「約432時間」
これは、8月からインテリアコーディネーター資格試験に向けて勉強をスタートした私の勉強時間です(1次試験に300時間、2次試験に130時間)。
平日2時間、週末8時間の勉強を11月末まで続けました。
こんにちは。インテリアコーディネーターの組沢と申します。
新築注文住宅の設計事務所に勤めており、日々お客様との打合せを通して、素敵な空間を作るためのお手伝いをしています。
この記事では、インテリアコーディネーター資格試験にチャレンジしてみようかなと考えるあなたのために、資格取得のノウハウを全5回でお伝えしています。
前回の記事では、インテリアコーディネーター資格試験に合格した私の勉強法・教材・製図道具を紹介しました。
今回は、試験までの流れと勉強スケジュールをお伝えするとともに、どのくらいの勉強時間で合格できるのかを考えていきましょう。
試験までのスケジュールを立てよう!
独学の場合、まず試験の全体の流れを把握し、勉強スケジュールを立てることが重要です。2019年度インテリアコーディネーター資格試験の流れは以下の通りです。
時期 | 流れ |
---|---|
7月22日~8月29日 | 受験申込み受付期間 |
9月中旬 | 1次試験受験票の発送 |
10月13日 | 1次試験の試験日 |
11月18日 | 1次試験合否通知の発送・2次試験受験票の発送 |
12月8日 | 2次試験の試験日 |
2月中旬 | 2次試験合否判定通知の発送・資格登録開始 |
3月初旬 | 資格登録申請期限 |
3月下旬 | 資格登録証の送付 |
4月1日~ | 資格有効期間の開始 |
試験の申込みを忘れずにすること、1次試験後の自己採点で合格しているようだったら、1次合否通知を受け取る前に2次試験の学習を始めること、が大切です。
私は資格へのモチベーションが高まった7月下旬に、申込み・教材購入を済ませ、8月から学習をスタートさせました。
1次試験勉強スケジュール
資格試験勉強をしていた当時、私はそれまで勤めていた会社を辞め、昼間は建築知識とインテリアの知識を学ぶため、専門学校に通っていました。
そのため費やせる勉強時間は、授業が終わった後の平日2時間程度と週末のみでした。
私の1次試験までの勉強スケジュールを紹介します。
8月 | 第1週 | ハンドブック上下巻 流し読み |
---|---|---|
第2週 | ハンドブック上巻 章ごと読み→問題集→キーワード拾い | |
第3週 | 〃 | |
第4週 | ハンドブックで苦手な章を重点的に復習 | |
9月 | 第1週 | ハンドブック下巻 章ごと読み→問題集→キーワード拾い |
第2週 | 〃 | |
第3週 | 〃 | |
第4週 | ハンドブックで苦手な章を重点的に復習・二次試験の勉強開始 | |
10月 | 第1週 | ハンドブックで苦手な章を重点的に復習 |
勉強のポイント
- 流し読みには時間をかけないようにしましょう。
- 章ごとに読む場合は簡単な章から。
- 問題集は最新年度から対応している章の範囲を解き、できれば5年分やりましょう。
- 問題集を解いた後は、問題に出てきたキーワードが乗っているハンドブックの箇所をマーカーで印付けすることで、覚える箇所の優先順位がつけられます。
- ハンドブックの目次ページ、章タイトルの横に印をつけ、読んだ回数を付けておくと勉強漏れがなくなります。
2次試験勉強スケジュール
私は専門学校に通っていたため、幸いなことに図面やパースは見慣れていました。初心者の場合、まずは図面を理解するところから始め、製図道具を使い、真似をして描いてみることが2次試験突破のカギです。
勉強時間は1次試験と同じ約2ヵ月ありますが、手を動かして描くことが多いため、時間がかかります。
冒頭で私の勉強時間は432時間とお伝えしましたが、図面やパースに見慣れていない初心者の方はプラス100時間ほどかかることを想定しておきましょう。
可能な方は1次試験と並行して、2次試験の勉強を始めることをおすすめします。
以下は私の体験をもとに、初心者に向けたスケジュールを立ててみました。
9月 | 第4週 | 図面を理解する、2次対策用のテキスト流し読み |
---|---|---|
10月 | 第1週 | テキストで各図面の描き方を覚える |
第2週 | 図面を真似して描いてみる(平面図) | |
第3週 | 図面を真似して描いてみる(展開図) | |
第4週 | 過去問題を解く | |
11月 | 第1週 | テキストでパースの描く手順を覚える |
第2週 | パースを真似して描いてみる | |
第3週 | 過去問題を解く | |
第4週 | アイソメ/アクソメ 軽く練習 | |
12月 | 第1週 | 論文:2次対策テキストを読む、頻出のキーワードをハンドブックで拾う |
勉強のポイント
- 図面を理解するとは「スケール、方位、図面表現がわかるようになること」です。
- たくさん問題にチャレンジするのではなく、同じ問題を繰り返し真似する方が上達し、スピードも上がります。
- 過去問題を解く際には、最初は時間を気にせずに、慣れてきたら本番通りの試験時間でチャレンジしましょう。条件を見落とさないように注意すること。
- ハンドブックに記載してある最小スケールを覚えておくと、平面図作図の際に役立ちます。
- アイソメ/アクソメはパースより簡単で、出題頻度が低いため、各1回程度の練習でOK。
- 論文はインテリアコーディネーターとしての考えや住環境の問題に対しての意見を求められるので、ハンドブックで主張的な箇所があればチェックしておくと、論文のネタになります。あとは短時間で書けるよう、書くポイントをピックアップする練習をしましょう。
私の実体験を参考にしたうえで、あなたならどういう勉強スケジュールでインテリアコーディネーター資格試験合格を目指しますか?
とりあえずやってみる、チャレンジしてみるという気持ちは大歓迎ですが、行き当たりばったりで勉強する方法では、出題範囲の広いインテリアコーディネーター資格試験合格は難しいでしょう。
大切なことは試験日から逆算して、スケジュールを立て、効率よく勉強することです。
どうせやるなら、最低限の勉強時間で合格したいですよね。
次回はいよいよ最終回。
インテリアコーディネーター資格試験合格のためのコツをお伝えします。
机にかじりついて勉強するだけではない、日々の生活の中にもインテリアコーディネーター資格試験合格のコツはあるのです。
お楽しみに!
参考URL:
https://www.interior.or.jp/
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