皆さん、こんにちは。
連載「登録販売者の独学勉強法」、前回は、登録販売者試験に向けてのスケジュールやその内訳についてお話ししました。
第4回は、実際にやってみて有効だった勉強法についてお話したいと思います。
連載「登録販売者の独学勉強法(全5回)」
- 1. 試験の簡単なところ・難しいところ
- 2. 独学の心構えとメリット・デメリット
- 3. 勉強期間・スケジュール
- 4. 実際に有効だった勉強法
- 5. 合格をつかむための6つのコツ
有効だった勉強法:自分ノートを作ること
はじめはテキストを開き、蛍光ペンで重要部分に線を引いていく勉強法を考えていましたが、テキストにはすでに暗記用シートで文字が隠せるように、重要部分が赤い文字で書いてありました。
これは便利な一方で、自分にとって本当に重要なところがわかりづらくなると感じました。
そこで私が考えたのが、自分ノートを作るという勉強方法です。
1つの言葉を調べようとテキストの索引を見ると、何ページにも分散されていてわかりづらかったのも、もっとわかりやすい自分ノートを作ろうと考えた理由です。
自分ノートの作り方
ノートは2冊用意しました。
1冊目は、第2章「人体の働きと医薬品」について、各部位ごとになるべくイラストなどを使って図式化しておきます。
医薬品を摂取した時に体内ではどのようなことがおこなわれているのか、副作用がなぜおこるのかなど、人体と医薬品との関連性が理解しやすくなります。
2冊目は、第3章「主な医薬品とその作用」について、実際に登録販売者としての業務を見据えて症状別(目薬・胃薬・頭痛薬など)に分け、さらに成分ごとにまとめます。
それぞれの成分の重要ポイントもしっかり記入しておきます。
登録販売者資格試験で出題されやすい部分にもチェックを入れておきましょう。
このノートは、合格後の実務でもよく利用しました。
自分ノート作成の注意点
自分ノート作成時の注意点は3つです。
■インデックスをつけること
復習時に辞書代わりに使うためです。
■空きスペースを残しておくこと
テキスト以外で得た内容を記入するためです。
■重要部分のみ箇条書きすること
まとめることに集中しすぎないことが重要です。
記憶することが目的であり、人に見せるために作成するのではないので、きれいすぎる必要はありません。テキストの丸写しもいりません。
疑問点が発生したとき、すぐにノートで調べられることと、記憶をよみがえらせることができればOKです。
自分ノートを活用した勉強法
新しい情報を得たら、自分ノートにどんどん書き込んでいきましょう。
外出先でも少しの時間に見ることができ、不安な内容の再確認ができるので、繰り返しの勉強法に便利ですよ。
問題をたくさん解き、解説をじっくり読む
登録販売者で学ぶ内容は、初めての内容ばかりで、とても1回テキストを見ただけでは覚えきれません。
自分ノートを作成しながら、問題もあわせて解いていきましょう。
テキストには単元ごとに小問題や過去問題がついていると思います。直前の問題だけでなく、少し前に勉強したところの問題も解いてみましょう。
間違った問題は、最良の勉強材料です。解説部分を理解するまでじっくり読むことが、次に正解する力になります。問題をたくさん解くことで自然に記憶され、得点アップへつながります。
スマートフォンの利用も便利
問題を解くには、スマートフォンの利用もおすすめです。
私は、全国の過去問題が無料で試せるアプリを利用していました。章ごとに問題が試せるので短時間で回答でき、重宝しました。
漢方(生薬)に関する問題だけのアプリもあります。どれも解説が充実しており便利です。
間違った問題は、解説部分を理解するまでしっかりと読み、記憶に残していきましょう。
最低でも自分が受験する都道府県の過去問題は解いておくべきです。
登録販売者資格試験は各都道府県によって出題される問題が違うので、自分の受験する都道府県での問題傾向を知ることで、少しでも得点につなげられます。
今回は実際にやってみて有効だと感じた勉強法をご紹介しました。
私は読むだけの記憶が苦手で、書かないと覚えられないためノートを使った勉強法を選びました。書くことが苦手でなければ、試してみてください。
次回は最終回。独学で合格をつかみとるための「勉強のコツ」をお伝えしたいと思います。お楽しみに。
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