強法の近道です。
③ 満点を取る必要はない
宅建試験には「何点以上で合格」といった決まった基準はありません。ここ数年の合格ラインは31~38点ですので、私は「40点を目指す」勉強法をおすすめします!
合格のためには、満点を目指す必要はありません。毎年、重箱の隅をつつくような問題が出題されていますが、わからなければそこに時間を割く必要はありません。
頻出問題は必ず落とさないように、余裕があれば細かい問題にも取り組んでいきましょう。
④ 試験科目の勉強順番について
宅建の試験問題の順番は「権利関係→法令上の制限→税・その他→宅建業法→免除科目」となっています。
しかし、勉強する順番は「宅建業法→権利関係→法令上の制限→税・その他」をおすすめします。
法律初心者の方が「権利関係」から勉強すると苦戦する可能性が高いです。
というのも、まさに法律初心者だった私にとって権利関係は理解しにくく、宅建業法を学んだ後に権利関係を勉強したら理解しやすくなったからです(笑)。
「宅建業法」は不動産取引についての科目ですので、内容がイメージしやすく取り掛かりやすいです。また、50問中20問(40%)は宅建業法です。
点数の稼ぎやすい科目ですので、ぜひここは満点を目指してください。
働きながら「一発合格」するための具体的な勉強法
それでは、働きながら「一発合格」するための具体的な勉強法について解説します。
スキマ時間をフル活用!「ながら学習」を習慣にしよう
通勤時間やお昼休み、ちょっとした待ち時間…この「スキマ時間」無駄にしていませんか?このスキマ時間を勉強時間に変えることが、最初のステップです!
スマホに宅建問題のアプリを入れて、通勤中やカフェなどでサクッと学習するだけでも立派な勉強時間になります。
特におすすめなのが音声学習。YouTubeなどで宅建に関する講義を聞きながら移動するだけで手軽にインプットが可能です!
毎日コツコツ「15分勉強法」で集中力アップ!
「働きながら長時間勉強するのは難しい…」でも15分だけならどうですか?15分なら集中しやすいし「これならやれそう!」って気持ちになりますよね。1日15分だけでも積み重ねると成果に繋がるんです!
ここで大事なのが毎日続けること。習慣化することが目的なので、どうしてもできない日は5分だけでもOK、いや1問だけでもいいので、まずはやってみましょう。
テキストは1冊に絞る!無駄な勉強はしない
宅建のテキストは1冊に絞ることが重要です。あれこれ手を出してしまうと結局どれも中途半端になってしまいます。選んだ一冊を繰り返し徹底的にやり込むことが一発合格のコツ!
さらに、問題集も一緒に解くことがベストです。「アウトプット学習」も意識して、実践力も磨いていきましょう。
苦手分野を見極めて集中対策!
すべての分野を完璧に理解することは難しいので、まずは自分の苦手分野を見極めることが大事です。バランス良く理解するために、苦手な分野にしっかり時間を割きましょう。
宅建試験はすべてを完璧に理解する必要はありません。合格ラインを超えることが目標なので、苦手な分野は深入りしすぎず、必要な知識を効率良くゲットしていきましょう。
過去問は宝!繰り返し解いて本番慣れしよう
宅建の過去問題集は、まさに宝です。過去にどんな問題が出たのか知ることで、出題傾向が見えてきます。
宅建には法改正があるので、3〜5年分の過去問題(近い年度)を解くことがおすすめです。また、本番の形式に慣れておくことで当日の「解答の記入ミス」を防ぎましょう!
【体験談】私が失敗したこと(マネしないでね!)
ここで、私が宅建の勉強で失敗したエピソードをお話しします。私と同じ失敗をしないよう、皆さんはくれぐれもマネしないでくださいね(笑)。
それはズバリ、ノート作成に時間をかけてしまったことです。
ノートが綺麗にまとめられていると、つい「これで覚えた!」という感覚になっていました。しかし、いざ問題を解いても「まったく答えられない…」
ノートを作ることが「目的」になっていて、結果的に勉強の効率が悪くなっていたんですね。
そこで私はノート作成をやめて、問題集と復習に重点を置くことに。アウトプットに力を入れたことで理解力が上がり、結果ぐんぐん点数も伸びていきました!
働きながら宅建合格を目指す人は、時間を無駄にしないようノート作成に時間をかけることには注意してください。
「独学で合格」を目指すための学習スケジュール
独学で合格を目指す場合、効率的に学習するためにはスケジュールを立てておくことも重要です。
試験日から逆算し、おおまかな学習スケジュール作りましょう。以下は「6ヵ月前」からスタートした例です。
6〜5ヵ月前【基礎固め】
テキストを1周し、全体像を把握しましょう。
細かいことは気にせず、ざっくり読み進めることが大切です。仕事が忙しい人は、土日のまとまった時間に1〜2章進めるペースがおすすめ。
5〜2ヵ月前【問題演習メイン】
宅建を独学で学習する際には、アウトプット学習に時間をとりましょう。
「分野別過去問題集」を繰り返し解き、各分野の理解を深めます。ここで苦手な分野が見えてきますので、スキマ時間を活用し、アプリなどで苦手を克服する勉強を意識するといいでしょう。
2〜1ヵ月前【模試など実践対策】
近い年度の過去問題集や予想模試を解き、本番に向けて実践力を鍛えましょう。
土日など仕事がお休みのときに、「2時間」かけて本番さながらに問題を解くことがおすすめです。試験の流れや時間配分など、本番に向けたイメージトレーニングが大事になります。
スケジュールがズレたときのリカバリー方法
働いていると、どうしても予定が狂ってしまうことはありますよね。そこでリカバリーの方法もお伝えしておきます!
スケジュールが遅れたら、まずはどの分野を優先的に学ぶかを決めましょう。
すべてを完璧にすることは難しいので、点数が取りやすい分野を優先し、苦手な分野を後回しにするのも手ですよ!
他にも、あらかじめ「リカバリーデー」を作っておくのもおすすめです。
週1回程度、遅れている学習やスケジュールの見直を行う日を設けておくことで、気持ちの余裕も出るので、ぜひスケジュールに組み込んでみてくださいね。
いかがでしたか?今回は忙しい社会人が働きながら宅建に合格するための独学勉強方法について解説しました。
次回は宅建業法について解説します。またお会いしましょう!
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