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証券外務員二種の出題傾向と効率的な学習方法

証券外務員二種の出題傾向と効率的な学習方法

効率的学習法の第2回は、証券外務員二種の効率的な学習方法についてお話をします。

証券外務員二種の試験は、300点満点のうち210点以上、つまり7割以上で合格することができます。試験は全14科目から出題されます。

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証券外務員二種試験の全体像を掴もう!

それでは、試験の全体像を掴むために、各科目の出題数と配点予想を見てみましょう。

計14科目の出題数と配点予想

科目 予想出題数 予想配点
○×式問題
(1問2点)
五肢選択式問題
(1問10点)
証券市場の基礎知識 0問 1問 10点
金融商品取引法 5問 2問 30点
投資信託及び投資法人に関する法律 5問 0問 10点
協会定款・諸規則 5問 3問 40点
取引所定款・諸規則 5問 0問 10点
株式業務 5問 2問 30点
債券業務 5問 3問 40点
投資信託及び投資法人に関する業務 5問 2問 30点
付随業務 0問 1問 10点
セールス業務 0問 1問 10点
株式会社法概論 5問 1問 20点
経済・金融・財政の常識 0問 2問 20点
財務諸表と企業分析 5問 1問 20点
証券税制 5問 1問 20点
合計 50問 20問 300点

試験問題形式は、○×方式問題が50問、五肢選択方式問題が20問。配点は○×問題が2点、五肢選択方式問題が10点となり、五肢選択方式問題の配点は300点満点中の200点です。つまり、五肢選択方式問題の攻略が合格の鍵となります。なかでも計算問題は特に重要なので、落とさないようにしましょう。

○×問題は、似たような語句の入れ替え問題がよく出題されますので、きちんと問題文を読んでください。(例:直接金融と間接金融、など)

証券外務員二種の出題項目の重要論点をおさえよう!

次に出題項目の重要論点を列挙します。

株式業務

計算問題が出題され、特に株式投資尺度であるPER、PBR等は、正しく理解しているかどうか確認しましょう。

債券業務

債券利回りの計算が必須です。応募者利回りや最終利回り及び所有間利回りの計算の違いや、債券の受渡代金計算や転換社債の乖離(かいり)率の計算問題も頻出です。

投資信託及び投資信託法人に関する業務

投資信託の分類と追加型公社債信託及び証券投資信託の販売が出題されます。パッシブ運用とアクティブ運用の違いなどの特徴は、○×問題では頻出です。

金融商品取引法

金融商品市場の憲法ともいえる法律なので、理解できるまで確実に読み込んでください。金融商品取引業務や金融商品取引業の行為規制及び5%ルールは頻出です。特に行為規制では、広告規制、書面交付義務及び説明義務、適合性の原則、損失補てん等の禁止などは重要項目です。

協会定款・諸規則

日本証券業協会が協会員に定めたルールです。金融商品取引法をもう少し具体的に落とし込んだものです。特に照合通知書面及び契約締結時交付書面、協会員の従業員に関する規則などは重要項目です。

以上、重要項目を中心にポイントを挙げてきましたが、証券外務員試験では出題の重要項目を中心に学習していくことが良いでしょう。試験問題は多いですが、だいたい70分ぐらいで解き終わります。試験は120分なので、見直しをする時間も十分確保できます。あせらずに、試験に臨んでください。

次回は最終回。証券外務員一種の効率的な学習方法についてお話をします。

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