updated

運行管理者(貨物)を独学で取得!今から勉強を始める方におすすめのテキストとは?

運行管理者(貨物)を独学で取得!今から勉強を始める方におすすめのテキストとは?

この記事を読んでいる方は、「運行管理者(貨物)」資格取得のための勉強を独学で行うと決め、最適なテキストや問題集を探している段階ではないかと思います。

筆者は運送業とは別の業種で働いていましたが、業務の都合で運送会社の仕事を知る必要があり、運行管理者(貨物)の勉強を始めました。仕事で多忙な中で勉強時間を確保し、一発で試験に合格することができました。

運行管理者(貨物)の合格率は、令和5年(2023年)度第2回のもので34.2%。この数字を見るとそう簡単には受からないような印象を受けます が、ポイントを押さえて勉強をすれば独学での取得は十分可能です。
しかし初心者の方や久しぶりに勉強を行う方にとっては、どのように勉強を始めればよいのか、どんな教材を選べばよいのかなど、わからないことだらけですよね。

今回はそんな方に向けて、運行管理者(貨物)の勉強におすすめのテキストや問題集と、資格勉強で押さえておきたいポイントについてご紹介します。

広告

運行管理者(貨物)試験の特徴

資格勉強にあたり、テキストを全部暗記する気持ちで読み始めると、読み切るまでモチベーションを保つのが大変です。
効率よく資格勉強を進めるために、まずは運行管理者(貨物)の資格試験の特徴を押さえていきましょう。

CBT試験(パソコンを行って使って行う試験)で行われる
・ 5つの分野からそれぞれ4~8問ずつ、合計30問が出題される
・ 合格ラインは正解率60%(30問中18問正解)
・ 各出題分野で最低正解数が決まっている(1問または2問)
・ 問題の答えを選択肢の中から選ぶ形式と、業務に関する問題に〇か×で解答する形式がある
・ 全30問中、毎年出題パターンが決まっている項目がある
・ 類似問題が多く、言い回しの些細な違いなどのひっかけ問題もある

各出題項目で最低正解数が決まっているので、まんべんなく勉強をしなければならないように感じられますよね。

しかし、合格ラインは正解率60%と低めで、毎年の出題パターンが決まっている分野もあります。
全部の分野を隅々まで暗記しなければならないと思うと途方にくれてしまいますが、各分野の頻出問題を確実に解けるように、過去問を中心に勉強を進めれば大丈夫なので、安心してください。

また、〇×形式で解答する問題は、言葉のニュアンスを使ったひっかけ問題が多い傾向にあります。そのため、頻出問題に関してはただ暗記をするだけでなく、テキストに書かれている解説を読み、内容を正しく理解しておくことも勉強において大切なポイントの1つです。

運行管理者(貨物)難易度・合格率

運行管理者(貨物)の試験勉強で押さえるべきポイント

運行管理者(貨物)の試験は、毎年同じ問題や似たような内容の問題が多いので、とにかく過去問をたくさん解いて、試験の傾向を掴んでいくのがポイントです。
大きく分けて3つのポイントがあるので、1つずつ詳しく見ていきましょう。

ポイント① まずは過去問を解いてみる

初めて運行管理者(貨物)の勉強をする方は、まずはテキストを最初から最後まで読もうと考えると思います。

ところがこの方法はあまりおすすめできません。実際に筆者は過去問を解く前にテキストを読もうとしましたが、難しいところでつまずづいてしまい、勉強に対するモチベーションが下がってしまった苦い経験があります。

そもそも運行管理者(貨物)の試験を受けようとしている時点で、あなたは1年以上の実務経験がある、もしくは基礎講習を受講済みであるはずです。
ということは、ある程度の事前知識があるということ。テキストを読んでも「ここについてはすでに熟知している」なんてこともあるかと思います。

ですので、初心者の方であってもいきなり過去問を解いてみることをおすすめします
過去問を解くことで、経験上すでにわかっていることと、わからないことが、明確になります。
また、3回分くらい解けば、試験の出題傾向や頻出問題がわかってくるので、後の暗記にも役立つでしょう。

過去問は、運行管理者試験センターのホームページで直近2回分が入手可能ですが、問題と正答のみで解説がありません。そのため、テキストと過去問が1冊にまとまっている教材の購入をおすすめします。

ポイント② わからないことと頻出問題を中心にテキストを読んで暗記する

過去問を解いてみて、わからないことや頻出問題がなんとなく見えてきたら、テキストを読んで暗記を進めていきましょう。

運行管理者(貨物)の試験は、約77%が法律に関する問題で、残りの約23%が実務に関する問題になっています。
ですので、まずはウエイトの大きい法律に関わる問題について、わからないことや頻出問題となっている部分の暗記から始めましょう。

特に、問題数の多い「貨物自動車運送事業法」に関する分野は、しっかりと暗記しておくことをおすすめします。
筆者は「貨物自動車運送事業法」の勉強時間を他の分野より長めに確保し、重点的に暗記することで、得意分野にすることができました。

効率よく暗記を進めるために、過去問で間違えた問題だけでなく、正解したけれど自信がなかった問題にもチェックをしておくとよいでしょう。

ポイント③ 過去問で反復学習をする

“暗記がある程度できたな”と思った段階で、もう一度過去問を解いてみましょう。最初と比較すると点数も良くなっているはずです。
あとは、ここで間違った箇所や新たに出てきた不明点をテキストで暗記し、また過去問を解く、というように、試験当日までひたすら反復学習をしていきましょう。
たくさんの過去問を解き、不明点をテキストで読み込むという作業を繰り返すことで、よりしっかりと暗記できるだけでなく、同じ問題の異なる出題パターンを経験できます。
様々なパターンを経験することで、暗記だけではカバーしにくい実務に関する分野の理解もより深まっていくでしょう。

