住宅やオフィス、店舗、公共施設など様々な建物の内部空間を演出するインテリアコーディネーター。
インテリア関連の資格の中ではもっとも有名ですが、似たようなインテリア関連の資格がいくつかあるため、どんな資格なのかはよく知らないという人は少なくありません。
この記事では、インテリアコーディネーターという資格とその仕事について、全3回の連載形式でご紹介します。
第1回となる今回は、そもそもインテリアコーディネーターとはどのような資格なのか、関連資格との違いは何かについて紹介していきます。
インテリアコーディネーターとはどんな資格?
インテリアコーディネーター試験を開催している公益社団法人インテリア産業協会によると、インテリアコーディネーターとは「住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提案・助言を行う専門職」と定義づけられています。
内装や家具、照明器具、ファブリック、住宅設備といったインテリアについて「幅広い商品知識とプラン提案力をもとに、インテリア計画や商品選択のアドバイスを行う能力がある」と認められた人が有する資格です。
もう少しかみ砕いて言うと、「こういうインテリアの部屋にしたい」という顧客の要望を踏まえて、全体のバランスを見ながらインテリア商品を組みあわせるスキルを持っている人が所有する資格ですね。
店舗のディスプレイのように、ある1つのコーナーを演出するのではなく、1つの部屋全体や住宅などの、建物全体のインテリアを演出する。そんな視点を持っている人に、インテリアコーディネーターの資格が与えられるのです。
インテリアコーディネーターの類似資格にはどういったものがあるの?
インテリアコーディネーターは部屋や建物全体のインテリアをコーディネートしますが、それに近い資格はいくつかあります。簡単にまとめましたので参考にしてくださいね。
キッチンスペシャリスト
キッチンに特化して計画や提案を行う資格です。
キッチン本体に加えて食器棚やパントリーなどキッチン周辺のプランニングも行うことがあります。
照明コンサルタント
空間の雰囲気や用途にあわせた照明計画を提案し、適した照明器具の選定のアドバイスをする資格です。
インテリアエレメントの演出に欠かせない明かりを扱います。
カラーコーディネーター
色彩に特化した資格で、衣食住すべての分野において活躍できます。より系統的に色彩について学ぶため、コーディネートだけでなく商品開発や販促といった分野でも使えます。
いずれの資格も、インテリアコーディネーターとは密接な関係があり、複数所有している人も多いです。
インテリアコーディネーターは他の類似資格に比べて有利?
先ほど触れたように、インテリアの関連資格には様々なものがあります。こうした類似資格とインテリアコーディネーターの大きな違いは、空間全体を対象とした仕事かどうかという点です。
キッチンスペシャリストや照明コンサルタントはそれぞれ、キッチンや照明に特化した資格ですから、狭く深くというイメージですね。
対してインテリアコーディネーターは、仕事の中にキッチンや照明の計画が含まれていて、しかもそれぞれについてしっかりとした知識が求められます。
つまりインテリアコーディネーターは、空間全体の色、形、広さ、デザインといった様々な要素のバランスを見ながら演出ができるようになる資格なのです。
空間全体の演出ができるという点から考えると、他の類似資格よりも需要があると言えるでしょう。
次回は、インテリアコーディネーターの仕事の内容について紹介していきます。お楽しみに。
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