2019/10/2updated

登録販売者になるには？必要な手続きと資格更新時の手続きをレクチャー！

バックナンバー：実録！登録販売者のお仕事（全5回）

登録販売者として働きたいと思ったとき、どのように登録販売者の資格を取ればよいのでしょうか。また、登録販売者の資格を取ったあとは、どうすればよいのでしょうか。

今回は、登録販売者になるための実際の流れや、登録販売者になったあとの資格の更新方法や研修について紹介していきます。
「登録販売者になりたい！」と思った人はしっかりチェックしておいてくださいね。

連載「実録！登録販売者のお仕事」全5回

登録販売者になるには？

まず、登録販売者になるにはどのような手続きを踏めばよいのかご紹介します。

試験に合格する

登録販売者になるには、当然ながら試験に合格しなければなりません。
試験は各都道府県で年に1回行われているので、自分が住んでいる都道府県の試験の日程や申込み期限などを調べておきたいですね。

もしも「就職前にどうしても試験を受けたい」という場合や、「自分の都道府県の試験日だと都合が悪い」という場合は、他の都道府県で受けることができます。
私が試験を受けたいと思ったときも、自分の住んでいる場所の試験がすでに終わっていたので、他の地域で試験を受けましたよ。

ただし、試験を受ける都道府県によって受験料は違ってきます。受験費用を確かめておかないと損した気分になることもあるので、気をつけておきたいですね。

働く前に登録が必要！

晴れて試験に合格した後も、実はそのまま登録販売者として働けるわけではありません。
試験に合格したあとは、勤務したい都道府県で「販売従事登録」という、「今からここの都道府県で登録販売者として働きます」という登録をしなければなりません。
これは絶対に働く地域の都道府県で行わなければならないので注意してください。

また、ドラッグストアなどでの実務経験がない人は、販売従事登録をしたあとも「見習い」という扱いになります。
一部のドラッグストアでは、パートの登録販売者に対して「実務経験がある登録販売者」と「実務経験がなく試験に合格した直後の登録販売者」の時給が少しだけ違うこともあります。

やはり薬を扱う仕事ですので、登録販売者にはいろいろな経験が必要になるんですね。
ただし、たとえ実務経験がなくても資格がないパートに比べると時給は高くなります。
また、2年以上の実務経験を積めば「実務従事証明書」を提出することで見習い期間を終えることもできますので、がんばって働きましょう。