金融機関の就職や転職、キャリアアップに欠かせない資格である証券外務員二種。
証券外務員二種を取ることで、昇格に便利だったり、採用のときに一目置かれる存在になったりと、選べるキャリアの種類も変わります。
これから「2ヶ月で合格!証券外務員二種」と題し、証券外務員二種を効率的に学習する方法についてお伝えしていきます。
証券外務員二種を取得して、同僚より一歩先に立てるように目指しましょう。
今回は、試験概要と、合格するためのスケジュールの立て方を確認していきたいと思います。
2ヶ月で合格!証券外務員二種
- 知識ゼロでも合格する学習スケジュール
- 効率的な学習方法
- 試験範囲の覚え方
- 理解できないと思われがちな箇所
- よく出る問題をマスター
証券外務員二種の試験の概要とは?
証券外務員二種は、日本証券業協会が運営する公的資格で、誰でも受験可能です。
預金・投資信託・株式・社債・保険などの金融商品を取り扱うには必須の資格です。
試験問題は、300点満点で、7割(210点)以上得点できれば合格です。
毎日コツコツ集中して学習すれば、知識がない状態からのスタートでも2ヶ月前後で合格が可能な資格です。諦めずに取り組みましょう。
出題形式は、
①法令・諸規則
②商品業務
③関連科目
の3分野で構成されています。
試験では記述問題は出題されず、○×どちらかを選ぶ問題と、5つの選択肢から正しい答えを選ぶ問題(5肢択一)が出ます。
全体の3分の2は5肢択一形式の問題です。正しい知識がないと、選択肢を読んだときに、“まるですべて正しい文章に見えてしまう”ということにもなりかねません。
効率的に合格ラインにたどり着くためには、学習のスケジュールをきちんと立てていくことが重要です。
証券外務員二種を取得するコツは?
証券外務員二種に受かるには、テキストでの学習はもちろん、新聞を読みこなしていることも大切です。経済のニュースを理解することにも役立ちます。
また学習中は、
・用語の意味を正しく理解しておくこと
・数字の感覚をつかむこと
・株式業務で出題される計算問題をマスターしておくこと
も必要です。これらは実際の業務にも活かせる知識となります。
将来、キャリアアップした自分をイメージしながら、諦めずに取り組んでいくことで、きっと合格への道が拓けることでしょう。
もちろん、学習スケジュールをきちんと立てること、そして問題演習の時間を多めに確保することが重要な合格への一歩です。
ここからは、学習スケジュールについて体験からお伝えします。
知識ゼロでも証券外務員二種に受かるための学習スケジュール
あなたがもしも簿記やファイナンシャルプランナーなどの資格を持っているならば、証券外務員二種の資格は比較的簡単に合格できるでしょう。
私自身は、証券外務員二種を受けたときには、金融の知識がなく、ゼロからのスタートでした。それでも1回で合格できましたので、合格したいという気持ちがあれば、誰でも受かるチャンスがあります。
私は毎日最低10分学習の時間を作って、コツコツと勉強を続け、2ヶ月で合格できました。
最初の1ヶ月間でやったこと
最初の1ヶ月間は問題を解くことよりも、テキストを読み込んで、誰かに内容を説明できるようになるまで、用語の意味を確認しました。
また、動画サイトや市販の参考書も使って、文字だけでなくイラストや映像で理解するようにしました。
証券業界に就職すると、証券外務員二種の試験で覚えた用語は実際の仕事でもよく使います。ですので、最初の段階で正しく意味を理解しておくことは、かなり重要です。
次の1ヶ月間でやったこと
次の1ヶ月間は問題を解くことに集中しました。
間違えた問題は選択肢のどの部分が間違っている・正しいのかを、繰り返し確認し、答えを正確に導き出せるようにしました。
最初はわからないことも多いかもしれませんが、何度も繰り返すと、だんだんわかるようになり、合格が見えてくるはずです。
証券外務員二種に合格するためのスケジュールや、試験の概要についてお伝えしました。
初めは難しいと感じてしまうかもしれませんが、コツをつかむと経済の仕組みもわかるようになっておもしろいですよ!
合格に向けて、今から少しずつ始めていきましょう。次回は効率的な取得の方法や勉強のやり方についてご案内します。
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