「5万人が受かった、インテリアコーディネーター資格試験」
2019年7月16日時点のインテリアコーディネーター登録資格者数は57,904人。
実は、インテリアコーディネーターの合格者は結構多いのです。
こんにちは。インテリアコーディネーターの組沢と申します。
新築注文住宅の設計事務所に勤めており、日々お客様との打合せを通して、素敵な空間を作るためのお手伝いをしています。
この記事では、インテリアコーディネーター資格試験にチャレンジしてみようかなと考えるあなたのために、資格取得のノウハウを全5回でお伝えしています。
前回の記事ではインテリアコーディネーター資格試験の概要と、私が実感した試験の難易度についてお話ししました。
今回は資格試験合格に向けて、専門学校・通信教育・独学、3つの勉強方法を費用・時間の観点で比較し、各方法のメリット・デメリットもお伝えします。
インテリアコーディネーター資格試験合格を目指すあなたにとって、勉強法を選ぶ手助けになれば幸いです。
勉強法① 専門学校に通う
費用 | 昼間:初年度830,000~1,558,580円 夜間:65,650円~ ※初年度費用、教材などの別途費用が発生する場合あり |
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時間 | 2年~4年 |
費用が高く、通学の必要性もあることから、費用と時間の観点で見ると最もハードルが高い方法です。
しかし学校のカリキュラムやテキスト、講師が充実しており、建築業界について幅広く学べるため、インテリアコーディネーターだけでなく建築士の資格取得への道も開けることでしょう。
ちなみに2級建築士の受験資格は、専門学校を卒業した者または実務経験が7年以上の者に与えられ、1級建築士は2級建築士を取得している者に与えられます。
専門学校の場合、就職サポートも手厚いため、より本気で建築業界で働きたいと考えている方、費用と時間を確保できる方におすすめの方法です。
勉強法② 通信教育講座を受講する
費用 | 5万円前後 ※通信教育講座数社比較、教材等別途費用が発生する場合あり |
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時間 | 6~8ヵ月 ※通信教育講座数社比較、別途サポート期間もあり |
教材や添削費用を含めて5万円前後。月々の分割払いができる通信教育講座もあり、費用面でのメリットは多いです。
また受講期間も1年弱と専門学校の半分以下なので、時間的メリットもあります。
通信教育講座は種類が多いので、選ぶ際には比較のため、まずは資料請求をしてみましょう。費用に大きな差はないため、教材を確認し、動画学習や添削サービスがあるかどうかで判断しましょう。
教材は後に買い足すこともできますが、2次試験の学習には、動画学習や添削サービスがあった方がわかりやすいと思います。
勉強法③ 独学で目指す
費用 | 14,600円~ ※インテリアコーディネーターハンドブック上下巻、インテリアコーディネーター過去問題徹底研究上下巻を使用したする場合 |
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時間 | 数ヵ月 |
3つの方法の中で最も、低コストかつ短期集中的に資格取得を目指せる方法です。
表記載のテキストブックのほかに、2次試験用の道具や問題集を購入したり、通信教育を行う団体主催の模擬試験を受験したりする場合はもう少し費用はかかりますが、それでも費用メリットは一番多いです。
しかし独学の場合、学習計画やテキストの選択、勉強方法は自分で管理しなければなりません。
また建築知識を持たない初心者の場合、2次試験を独学で突破するのは難しいと思います。なぜなら図面の見方や、どこからパースを描くのか等がわからないからです。
さらに2次試験の出題範囲は毎年異なるため、偏った出題範囲を学習していると、本番の際にまったく歯が立たないという事態に陥りかねません。
おすすめ勉強方法は「独学+2次試験対策講座」
インテリアコーディネーター試験を経験した私がおすすめする勉強方法は、独学と2次試験対策講座の組みあわせです。
費用・時間的メリットが多く、チャレンジしやすい点が魅力です。
実は私自身は、専門学校に通って資格試験講座を週1回受講していました。
ですが、講師の授業が公式テキストブックを読み上げるだけのものだったので、これはためにならないと思い、1次試験の2ヵ月前から独学に切り替えました。
合格した今ならわかります、1次試験は独学で突破できると。
ただし、2次試験の独学合格は、前述のとおり初心者には難しいでしょう。
先述のように、初心者にとっては図面やパース等、見慣れない内容が多いためです。
2次試験については、まずは図面の見方や道具を使った線の描き方など基本的なところから学べる、単発講座や通信教育での学習がおすすめです。
今回はインテリアコーディネーター試験の勉強法について、専門学校、通信教育講座、独学、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
私のおすすめ勉強法は「1次試験対策は独学、2次試験対策は専門学校の単発講座または通信教育講座」です。
ですが、どの勉強法が自分に向いているのかは、過去の受験勉強スタイルを振り返ってみて決めましょう。
カフェや家で黙々とやるタイプだったのか、ビデオ講座を受講するタイプだったのか、予備校等で、大勢で授業を受ける方が性に合っていたのか。
次回は私の実際の勉強法や教材をご紹介します。お楽しみに!
参考URL
https://www.interior.or.jp/examination/ic/result/
https://shingakunet.com/searchList/ksl_senkaku/jl_ld010/jm_lc120/
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