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失敗から学べ!宅建独学合格体験談|2回の受験失敗から得た3つの試験対策とは?

失敗から学べ!宅建独学合格体験談|2回の受験失敗から得た3つの試験対策とは?

宅建士は、受験者数が毎年20万人にものぼる人気の国家資格です。
私は不動産業に勤務しながら業務の幅を広げたく独学で取り組み、3回目の受験で合格を勝ち取りました。
その経験から、宅建試験は一筋縄ではいきませんが、的を射た勉強とスケジュール管理で独学でも十分合格できると思っています。

今回はぜひ知っておきたい宅建試験対策のポイントを、試験に2回失敗しながらも合格した筆者の体験を交えつつ、全6回の連載でお伝えします。

連載1回目は宅建試験の概要と、スケジュールの立て方、筆者の失敗談とそこから伝えられるアドバイスのお話です。

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宅建の出題分野と試験概要、合格点

宅建試験の問題数は全部で50問、出題分野は「民法等」「宅建業法」「法令上の制限」「税とその他関連知識」の4つに分かれます。
例年、試験問題の順と配点は、おおかた以下のように構成されています。

民法等(問1~14) 14問
法令上の制限(問15~22) 8問
関連知識のうち税に関する知識(問23~25) 3問
宅建業法(問26~45) 20問
その他の知識(問46~50) 5問

解答方法はマークシート式です。
出題形式は四肢択一で、正誤問題をはじめ、組み合わせ問題、個数問題があります。
近年は難易度の高い個数問題が4~6問ほど出題される傾向にあるようです。

試験日は例年10月中旬~下旬、試験時間は例年13時~15時までの120分です。

ここまでは他の試験と特に変わらないですが、宅建試験がほかの試験と大きく違うところがあります。

それは「○○点以上で合格」という明確な合否ラインの公表が試験前に無いことです。
ある年は31点、その翌年は35点などと変動し、実際に合格発表日にならないと合否や合格ラインがわからないのです。

そのため、試験終了後から各スクールや出版会社が順次、今年の試験内容・傾向より「±○○点」と予想合格ラインを公表しています。

4つの出題分野の概要

ここからは、宅建試験4つの出題分野の概要を解説します。

民法等

別名「権利関係」とも呼ばれており、物や人における基本的なルールについて出題されます。

物と人の権利の話なので、登場人物が多く内容が複雑です。
また「心裡留保(真意と違う意思表示)」「善意・悪意(事実を知らない・事実を知っている)」などの用語も難しく、“こういう時はこういう判断”という基本解釈が必須です。

一方で、用語や基本解釈が記憶に定着すると得点しやすい分野でもあります。
なお「民法」をはじめ、「借地借家法」「不動産登記法」「建物区分所有法」から出題されます。

宅建業法

不動産業従事者として取引において遵守すべき「宅地建物取引業法」の知識を問われる分野です。
宅建試験の中で最重要分野であり、20問満点を目指すことが合格への鍵となります。
逆にいうと、この分野が弱点であるうちは合格が困難です。

「重要事項の説明」「37条書面」「保証金制度」「報酬額の制限」など、覚えることは多岐に渡りますが、実は一貫して「一般のお客様を保護する」という視点で設けられているルールのため、わからない問題に当たっても、お客様保守視点で考えると突破できることがある分野です。

法令上の制限

街づくりの法律「国土利用計画法」「都市計画法」「建築基準法」「農地法」などの知識を問われる分野です。

他の分野と少し違い、用語や数字などの暗記で得点ができ、出題ポイントも絞りやすいため、比較的簡単に得点に繋げやすいでしょう。

その他の知識

不動産に関わる税金の知識をはじめ、5問免除の対象である土地建物の統計、着工戸数などの情勢知識を問われる分野です。

税法の勉強は、基礎的な知識があれば十分です。まれに難易度の高い問題に出会ったときは捨て問と思い諦めたほうがいいでしょう。

深入り禁物な分野ですので、税制の知識追及より、その他の分野の正答率を上げるほうに尽力することをおすすめします。

宅建の試験勉強で意識したい2つのこと

宅建を勉強するにあたり意識したいことが2つあります。
それは「着手する分野の優先度」「1問にかける時間感覚」です。

① 着手する分野の優先度|宅建業法と民法を優先して勉強しよう

宅建試験の4つの分野の中で一番配点が多いのが「宅建業法」の20問、次いで「民法等」の14問で、2分野で全体の7割程度の配点を占めています。
つまり民法等と宅建業法を1問でも多く得点できると、合格がだいぶ近くなるのです。

