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失敗から学べ!宅建独学合格体験談|民法の3つの対策ポイント

失敗から学べ!宅建独学合格体験談|民法の3つの対策ポイント

この連載「失敗から学べ!宅建独学合格体験談」では、仕事をしながら宅建受験に3年挑戦してようやく合格した筆者の失敗談とその対策についてお届けしています。

第2回からは宅建の科目別に失敗から学ぶ学習のコツを解説しており、前回は一番に勉強し始めたい「宅建業法」についてお話ししました。

第3回の今回は、宅建業法と同じくらい重要な分野「民法」についてです。
民法は宅建業法と一緒に最初に着手することをおすすめしたい分野です。これから勉強をしはじめようとしている方は、ぜひご覧ください。

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宅建における民法の基本的な考え方

宅建における民法は、物や人における基本的なルール、権利関係について勉強する分野です。

人が生活するために使う「物」のやり取りには必ず「契約」が伴い、もし契約に違反することが起きたら法律に則って解決することになります。

宅建士は非常に高額で特殊性のある「不動産」を扱うことから、普通よりさらに細かいルールのもとで、公平かつ健全な取引をすることが義務付けられています。

そのために必要な法律、権利関係の知識を習得しておかなくてはなりません。

民法の受験対策と勉強へのアプローチ

ここからは、具体的な民法の受験対策についてお話しします。

この分野では「民法」を基に、その特別法である「借地借家法」「建物区分所有法」と「不動産登記法」から出題されます。

問題数は全体の約3割の14問と、宅建業法の次に配点が多い分野です。
宅建業法と一緒に多く得点できれば、合格への道がかなり楽になるでしょう。

勉強の初期から着手すべき重要分野なのですが、「こんな難しいの?筆者には無理かも」と、宅建の洗礼を浴びる難解分野でもあるのが、この民法です。

先にお伝えしたいことは1つ、「諦めずにじっくり学んでいくこと」です。

民法は、知識の点が線になるような感じで理解できるようになっていきます。
初めはなかなか理解できなくてもあきらめずコツコツと知識を積み上げ、配点14問のうちの7~9問の得点を目標にして進めていきましょう。

筆者の失敗経験談から学べ!民法の3つの対策方法

筆者の勉強初期の失敗談と、その経験から得た対策をお伝えします。

失敗から学んだ対策① 専門用語は簡単な言葉に置き換えて読む

筆者の受験1年目最大の失敗は、専門用語が難しすぎたことから苦手意識が先行し、理解を諦めてしまったことです。

民法は難しい用語だらけです。「善意」「悪意」「過失」など、普段の生活で出てこない用語がたくさん出てくることで、文章がひと際難しく感じられます。

民法を捨てて、暗記に頼れそうな科目だけに絞って確実に得点するという作戦で進めましたが、結果は惨敗…。理解を深めず科目自体を捨てる作戦を取っているうちは、合格は遠いと痛感したのでした。

この失敗を経て取った対策は以下のとおりです。
まず専門用語の理解を優先する。問題は、想像しやすい言葉に変換してスムーズに読めるようにする!

民法は暗記だけでは太刀打ちできません。「誰が何をどうした」の正確な把握と、「こういうケースはこう」という原則の理解が必須です。

もし用語が難しくて問題の内容が頭に入らないのなら、想像しやすい言葉に変換して問題文を読んでみてください。

ある問題でやってみましょう。

【変換前】
AのBに対する土地売却の意思表示につき法律行為の要素に錯誤があった場合、Aは、売却の意思表示の無効を主張できるが、Aに重大な過失があったときは、無効を主張できない。
(日建学院「受験対策テキスト」より引用)

【変換後】
AがBに対して土地を売りたいと言ったとき、法律に関わる内容に勘違いがあった場合、Aは「この話は無かったことにして」と言えるが、勘違いに大きな落ち度があったときは「なかったことにして」とは言えない。

どうでしょうか。
簡単な言葉に変換すると、だいぶ問題のポイントがつかめる気がしませんか?

