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優雅な空間が理想の人向け「エレガント」インテリア。プロが教えるポイントとは?

優雅な空間が理想の人向け「エレガント」インテリア。プロが教えるポイントとは?

この連載「プロが教える!理想のお部屋の作り方」、では、理想の部屋作りをテーマに、インテリアコーディネーターと色彩検定の資格を持つ筆者が、インテリアコーディネートのコツをご紹介しています。

前回の記事では、シンプルで居心地の良い暮らしを理想とする方におすすめの「北欧」スタイルの部屋作りのポイントをお届けしました。

連載ラストの第5回は、ラグジュアリーな雰囲気がただよう「エレガント」スタイルです。

上品で優雅な暮らしを理想とする方におすすめのエレガントインテリア。女性なら一度は憧れたことのある人もいるのではないでしょうか。

コーディネートのポイントやアイテム選びのコツを紹介しますので、ぜひ部屋作りにお役立てくださいね。

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エレガントスタイルとはどんなインテリア?

エレガントスタイルとはどんなインテリア?

エレガントとは「優雅な」「上品な」という意味で、インテリア業界ではヨーロッパやイギリスの伝統的な室内様式に見られるようなインテリアを指します。

クラシックスタイルの一種で、ホワイトを基調に曲線的で装飾性の高いアイテムを取り入れた重厚感のある雰囲気が、エレガントインテリアの特徴。
華やかな印象でありつつ、女性らしい柔らかさも感じられるフェミニンな印象もあります。

イメージとしては、ヨーロッパのアパルトマンやラグジュアリーホテルの部屋など、眺めているだけでも優雅な気持ちになるような品格のある空間。優美な暮らしを理想とする人や、伝統的なヨーロピアンインテリアが好きな女性からの支持が高いです。

ポイント② 北欧らしい曲線家具

※クラシックスタイルのイメージ

エレガントと似たスタイルで「クラシック」もあります。たまに両者の違いを聞かれることがあるのですが、クラシックはブラウンが基調で、猫脚の家具など意匠性の高いアイテムやアンティーク家具を取り入れたインテリアです。イメージとしては欧州の伝統的な貴族の部屋で、エレガントよりも装飾性がさらに高く全体的に部屋の色味も暗いという違いがあります。

エレガントインテリアを作る3つのポイント

ポイント① 女性らしい曲線的なデザイン

ポイント① 女性らしい曲線的なデザイン

エレガントの最大のポイントは「女性らしい柔らかな雰囲気を演出すること」。そのためにもソファ、テーブル、ベッドなどの大型家具は、シャープで直線的なデザインよりも丸みのある曲線的なデザインを選びましょう。ずっしりとした重厚感のあるフォルムだと、よりエレガントらしいです。

ポイント② 光沢感のある素材や透け感のある素材

エレガントの特徴であるラグジュアリーさを演出するために、ミラーや光沢感のあるシルバーやゴールドの金属素材を取り入れましょう。
ガラスや透明なプラスチック素材、クリスタルなどの透け感のある素材もエレガントインテリアにおすすめ。光沢感のある素材とあわせてコーディネートしてみてくださいね。

ポイント③ 色のポイントはホワイト+グレイッシュカラー

ポイント③ 色のポイントはホワイト+グレイッシュカラー

画像:筆者作成

カラーコーディネートのポイントは、ホワイトを基調にグレイッシュカラーを取り入れることです。色彩検定で学ぶ「グレイッシュ」カラーとはグレーがかった色調のことで、彩度(色の鮮やかさ)が低い色のこと。青、緑、ピンク…どんな色もグレーが加わると、色に落ち着きや上品さが増すと言われており、グレイッシュカラーならではの上品な色合いはエレガントインテリアと相性抜群です。

ほかにもゴールドやシルバーのメタリックカラーを差し色として追加すると、よりきらびやかなエレガントインテリアになりますよ。

柄はどう取り入れる?