勉強しはじめるとわかるのですが、宅建業法と民法はどちらも普段なじみのない言葉が多く出てきて、慣れるのにも問題を解くのにも時間がかかります。

まずは専門用語に慣れるべく、宅建業法と民法を優先して学び、確実に1問でも多く得点することが合格への鍵だといえます。
他の分野に着手している間も定期的に民法と宅建業法の問題を解き、入れた知識を忘れないようにしましょう。

宅建業法と民法の勉強のポイント、対策方法については第2回以降で分野ごとに詳しく解説します。
失敗の経験談も含めて、これから受験勉強をされる方にぜひお伝えしたいことばかりですので、お楽しみに。

② 1問にかける時間感覚|時短テクニックを身に付けよう

宅建試験は50問を120分で解きます。
単純計算で1問あたり約2分ですが、宅建の問題は大体が4肢択一式で構成されているため、実質1つの選択肢にかけられる時間は約30秒となります。

マークシートに記入する時間や見直しを考慮すると、わからない問題を前に手を止めている時間はありません。効率よく120分を使うためには、4択に素早く正答する力ももちろん必要ですが、自分に合った時短テクニックを身に付けることが大切です。

例えば以下のようなテクニックです。

  • 問1から解かずに「宅建業法→法令上の制限→民法→その他」の順に着手する
  • わからない問題は後にまわす
  • 問題文の言い回しである程度の正誤の判断をする  など

また試験中には、予想していた出題傾向と違って手が止まることもあります。
これに関しては、受験する年の出題されやすい範囲・されにくい範囲のトレンドや、法律改正に伴う変更内容を把握しておけば、ある程度対策できます。各出版社の最新予想問題集の内容をチェックしておきましょう。

試験時間が10~20分余るくらいが、十分に見直しができおすすめです。
過去問を周回する直前期までに、知識と合わせて時短テクニックもしっかり仕上げておきましょう。

筆者の失敗経験談から学べ!宅建に独学合格するための3つのアドバイス

私は独学で合格するのに3年間を費やしました。
そんな中で起きてしまった失敗が以下の3つです。

失敗経験談① 机に向かって勉強という思い込み

私は仕事や家事をしながら宅建試験の勉強をしていたのですが、“勉強=机に向かってやるもの”という意識があったため、机でできる勉強法しか試していませんでした。

しかしこれではまとまった勉強時間を確保することが難しく、それにより初めに立てたスケジュールもうまくこなせず、1年目の受験に失敗してしまいました。

この失敗を経て取った対策は以下のとおりです。
スキマ時間(移動時間、家事をしている時間、お風呂の時間など)に、目・耳を利用した勉強(宅建学習に特化した動画サイトを流したり、スマホで問題集を解いたりなど)を進める!

この勉強法を行ったところ、知識が定着しやすく、実際に得点が伸びました。
忙しい毎日のスキマ時間に少しずつ勉強を入れ込む方法は、習慣化するととても楽に継続できるので、社会人の勉強法として特におすすめです。

失敗経験談② テクニックなしの真っ向勝負

連載第2回でお話ししますが、時短テクニックを一切使わずに試験問題に真っ向勝負をかけていたことも、失敗経験談の1つです。

宅建の試験は、わざと複雑な言い回しをしたり、難しい長文だったり、勉強不足の受験者をふるいにかけるように作られています。
私はすべてにまともに取り組んでいたため、試験時間がいつも足りないと感じていました。

受験2年目は2点足りずに不合格だったのですが、見直しできる時間を持てていたら、イージーミスを直せていたら、とどれだけ悔やんだでしょう。

この失敗を経て取ったのが以下の対策です。
解答の時短テクニックを身に付ける!