民法の勉強は、問題集から始めるのと同時並行で、難しい用語を自分がわかりやすいように変換した語録メモを作ってみてください。

簡単な言葉に変換できると、問題が何を試しているのか、どこをひっかけてきているのかがよりつかみやすくなりますよ。

失敗から学んだ対策② 登場人物を図にして利害関係を把握する

民法は、ほとんどの問題で登場人物が多く、「こんなときはこうする。でもこんなときはこうする。〇か×か?」という出題ばかりです。
その際、登場人物がそれぞれの立場で様々な主張をする訳ですが、問題文だけで理解できるようになるには、かなりの勉強量が必要です。

各科目にかけられる勉強時間は限られていますが、民法は“たとえ非効率と思える方法をとってでも、確実に読み解いて得点する”という、他の分野とは違うテクニックで乗り切る必要があります。

そんな民法における筆者の2つ目の失敗は、問題を早く解くことにとらわれて図を描かなかったことです。

筆者は図を描くことに慣れておらず、時間が余計にかかってしまうように感じていたため、図を書かずに問題を解いていました。
その結果、問題の主旨を読み間違えたり、当事者、第三者の主張や利害関係が正しく把握できなかったりして、失点することがよくありました。

この失敗を経て取った対策は以下のとおりです。
問題は、登場人物を図に描いて、利害関係を把握する!

問題に慣れるまでは登場人物を図に描いて、それぞれの立場の主張や何をしたか、その順番までを詳細に図に記入するようにしました。

慣れてくると、ケースごとの図の形が素早く描けるようになり、登場人物を指さしながら問題文を読むだけで解けるようになります。

なお民法では、一般的な目線で考えるだけで答えが導き出せるラッキーな問題があります。

「普通に考えたら、これはAさんが可哀想だから保護されそう」
「Bさん騙されちゃったから助けてほしいけど、全然関係ないCさんも可哀想。比較するとBさんには不注意があるから、Cさんが保護されそう」

といったように、問題に迷ったときは図で利害関係を把握したのちに、自分の感覚を信じて解答してみるのも1つの方法です。

失敗から学んだ対策③ 深堀りはしない。知識は必要な分だけを押さえる

民法は人や物への法律ですので、出題範囲は途方もなく広いです。
知識と理解を深めようとすればどこまでも掘り下げていけますが、深堀りはせず、あくまで試験勉強を効率的に行う目的から外れすぎてはいけません。

そんな民法における筆者の3つ目の失敗は、難しい用語や法律の詳細を理解するために宅建六法を読むなどして、かなりの時間を使ってしまったことです。

宅建六法を読むこと自体は悪いことではありません。筆者の場合、勉強計画に余裕があったわけではないので、1つを調べ理解することに注力するより、問題集を解く方に時間配分するべきだったのでした。

この失敗を経て取った対策は以下のとおりです。
深掘りはしない。問題集で、出題範囲のみをしっかり押さえる!

宅建で問われる民法の知識は、他の士業試験のように六法を片手に勉強する必要はありません。不動産に関連する必要最低限の知識だけで十分足ります。

そしてそれは、問題集で出題される範囲を確実に得点することでたいていまかなえます。
深掘りは時間を浪費するので、問題集を解いて理解することに注力しましょう。

逆にまれに出る民法の難しい問題は、捨て問と思って諦めるくらいの潔さで良いと考えます。
ただし民法改正があった翌年の試験は、改正内容を盛り込んだ内容の試験となりますので、改正点はしっかり押さえておきましょう。

失敗から学んだ対策③ 深堀りはしない。知識は必要な分だけを押さえる

連載「失敗から学べ!宅建独学合格体験談」、今回は、独学で宅建試験と3年間向き合って合格した筆者の「民法」における失敗談と、実際に合格したときの対策方法についてお話ししました。

民法は、登場人物の図式化と、やさしい言葉に変換をすることで理解しやすくなります。
得点できれば宅建業法と同じように合格への足掛かりになる分野ですので、親しみながら学習し味方にしていきましょう!

次回は宅建3つ目の分野、「法令上の制限」の勉強における失敗経験談と対策方法についてお伝えします。次回もお楽しみに。

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