柄はどう取り入れる?

エレガントスタイルに柄物を取り入れたいときは、ダマスク柄やダイヤモンド柄など大柄で曲線的な柄や、女性らしい花柄がおすすめ。

クッションやカーテンに柄を取り入れると、エレガントらしい華やかさが感じられる部屋になります。

エレガントインテリアのアイテム選びのコツ

最後は、アイテム選びのポイントとコーディネートのコツを紹介します。

ソファ・テーブル・カーテン・照明選びのコツ

ソファ・テーブル・カーテン・照明選びのコツ

エレガントインテリアを作るには、ソファや椅子は丸みのある肘掛けがついたもので、ホワイト生地がおすすめ。

センターテーブルやダイニングテーブルは丸みのあるホワイト塗装された木製のもの、あるいはガラスかホワイトの大理石の天板に、脚はシルバーかゴールドの金属フレームの家具を選んでみてください。
そうすると、エレガントの特徴であるホワイトを基調とした部屋ができあがります。

クッションやカーテンにはグレイッシュカラーを取り入れましょう。
無地であれば、光沢感のあるベルベット生地がおすすめです。ピンク・パープル・水色など色はお好みで良いですが、クッションとカーテンの色を同色にすると色数が抑えられて、部屋の統一感が増します。
このとき、前述のポイントでお伝えした「柄物」を取り入れると、華やかさが増しますよ。

照明は、大ぶりのシャンデリアや存在感のあるペンダントライトを選ぶと、ぐっとエレガントな空間に。柔らかさを感じられる布シェードがついたものや、曲線的なガラス素材のデザインのものがおすすめです。

ガラスベースや金属ベースのスタンドライトも取り入れると、さらに高級感のある部屋になります。

部屋全体を通じて金属素材を選ぶときは「シルバー系で統一」、「ゴールド系で統一」といったように、違うアイテムでも色味を揃えてあげると統一感のある部屋になります。

ワンランク上のエレガントインテリアにするコツ

ナチュラルインテリアのカラーコーディネートの基本|筆者作成

女性らしさと華やかさを演出するために、部屋に「花」を取り入れてみませんか?

取り入れる花は大ぶりなユリや、花びらの多いバラやトルコキキョウなどがおすすめ。白やピンク、淡い色がエレガントな部屋に合うでしょう。

花を飾るときのコツは、花瓶と花瓶から出る花の長さを1対1の比率にすること。この比率だとバランス良く花瓶に花を飾れます。
難しい場合は、花瓶の口から花の顔が少し出るくらいがおすすめです。

ダイニングテーブルや飾り棚の上、ソファ周辺のテーブルの上に花を飾れば、部屋の印象が一気にアップし、品のある部屋になりますよ。

理想は本物の花ですが、難しい場合はアーティストフラワーもおすすめ。生花をリアルに再現した造花で、手入れが必要ないので取り入れやすいです。

花のある暮らしで、ワンランク上のエレガントインテリアを叶えてみませんか?

ナチュラルインテリアのカラーコーディネートの基本|筆者作成

連載「プロが教える!理想のお部屋の作り方」、今回は、エレガントスタイルの部屋作りのポイントをお伝えしました。

エレガントスタイルは、女性らしい優美なスタイル。ヨーロピアンな優雅な暮らしを理想とする方におすすめのインテリアです。
コーディネートの工夫を参考に、ラグジュアリーな部屋作りを叶えてみてください。

連載は今回で終わりですが、「コーディネートのコツをもっと学びたい!」「インテリアに興味を持った!」という人は、ぜひインテリアコーディネーターの資格にチャレンジしてみてくださいね。

連載では紹介しきれていないコーディネートのコツを学んで、理想の部屋作りの実現を追求されてみてはいかかですか?

部屋作りのコツがわかると、日々の暮らしがもっと充実するはずですよ。

参考:
https://www.daiken.jp/reform/article/20200228e.html

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