私が一番参考になったと思う解答テクニックは、「“常に〇〇である”という文章は、大半誤りである」など、問題の言い回しで正誤を判断する方法でした。

その他ひっかけ問題に特化した問題集を解くなど、知識以外のテクニックを付けることで落ち着いて試験に臨めて、イージーミス自体をしなくなりました。
簡単に時短が叶いますので、解答のテクニック習得はぜひおすすめします。

失敗経験談③ アバウトな学習計画

失敗の3つ目は、立てた計画を大きく狂わせたまま試験日を迎えたことです。

一般的に宅建合格に必要とされる勉強時間は300時間程度 とされており、私も勉強開始前には試験日から逆算して計画したつもりでした。

しかし勉強する内容がどれも私には難しく、理解にとても時間を要してしまい、試験直前期に予定していた過去問周回を十分にできなかったのです。

この失敗を経て取ったのが、以下の対策です。
① 勉強はテキストではなく問題集を中心に進める!
② 深すぎる知識の追求はしない!
③ 計画の進捗管理と自己分析は小まめに実施!

1つ目の対策は、テキストではなく問題集を中心に勉強を進めることです。
なぜなら、テキストに時間をかけるより、
問題を解く
→解答・解説を見る
→より理解が必要ならテキストを読む
→問題を解く
というルーティンの方が実践向きだからです。
テキストを読み込むのは時間がかかりすぎるので、問題に親しみながら知識を入れていきましょう。

2つ目の対策は、深すぎる知識の追求はしないことです。
基礎知識は必要ですが、時間のかかる知識の深堀りで計画が崩れることがあるからです。

問題を多く解くと、最終的にどのくらいの知識が必要か、パターンで理解できるようになってきます。計画に則った勉強を進めて、確実に広い知識習得を目指していきましょう。
またある程度難しい問題は、捨て問と割り切ることも大切です。

3つ目の対策は、計画の進捗管理と自己分析を小まめにすることです。
計画から少しそれたとき、「試験日までまだ時間があるから、大体で大丈夫」と思わずに、大きく狂う前に計画の組みなおしをするのが大切です。

自分は現在どこまでの習得ができているのか、どこが弱点なのかを把握することで、より的を射た勉強計画を立てられます。
できれば毎日の終わりに分野や科目ごとの自己分析を行って、計画通りにまんべんなく勉強し、早めに弱点を克服する時間を組み込んでみてください。

筆者の失敗経験談から学べ!宅建に独学合格するための3つのアドバイス

連載「失敗から学べ!宅建独学合格体験談」、初回は、独学で宅建試験と3年間向き合って合格した筆者の失敗経験談と、そこから学んだ勉強方法についてお話ししました。

独学での宅建受験は、すべてが手探りかつ、自己管理がとても大変です。
私は失敗に対してたくさんの時間をかけて対策方法を見つけてきましたが、今になって思うのは、自己流の対策もいいけれど、学習の方向性の指示や計画を具体化してくれる通信講座に頼っても良かったかなということです。

現在はオンライン講座や通信講座、働きながらスキマ時間に活用しやすいツールもたくさん出ているので、皆さんはそういうものもぜひ活用してみてください。
より効率的に、プライベートも大事にしながら合格を目指せるはずです。

また合格のためには、モチベーションの管理もとても大事です。
宅建受験を志した気持ちを長い受験生活で持ち続けるためにも、心身に無理をかけるような勉強の仕方はしないようにしましょう。

新しいことを一から学ぶ楽しさ、できるようになることの喜びを感じながら、一歩一歩着実に勉強をする生活を続けていくのが合格の秘訣ですよ。

さて次回からは、宅建勉強の失敗経験談を科目別に深堀りしていきます。
2回目は、重要分野「宅建業法」の失敗談と克服法についてです。お楽しみに。

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