最後に、自分が間違えやすい法律や分野に付箋を貼ったり、印を付けたりしておけば、試験直前に自分の弱点の見直しができますよ。
筆者は過去問を解くたびに、自信を持って正解できた問題には「○」、正解できたが自信のない問題には「△」、間違えた問題には「×」を付けるようにしていました。そして、試験の直前には「×」や「△」の問題を中心に復習することで、苦手分野を克服することができました。

運行管理者(貨物)の試験は分野ごとに最低正解数が決まっていますので、なるべく苦手分野を作らないようにしましょう。

運行管理者(貨物)の出題傾向

運行管理者(貨物)のテキストの選び方のポイント

試験勉強のポイントがわかったところで、次に気になるのが、テキストの選び方。いくつも種類があると、どれを選んでいいのかわかりませんよね。そこでポイントをお教えいたします!

運行管理者(貨物)のテキスト選びのポイントは「過去問の多いものを選ぶ」ということ。
前述の通りこの資格の勉強は、暗記と過去問の反復学習が必須なので、よりたくさんの過去問をこなすことが合格への近道です。できれば、問題集と詳しい解説テキストが1冊にまとまっている本がベスト。

問題集と別で参考書を選びたいという方は、たくさん買うのではなく1冊に絞ることをおすすめします。これらのポイントを押さえたうえで、自分がコレだと思う1冊を選びましょう。

運行管理者(貨物)のおすすめテキスト

運行管理者(貨物)のテキストの選び方のポイントを押さえたところで、おすすめしたいテキストを紹介します。それが以下の1冊。

運行管理者試験 問題と解説 貨物編(公論出版)

運行管理者試験 問題と解説 貨物編(公論出版)

問題集とテキストが1冊にまとまった本になっており、運行管理者(貨物)の資格勉強を行う方のバイブルと言っても過言ではありません。

私も実際にこのテキストを使って勉強しましたが、解説と過去問がバランスよく掲載されているので、スムーズに学習することができました。
中には参考書や問題集を何冊も買って勉強している人もいるようですが、個人的にはそのようなやり方はおすすめできません。運行管理者(貨物)に合格するためには、このテキストをしっかりやりこめば十分だと思います。

このテキストは、各項目のはじめに解説テキストが掲載されており、その後に過去問が掲載されています。ですので、ある程度知識のある方は、過去問を解いてから解説テキストに戻るという勉強法がおすすめです。

また、このテキストにはCBT試験と筆記試験の過去問が豊富に収録されていて、同じような問題はまとめて掲載されています。似たような問題が続けて出てきたら繰り返し出題されている頻出問題ということですので、重点的に勉強するようにしましょう。

ネットでは中古の取り扱いもありますが、2024年に運送業界の法律が大きく変わっていますので、必ず最新版を購入するようにしましょう。

独学で合格を目指すならオンライン講座も活用して

勉強方法には、人によって向き不向きがあります。
特に運行管理者(貨物)を受験する方の中には、普段トラックに乗務しながら勉強しなければならない人も多くいることでしょう。そのような方は、スキマ時間をうまく活用することが合格への近道となります。

そこで、テキストや問題集と並行してオンライン講座を活用するのがおすすめです。
1人で読むだけでは理解できないポイントも、音声や動画で解説してもらうとスムーズに理解できる場合があります。

また、動画講座ならスマートフォンで簡単に見ることが可能。通勤などの移動時間や休憩時間に自宅学習の復習をするなど、スキマ時間を活用できるので、最短で合格を目指したい忙しい社会人の方にとてもおすすめの勉強法です。
筆者の知人もそうですが、最近ではテキストを購入せず、オンライン講座のみで試験に合格する人も増えているようです。

運行管理者(貨物)講座

運行管理者(貨物)を独学で取得!今から勉強を始める方におすすめのテキストとは?

今回は、運行管理者(貨物)を独学で取得したい方向けに、おすすめのテキストや問題集、そして資格勉強で押さえておきたいポイントについてご紹介しました。

日頃の実務や基礎講習で身に付いている知識の総括ともいえるこの試験は、出題傾向さえ掴んでしっかり理解と暗記をすれば、そこまで難易度の高い試験という訳ではありません。

運行管理者(貨物)の資格があれば将来のキャリアの幅も広がりますので、自分に合ったテキストや問題集を見つけて、ぜひ資格取得に向けてがんばってください!

運行管理者(貨物)講座

参考URL:
https://www.unkan.or.jp/past.html
https://www.kouronpub-onlineshop.com/products/detail/279

無料登録でオンラインの資格講座を体験しよう!

資格受け放題の学習サービス『オンスク.JP』では様々な資格講座のオンライン学習が可能です。
最短20秒の無料会員登録で、各講座の講義動画・問題演習の一部が無料体験できます。

※無料会員は、決済情報入力なしでご利用可能。
※自動で有料プランになることはありません。

無料体験でできること

無料会員登録

オンスク.JP 講座一覧

関連する記事が他にもあります

広告

お友達紹介特典URL発行

ログインが必要です

ページトップへ