「インテリアコーディネーター資格試験合格率 23.8%」 ※2018年度
難しそうだなと思ったあなた、大丈夫です。
そう思っていた私も、未経験から5ヵ月の学習期間で一発合格できたからです。
こんにちは。インテリアコーディネーターの組沢花(くみざわ はな)と申します。
新築注文住宅の設計事務所に勤めており、日々お客様との打合せを通して、素敵な空間を作るためのお手伝いをしています。
この記事では、インテリアコーディネーター資格試験にチャレンジしてみようかなと考えるあなたのために、資格取得のノウハウを全5回でお伝えしていきます。
第1回は、試験の概要と私が簡単・難しいと感じたポイントの紹介です。
インテリアコーディネーター資格試験概要
2023年4月 オンスク運営事務局注:
2023年度からインテリアコーディネーター1次試験にはCBT方式(テストセンター会場のパソコンで受験する試験形式)が導入されました。
以下表の赤字はその変更箇所です。
試験日 | 1次試験…9月半ば~10月半ばの期間から希望日を1日選択 2次試験…毎年12月の第1または第2日曜日 |
---|---|
受験資格 | 年齢・性別・学歴・職業・経験は不問 ※2次試験は、過去3年以内に1次試験に合格した方 |
受験地 | 1次試験…全国47都道府県のテストセンター 2次試験…北海道から沖縄まで全12地域 |
受験料 | 基本タイプ(1次試験→2次試験)…14,850円(税込) ※同一年度内に1次試験と2次試験の両方の受験を希望する方 1次試験<先取り>タイプ…11,550円(税込) ※1次試験のみを受験する方 |
1次試験は解答選択式の学科。2次試験は論文、プレゼンテーションです。
詳細は公益社団法人インテリア産業協会のホームページをご確認ください。
インテリアコーディネーター資格試験は簡単?難しい?
未経験からスタートする場合、1次試験と2次試験を比較すると、パースや展開図がある2次試験の方が難しく感じます。また、1次試験の学科においても、項目によって難易度には差があるでしょう。
しかし総合的にみると、私は簡単に感じました!なぜなら自分に合った参考書を使用し、ポイントを押さえて学習したからです。
インテリアコーディネーター資格試験の学習範囲は多岐に渡るため、公式テキストブックを頭から読んで、重要な箇所に線を引き、ひたすら暗記という学習方法はNGです。
私は簡単な項目から始めて成功体験を積み重ねることで、難しい項目にもスムーズにチャレンジできました。
では実際の試験内容はどういうものなのでしょうか。
具体的な試験の内容に触れながら、難易度を確認してみましょう。
1次試験について
1次試験は、インテリア産業協会が発行しているインテリアコーディネーターハンドブック上下巻から出題されます。
1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
3. インテリアの歴史に関すること
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
7. 環境と設備に関すること
8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
上巻は1から5まで。インテリアコーディネーターの仕事内容や住まいの歴史、色彩など、身近な話題で構成されているため、簡単に読み進められるでしょう。
下巻は6から9まで。木造住宅の構造や建築用語、法規などで構成されているため、上巻に比べると難しい内容になっています。
まずは上巻の好きな項目から始めてOKです。下巻では8から始めると簡単だと思います。
2次試験について
2次試験の内容は論文・プレゼンテーション。
論文は、お客様対応やインテリアの時事問題に対しての考えを、インテリアコーディネーターとしての立場から述べる課題です。
プレゼンテーションは、試験問題の条件を踏まえた図面やパースの作図です。
論文対策は、テキストに出てくるインテリアコーディネーターとしての正しい考え方を書けば、簡単に解答が作れます。またインテリアの時事問題は、ユニバーサルデザインや二世帯住宅など、頻出の話題があるため、過去問に目を通しておけば十分です。
一方プレゼンテーションは、平面図、パース、展開図などの描き方を習得しなければなりません。
私は未経験だったため、まずは図面を見慣れるところから始め、道具の使い方を身に付けながら、他の図面を真似して描く練習をしました。
1次試験後の2ヵ月で対策しましたが、問題の理解力、正確な図面表現、作図のスピードが求められるため、1次試験と並行して練習をするのに越したことはありません。
簡単・難しいと感じるポイントは人によって異なる
ここまで試験別、学習内容ごとに私が感じた難易度を述べてきました。
しかし学習する人によって得意不得意があるため、一概に言い切れない部分があります。
例えば暗記が苦手な人は1次試験の内容を覚えることに苦労しますし、イラストが得意な人は2次試験の方が簡単に感じるかもしれません。
だからこそ、まずはテキストブックや過去問題集をちょっとずつかじってみるのがおすすめ。味見しておいしい、意外とイケるぞと思ったらしめたもの。ぜひその項目から学習を始めてください。
次回はインテリアコーディネーター資格試験に対して、どのようにアプローチしていくのか、一緒に考えていきましょう。
資格スクールに通うのか、通信教育を受講するのか、それとも独学でいくのか。自分に合った方法で楽しく学習していくことで、モチベーションを継続できます!
お楽しみに!
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